こんにちはプライベート歯科横濱 脇田です。
当医院は特に根管治療が専門というわけではないのですが、今まで他の歯科医師がやっている根管治療で、これは私にはできないと思ったことはありません。むしろ専門の医院で治療したはずの歯がこれは治ってないだろうと思うことがしばしばです。
歯の治療は「歯周病」、「虫歯」、「かみ合わせの強さ」の三つを必ずチェックする必要があるのですが、根管治療専門の医院は案外歯周病、かみ合わせに対する注意が甘いように感じます。まさに木を見て森を見ずと言いましょうか。
患者さんは顕微鏡があれば根管治療が上手だろうと勝手に思い込みますが、例えばこんな例を想像してみてください。
小学生が顕微鏡を見て歯のスケッチを描くのと、私が虫眼鏡で歯のスケッチを描くのとではどちらがうまいと思いますか?
「先生は歯の基本構造を知っているから顕微鏡のある小学生よりうまく描けて当然でしょう」
とほとんどの患者さんはそう答えます。
「まさにそれなのです」
構造、原理を理解すれば、極論ではありますが、ちょっと腕のいい先生であれば、ほとんどの根管治療は顕微鏡がなくても治すという目標は達成できます。まれなケースで、顕微鏡があれば確認できるかもということはありますが、なければできないというものではありません。
腕が同じ先生であれば、もちろん顕微鏡があった方がより精度の高い根管治療ができるでしょうが、その分全体を見るということが手薄になるでしょう。どういう立ち位置で治療することが自分に最適かを考えることも歯科医師の才能にかかっています。
ある一点に集中して、腕のいい先生というのは、専門以外は案外手薄になります。逆に専門というからにはそのくらいのレベルになければ、実は極められないのです。
みなさんは美術学校の学生が、絵が全員うまいと思ってらっしゃるでしょうが、専門家同士が見ると、「彼は彫刻の方がうまいね」とか「彼女は抽象画の方が才能があるね」とか、実は素人にはわからない、さらなる専門性があります。素人がみたら皆プロ級の写実画を描くのにです。
もちろんこれは高いレベルの話で、歯科でも「根管治療専門、顕微鏡あり」がびっくりするくらいまずい治療だったりします(少なくとも根管くらいは開けて病巣に薬剤が届くところまではできないと専門が聞いてあきれます)。私としては専門というからには、「世界の根管治療を見渡して、私よりうまい人はいあないなあ」と思うくらいでないとまずだめだと思っています。実は自分では頭2つくらい抜けて才能があると思っても、上には上がいますから。ただしこのくらいのレベルになるとそうめったにはお目にかからないとは思います。
私も自分の根管治療が世界で一番とは思えない以上、専門ということは言いませんが、どこの歯科医院でも抜歯と言われ、当医院に来院して8か月かかって根管治療した患者さんの歯が、今年8年経って問題ないですねとお伝えした時、
「あの3万円は安かった。今考えると少なくとも30万円の価値がありました」
と言われました。私としては3万円で十分なのですが
「そう言っていただけるとありがたいのですが、当時10万円かかりますと言われたら、Sさんも二の足踏んだんじゃないかと思うんですよね。もし本当に30万円の価値を認めていただけるのであれば、このエピソードをブログに書いていいですか?」
と私も次の患者さんにつながるようにと、そこは厚かましくお願いしました。
Sさんの許可をいただいたので改めて当医院の宣伝です。
「当医院は根管治療も案外お得です。」
こんにちは!
助手の神藤です^^
入れ歯を作りに行ったのに「先にこの歯は抜きましょう」と言われたり、
「先にこの歯は治療してください」と言われたりしませんでしたか?
でも、ちょっと待ってください。
歯を残すための治療ももちろん大事ですが、その治療1~2ヶ月後でも結果は変わらないかも。
だったら、本当は入れ歯を先に作って、治療する方がいいことだらけなんです。
今までの治療は「なぜ先に治療をするのか」
これからは「なぜ入れ歯を入れながら治療するのがいいのか」
知っておきたい入れ歯の新常識をご紹介します!
一般的になぜ治療が先なの?
それは、私たちが何気なく使っている「保険診療」のルールで作っているからなんです。
保険を適用させるには「これ以上、治療はありません。入れ歯の変更はありません。」
というくらい完璧に仕上げておかないといけません。
つまり、入れ歯の変更がある治療中は入れ歯をつくることができないんです。
でも、なぜ治療中に入れ歯ができないの?
実は、保険で入れ歯を作るのには規制があります。
その規制が「一度入れ歯を作ったら6ヶ月保険では作り直せない」というもの。
せっかく入れ歯を作ったのに治療して使えなくなると困りますし、
使えない入れ歯を「期間がすぎるまで使い続けてください」とは言えないですよね。
先に入れ歯を作ってしまうと治療する度に口の中が変わります。
その度、入れ歯を調整するのは難しいですし、とても手間と時間がかかります。
1日何十人も診ている保険の歯医者さんでは一人にそんなに時間を使うことができません。
なので、保険では先に治療をしたあと入れ歯を作った方がいいと判断されています。
だからって歯がないのは困る!
歯がないと、とても困りますよね。
お仕事や用事で人と会う機会がない人の方が少ないです。
奥歯だったらごまかせますが、前歯になってくるとそうもいきません。
たとえ奥歯だとして見た目はごまかせても何ヶ月も歯がない状態は決していい状態とは言えません。
かみにくさやほほをかむ原因にもなります。
だったら、どうしたらいいの?
まず、そのまま入れ歯を作りましょう!
全部の歯があるとしても、まずは入れ歯が先です。
どうしても痛みがあるときだけ、その日のうちに治療をしながら
入れ歯も同時に作ってくれる歯医者さんを探しましょう。
入れ歯も同時に作ってもらうことがとっても大切です。
これからは、入れ歯も治療も同時が常識!
入れ歯専門の歯医者では、治療中の歯があっても入れ歯を先に作って、
入れ歯を調整しながら治療するのが常識になってきています。
なぜなら、入れ歯を先に入れた方が私たちにとっても歯医者さんにとってもいいことだらけなんです。
歯は歯、入れ歯は入れ歯とわけてしまうとチグハグになってしまい、こんなはずじゃなかったってなる場合も。
こんなはずじゃ...を防ぐには、入れ歯と治療を同時進行ですることが大切です。
入れ歯と治療を同時にすると、いいことだらけ!
入れ歯と治療を同時にすることで通う回数を減らすこともできますし、
歯がないことを防げるので見た目もきれいなんです。
しかも、徐々に自分の歯が入れ歯に置き換えていくので、
いきなり歯並びが変わることも防げるため周りに入れ歯だって気づかれません。
何より、かみ合わせを守ることができるのが最大のメリット!
いかがでしたか?
入れ歯と治療を同時にすることは、かみ合わせを守ることができるため
自分の残っている歯へのダメージを最小限にすることができます。
つまり、歯にとってもやさしい方法なんです。
こんなにいいことだらけなら、同時進行で治療したいですよね。
ぜひ、入れ歯も治療も同時に進めてみてください。
まだまだ暑い日が続いていますが、助手の神藤に負けずブログを更新することにします。今回はインプラント希望の方に、当医院では必ず説明していることを書きたいと思います。
それはズバリ
「インプラントは歯学的にはOKかもしれませんが、医学的には間違った治療法です」というものです。また、なぜ歯学的にはOKなのかと言えば、「メリットがデメリットを上回るため採用している方法」だからなのです。
インプラントに関しての科学的根拠云々は、まったく意味がありません。未来永劫ノーベル賞を取ることもありませんし、ハイレベル科学雑誌にプラスの要素で掲載されることもないのです。本来の科学の正しい理論から外れていますので。
素人だから説明はできないけれど、人間の本能的な感覚でインプラントは危険!と感じておられる方が少なからずいます。その人たちの感覚は実は鋭いのです。
では何が医学的に間違っているのかを素人にもわかりやすく説明するなら、「人工物を中途半端に、一部を体内に入れ込み、一部を外に出しておく。」ということです。「境目はどうなっているのですか?」という疑問に対して嘘偽りなく説明するなら、「一生かさぶた状態」です。
「人工関節や心臓の人工弁なども、インプラントと同じチタン合金なので安全な素材なんですよ」という説明をする歯科医師は私からすると、「そこじゃないでしょう」と言いたくなります。体内にすべて埋め込んでしまえるものなら、チタン合金だろうが、セラミックだろうが、金だろうが、シリコンだろうが、ほぼ同列に安全な素材なのです。
一部が外に、一部が中にその境目は常に感染の危機にさらされていることが問題なのです。そこを説明すべきです。
私は、インプラント自体は歯科で必要なオプションだと思っていますが、患者さんには嘘偽りなく本当のことをお伝えしてから選択していただくべきではないかと思います。
こんにちは!
助手の神藤です^^
初めて入れ歯を入れることになったとき、とても不安ですよね。
そんな入れ歯ビギナーの方に知ってほしい3つのことがあります。
すでに入れてしまった方も抜歯する予定の方も後悔しないために知ってください。
そのままで入れ歯は作れる!
保険で入れ歯を作るとき「この歯は抜いてください。」そう言われることが多いと思います。
しかし、ちょっと待って!
入れ歯は歯を抜かなくても作ることができます。
激痛がなければ、そのままで一度入れ歯を作ってみてください。
でも、歯があるのにどうやって入れ歯を作るの?と思うかもしれません。
歯の部分をさけて、ベロ側だけにプラスチックで入れ歯のようなものを
入れることができちゃうんです。
まずは入れ歯の体験をして、そのあと歯を抜くか考えましょう。
冷静な判断ができないままで歯を抜いてしまうと大変なことになりますよ。
大切なのは型とかみ合わせ!
入れ歯はとてもシンプルです。
型とかみ合わせの2つさえ間違えがなければ、はずれにくいし痛みなくしっかりかめる入れ歯が作れます。
もちろん、入れてすぐなんでもかめるわけではありません。
入れてから調整が必要ですが、型とかみ合わせさえ間違っていなければ必ずかめるようになりますよ。
入れ歯は道具だと知る!
初めての方にまず知ってほしいのは、入れ歯はかむための道具だということ。
痛みなくかめるようになったら、入れられるかは自分次第です。
なので、不具合や気になるところがあるなら伝えることがとても大切。
使っていくと色んなところが気になると思います。
どうしてかめないのか、なぜ入れていられないのか。
気になるところはすべて伝えましょう。
もちろん、すべて解決できるわけではないかもしれません。
しかし、できないのには理由があるはずです。
しっかり確認して、諦めないで使ってみてください。
いかがでしたか?
入れ歯を作るにはまず「抜くと診断した歯は抜歯」すること。
それが保険で入れ歯を作るためのルールになっています。
歯医者さんも歯を残したいと思っていますが、今の保険のルールでは出来ないのが現状です。
しかし、保険外であれば抜かなくても、まず入れてみるという選択もできます。
もう歯を抜いてしまった方もいるかもしれません。
しかし、これから残っている歯を抜かないためにどうするかが大切だと思います。
まだ入れ歯の決心ができていない方もいますよね。
歯医者さんに言われるままに治療せず、セカンドオピニオンを選択してみてください。
こんにちは!
助手の神藤です^^
今の入れ歯も悪くないけど、もっと快適に過ごせたらないいのに...
そんな風に思いませんか?
実は、素材を変えるだけでグッと快適になるんです。
軽くて、丈夫で、身体にやさしい。
そんな夢のような入れ歯を作ることが出来ちゃうんです!
変えるだけでOK!チタンって何?
チタンは、骨折など身体の中に金属を入れなくてはならない場合の医療現場でも使われているくらい身体にやさしい素材。なので、金属アレルギーの方でも安心して使えます。
しかも、軽くて丈夫なのでとっても薄く加工することができるので、入れ歯作りに最適!
なんと0.4ミリまで薄くすることができちゃいます♪
口の中はとっても繊細!
歯と歯の間にネギの細いものが詰まるだけでも不快に感じますよね。
そのくらい口の中は敏感にものを感じます。
そんな繊細な口の中だからこそ、ちょっとの厚みが大きな厚みに感じます。
だからこそ、「薄さ」にこだわるのはとっても大切!
薄さにこだわろう!
今、お使いの入れ歯はプラスチック製?金属製?
入れ歯に使われている素材はたくさんあります。
そんな中でおすすめなのが「チタン」。
丈夫なので、薄く加工しても変形することがありません。
何より0.4ミリまで薄くできるのが魅力!
標準的なシャープペンシルの芯が0.5ミリなので、それよりも薄いんです♪
しゃべりやすくなる!
実は、薄さにこだわるとしゃべりやすくなります。
その理由が「空気の流れをジャマしなくなるから」なんです。
しゃべるときには空気の流れをジャマしないことが1番大切!
ベロで舐めてもジャマにならなくなるし、一石二鳥ですよね♪
なんとも言えないかみ心地!
チタンのいいところは、独特のしなりがあるところ。
丈夫なのに適度な弾力があるので、かみごこち抜群!
チタンの入れ歯に変えた方で意外と多い声が、
繊維質の野菜でも大きめのお肉でも食べられるようになりましたっていう声。
弾力があるので、なんとも言えないかみごこちがあり、かみやすくないそうです。
突然、折れたり曲がったりする心配もないので食事もより楽しくなりますよ♪
羽根のような軽さ!
チタンの入れ歯の重さは8グラム程度。
なんと、10円玉 2枚分より軽いんです!
一般的な金属の入れ歯が15グラム程度なので、
チタンの入れ歯にするだけで1/2になるんです♪
でも、見た目が...
チタンにすると口を開けたとき、チタン部分が見えないか不安ですよね?
見えるオモテにチタンが出ないように技工士さんがしっかり設計してくれるので大丈夫♪
口を大きく開けたとき、のぞかれない限りは絶対に見えません。
チタンの入れ歯に変えて快適に過ごそう!
素材をチタンに変えるだけで、こんなにたくさんメリットがあります。
しかも、今 使っている入れ歯と同じ設計で作ればいいだけなので、とっても簡単!
歯医者さんに通う回数も少なくて済むので、状態がいいときに変えるのがおすすめですよ♪
こんにちは!
助手の神藤です^^
作った入れ歯、長年放置していませんか?
自由診療で作っているし、見た目もきれいだし、発音も変じゃないし、痛みもない!完璧!!
なんて思って、そのまま放っておくと入れ歯だってバレているかもしれません。
かんだときクチュクチュ音がしている
入れ歯は使い慣れていくと畳の上に家具を置くと跡が残るように
入れ歯も歯ぐきに沈みこみ、よりピタッとして自分の歯のようになります。
しかし、それも数年使っていくと徐々に隙間ができてくる場合も!
今まで調子が良かったし、いつ頃からそうだったのか分からない不具合で多いのが
実は、食べ物をかんでいるときの音なんです。
入れ歯にすき間ができることにより、そこにヨダレと空気が入ると出てしまうクチュクチュ音がしてしまいます。
長年使っているとなかなか気づきにくいので、自分より先に周りに気づかれてしまっているかも。
定期的にゆるみやすき間を埋めてもらい、音がなる原因を減らしましょう♪
食べ物がつきやすい
ものを食べているとき、入れ歯に食べ物がくっついてしまって取れない!
なんてことありませんか?
長く使っていると食べ物や歯ブラシでキズついていきます。
どんなにきれいに歯ブラシでみがいても、そのキズは消えることはありません。
むしろ、やりすぎたり強くみがいたりするとキズの原因に。
指で触っても分かりにくいですが、ちょっとずつキズついて食べ物がつきやすくなってきます。
そのまま長年放っておくとキズはさらに深くなって、着色の原因にも!
蓄積した汚れや着色は歯科用の材料でもきれいに取れない場合もあります。
定期的にクリーニングとキズを消してもらい、きれいでツルツルの入れ歯を保ちましょう♪
ベロで触った感じもツルっとして、さらに快適になりますよ。
色がくすんでいる
定期的に汚れを落としてみがいても、5年以上使っているとくすみが気になってくる方がいます。
日々ちょっとずつ変化しているので気づきにくいですが、新品と比べるとだいぶ違います。
入れ歯の材料にもよって変わってきますが、プラスチックの部分にくすみが目立ちます。
一番目立つのが歯ぐき部分になるピンクのプラスチック。
黄みがかってきている場合くすんできている証拠!
定期的に診てもらっても材料の劣化はどうにもできません。
みがいてもらってもきれいにならなければ、そろそろ作り直しを検討してみて♪
この中に当てはまるとあやしい!
発音もおかしくないし、痛みもないし、見た目も満足の出来栄えだと入れ歯だってわからないよね!
と気がゆるんでしまいますよね?
どんなに使い慣れたもので快適だと思っていても微妙に変化しているので、自分では気づきにくいもの。
一度だけではバレませんが、何度も見かけるとバレる結果になることもあります。
あなたも気を付けて!
発音もしやすく、見た目も自然にしているとバレにくいですが、
それでも同じ入れ歯であることには変わりません。
今まさに長年使っているあなた、大丈夫ですか?
食事中、違和感のある音がしないか
食べ物が前よりくっつきやすくなってないか振り返ってみては?
痛みなどの不具合がないとなかなか歯医者さんに行かなくなってしまうと思います。
でも、入れ歯だってバレないためには定期的に診てもらうことも大切♪
せっかく作った快適な入れ歯、しっかり診てもらうことでずーっとバレずに過ごしましょう!
こんにちは!
助手の神藤です^^
今お使いの入れ歯、しゃべりやすいですか?
他人から聞き返されたり、聞き取りにくいと言われると残念な気持ちになりますよね。
何度も調整してもらっているのに、全然よくならない...私のせいかしら...
なんて思っていませんか??
入れ歯が大きすぎる。
入れ歯が大きいと口の中がせまくなります。
せまいと当然ベロが動かしにくいですよね?
そのため、うまくベロを動かすことができないので、発音もしにくくなってしまうんです。
歯並びが違う。
歯が長すぎたり、短すぎたり、前に出すぎたり、引っ込みすぎたり...
見た目が気に入っていたとしても、歯並びが原因で発音がしにくい場合があります。
空気が抜けるような感じがしたり、逆につまるような通らない感じがしたら
実は歯並びが原因かも!
入れ歯が外れやすい。
外れやすい入れ歯だと、ついベロでおさえるクセがついてしまいしゃべりにくくなります。
長年使っていると徐々にゆるんでくるので気づきにくいかもしれませんが、
もしかしたら、ゆるいせいかもしれません。
いかがでしたか?
歯医者さんでは「なれてください」と言われている方もいるかもしれません。
もちろん、入れたばかりはなれが原因の場合もあります。
しかし、1~2週間使っても改善しない場合は入れ歯の問題かも。
歯が抜けるとインプラントという選択もあるので、入れ歯が苦手な歯医者さんが増えてきています。
歯医者さんにも得意な治療があるので、入れ歯専門の医院に変えたら解決するかもしれません。
入れ歯を作る者として、患者さんの人体の一部として機能するような、そんな入れ歯が作れたら本望なのですが、人体の一部というのは、私はちょっと言い過ぎかな?と思いますので、
タイトルにありますように、使い慣れた包丁のような役割を担えたら、入れ歯としては合格ではないかと思っています。長年使ってきて、自然と手に馴染んでいて、自分が思うように何でもうまく切れるような包丁。そのような入れ歯になれば、きっと患者さんに喜ばれると思います。
入れ歯は、あくまで人工的な材料で作る物ですので、体のような有機的な生き物ではありません。
つまり異物であることは確かなので、入れ歯を使われている方の中には、ほとんど入れ歯をはずしていて、食べる時だけつけるとか、反対に、小さな入れ歯の人の場合には、見た目のためにつけているけれど食べるときにはずすという人も残念ながらいらっしゃるかと思います。
自分が作った入れ歯がそういう風にならないように、最新の注意を払って製作していますが、毎日使う道具の良し悪しは、作っただけでは難しくて、その後も患者さんのお話をよく聞いて、入れ歯に反映させていくというのが大切になります。
特に、入れ歯を1日中入れていられないという患者さんの場合には、できるだけコンパクトに小さくする努力が必要なのですが、普通の入れ歯の設計ではそのような入れ歯を作るのは難しいので、当医院では普通の入れ歯とは少々異なるデザインで入れ歯を作っています。
1日中つけていても不便を感じない、入れ歯を入れているのを忘れてしまっているという声をいただけるように、患者さん1人1人に合わせてオリジナルの設計で快適な入れ歯を目指しています。
こんにちは!
助手の神藤です^^
入れ歯を入れていると痛みがあったり、発音しにくかったり、かみにくかったり...
いろんな不具合を感じることってありませんか?
その不具合を先生に何度言っても良くならない...一体なんで?!
でも、何度も同じことを言うと先生に嫌われてしまうのでは...
なかなか言いづらいことを伝えないといけないことも多いですよね。
言いづらいこともうまく伝えて、快適な入れ歯生活を送りましょう♪
痛みがある場合
一番困る不具合は痛みですよね。
早くなおしてほしくて、とにかくみてほしい!って思うと思います。
×「傷になって痛いんです!ここ見てください。」
×「傷はなくても、ここがあたって痛いんです!」
これでなおせるものもありますが、すべてなおすのは難しいです。
ポイントは「どんなとき・どのようにすると・どこが痛いのか」
まずは自分でしっかり確認することが大切!
○「入れるとき、くちびる側のふちのあたりが擦れて痛みがあります。」
○「ギシギシかんだとき、ベロ側に痛みがあります。」
【チェックしたい項目】
・入れるときや出すときに痛みがあるか
・かまなくても痛みがあるのか、かむとき痛みがあるのか
・入れているとどのくらいの時間で痛みが出るのか
・カチカチかむと痛いのか、ギシギシかむと痛いのか
・ベロ側・ほほ側など、どのあたりが痛いのか
一つずつ確認すれば、自分がどのようなとき・どこが痛いのか分かりますよね♪
出し入れするときの痛みは傷にならない場合があるので、こすれる部分を指で教えると早くなおりますよ。
大体、上記5つのチェック項目で先生は調整する場所を変えているので、しっかり具体的に伝えて痛みをなくしましょう!
しゃべりにく場合
続いて多いのは、しゃべりにくさ。
入れ歯だとバレたくないとき厄介ですよね?
×「とにかくしゃべりにくいんです。」
これだけでは、異物なので...慣れてくださいと言われてしまうかも。
ポイントは「どの行や言葉がどんな感じでしゃべりにくいのか」「何が気になるのか」
まずは、自分でいろいろ発音して確かめよう!
○「サ行やラ行がひっかかる感じがしてしゃべりにくいです。」
○「しゃべるとき上のあごのところがベロにあたって気になります。」
【チェックしたい項目】
・しゃべる以前に異物感はどうか
・口の中が極端にせまく感じるか
・しゃべるとき、どの行やどんな言葉がしゃべりにくいのか
・ベロがひっかかったり、あったたりするのか
・息や空気が抜けるような感じや通らない感じがする
どれにあてはまりましたか?
そもそも入れるだけで気になっているようでしたら、まずは気にならないようにしてもらいましょう。
どの行・どの言葉など、ちょっとした発音なら当日のうちに良くなりますが、息や空気の抜け方・通らない感じだと、もしかしたら歯並びの問題かもしれません。
大きな修正が必要な場合があるので、どこが気になっているのか確認しておしゃべりを楽しみましょう♪
かみにくい場合
その次に多いのはかみにくいという不具合。
自分の歯のようにかめないのは分かっていても、いろんな食事を楽しみたいですよね。
×「かんでるんだけど、なんか違うんです」
×「こっちがかんでないんです」
何となく言いたいことは分かっても、これではそんなものですよと言われてしまうことも...
かんでないやあたってないという表現だと紙一枚が抜けないと「かんでいます」と言われてしまいます。
ポイントは「同時にかんだとき局所的に強くあたっていないか」「なにが食べにくいのか」
○「同時にかむと右だけあたってしまってかみにくいです。」
○「右がかみやすいので、左も同じ高さにしたいです。」
○「繊維質な野菜などが食べにくいです。」
【チェックしたい項目】
・高いと感じでいるか、低いと感じているか
・同時にかみ込んだとき左右で局所的に強くあたっているところはないか
・どんな食べ物がかみにくいのか、食べにくいのか
・ひっかかる感じがして、あごが動かしにくくないか
・あごがすべってしまって、かめない感じがしないか
実は、正しいかみ合わせというものは存在しないんです。
まずは標準的な作りでかみ合わせを作るので、何となく違うと感じる方が多いみたいです。
自分がかみやすい位置を表現することが重要になります。
上記のチェック項目に当てはまらないのにかみにくい場合は、かみ合わせではなく素材を変えるだけで良くなるケースもあります。
しっかりかめるようになって、外食も楽しみましょう♪
こんにちは!
助手の神藤です^^
入れ歯になると入れているだけでも疲れてしまうときありますよね?
そんなとき違う設計の入れ歯をもう一つ持つだけで快適になりますよ。
入れ歯はわずらわしい?
入れ歯になると異物が入るわけですから、もちろん何もない状態よりわずらわしさを感じると思います。
でも、できるかぎり快適に過ごしたいですよね?
そんなとき用途に合わせて、2つの入れ歯を使い分けるといいですよ!
どうやって分けるの?
入れ歯専門の歯科医院でお好みに合わせた設計を2つしてもらいましょう!
しっかりかみたい。上あごを無くしたい。より薄くしたい...いろんな希望があると思います。
希望に合わせて、どんな入れ歯を持つといいのか、しっかり相談しましょう。
人気ナンバー1は?
一番人気は「しっかりかめる入れ歯」と「快適さに特化した入れ歯」
しっかりかめる入れ歯にするには、入れ歯自体をしっかり丈夫に作る必要があります。
自分が思っているよりもしっかりかみ込んでいる方がとても多いので、
かみにくいものにも対応した入れ歯にしましょう。
お肉やフランスパンなどもしっかりかめると友人との外食もこわくありません。
なので、1つは「しっかりかめる入れ歯」で食事を存分に楽しみましょう!
食べるとき以外は快適に過ごしたいですよね。
だって、食べるときより何もしていない時間の方が多いんです。
上あごもなくして、幅もより少なく、厚みもより薄くすると快適度がだいぶ違います。
普通の食事には心もとないですが、柔らかく粘着性のないケーキやクッキーなどでしたら
快適な入れ歯でも十分楽しめますよ。
いかがでしたか?
入れ歯は何か一つ特化するとどこかに欠点ができてしまいます。
薄くすれば強度が足りなくなり、強度を強くすれば快適度が下がり...
入れ歯は強度と快適度の中間で作るのが一般的ですが、メガネとコンタクトを使い分けるように入れ歯も用途に合わせて使い分けるとより快適に過ごすことができます。
保険診療で2つ作ることはできませんが、より快適に過ごすためにもう1つ自由診療で作ってみませんか?
極限まで快適にすると着けていないような不思議な感覚が味わえますよ!
こんにちは。
助手の神藤です^^
削った後もツルツル!ピカピカ!
仮歯や入れ歯を調整した後、ザラつきが気になりませんか?
歯医者さんも研磨をしてくれますが、どうしてもザラつきが残ってしまいます。
実は、歯医者さんの研磨と技工士さんの研磨はやり方が違うんです。
なので、技工士さんに研磨してもらえばツルツル!ピカピカ!!
舌触りで是非、体感してほしいです!
歯がないままでは帰しません!
抜歯したり、治療したりすると歯がないまま帰されてしまうことありますよね?
仕事があったり、友人と予定があったり、歯がないままなんてイヤ!!って思いませんか??
特に同時にごっそり歯が抜けてしまったり、抜かなくてはならない場合 目立ってしまいます。
そんなとき技工士さんさえいれば、その場で歯をつけられるので歯がないままなんてことはありません!
こればかりは、歯医者さんには出来ない技術です。
見た目がバッチリ!
隣合ってる歯の色が合わない。本当はこんな歯の形はイヤ...見た目であきらめてしまうことありませんか?
かぶせ物や入れ歯を作っているのは技工士さん。
作り手が直接お話を聞いたり、見たりした方が良いものが作れると思いませんか?
技工士さんは歯単体ではなく口元も顔全体も確認して、歯の出し方や向き・形をバランスよく考えています。
技工士さんしか思いつかないような「もっと良くなる方法」を独自で持っているんです。
いかがでしたか?
最近は技工士さんが常駐していない歯科医院が増えました。
歯医者さんでは出来ないわけではないけど、技工士さんに任せればより良くなることがたくさんあります。日常の中で気になっていることは、実は技工士さんさえ常駐している歯科医院なら気になっていないかも知れません。
是非、技工士さんが常駐している歯科医院を選んでください。
先日、入れ歯の患者さんで、前歯を数本抜いて、入れ歯に歯を追加する仕事がございました。
だいたい1時間半~2時間あればできる仕事なのですが、前歯というのは、見た目の要素が非常に大切ですので、患者さんの口元にバッチリ似合った歯並びになるように、集中してお作りしました。
前歯の場合、唇の形やほっぺたのふくらみなどの影響で、微妙に調整しないとうまく並ばないですし、私の経験だけで並べてから、「はい、これで完成しました」というわけにはいかないですので、仮に並べた状態で実際に口の中に入れて、よくチェックしてもらっています。
そのチェックも大きな問題なく患者さんからOKをいただいて、最終的にきれいな入れ歯に仕上げて帰っていただいているのですが、抜いた歯の部分は約1週間でハグキが少し締まってきますので、今度は歯ぐきを院長に追加してもらわないといけません。
1週間経って、その方が来院された際に、案の定、少しハグキにすき間を感じますと言われましたので、院長がすぐに修正をし、何の問題もなく帰られたのですが、帰り際に、助手の子に、「主人から、入れ歯なのに、すごく自然に見えるね。天然の歯のように見えるよ。」と言ってくださったようです。
こういうお言葉が入れ歯を作る技工士としましては、非常にうれしいお言葉です。
自分にできる範囲の中で精一杯仕事をして、患者さんに気に入ってもらえるようにという思いだけでやっております。
当医院に来てもらったからには、やはりこれまで以上の満足感を得て帰っていただきたいですし、患者さんの注文や希望にも可能な限りお応えできるように、努力していく所存でいます。
患者さんに感謝!(ご主人様にも感謝!)
こんにちは。
助手の神藤です^^
通院中の歯医者さんには歯科技工士さんが常駐していますか?
実は、技工士さんがいる歯医者さんに変えるだけで思い通りの見た目にする方法があるんです。
それは、技工士さんに会うこと!
審美歯科であっても、技工士さんに口元を確認してもらうことをおすすめします。
今の前歯、気に行ってる?
かぶせ物にしても、入れ歯にしても前歯って気になりますよね。
なんとなく今の前歯がしっくりこない...気に入らない...
でも、どこが悪いのかわからない!
そんなときはその前歯が顔の輪郭や唇に合ってないのかもしれません。
そもそも技工士さんって何者?
歯科技工士さんは、詰め物やかぶせ物・入れ歯を作る人だと思ってもらえれば分かりやすいと思います。
お使いの詰め物やかぶせ物は、歯医者さんではなく技工士さんが作っているんです。
つまり、製作・加工のプロ!
歯の形や色味の感覚は技工士さんの方がとっても高い技術を持っているんです。
では、同じ技工士さんが作っているのに、なぜ合わないのでしょうか?
顔の形と歯の形が合っていない
顔の形は、ざっくり4パターンに分けることができます。
丸顔、面長、三角、ベース、それぞれ髪型と同じように似合う歯の形が違います。
自分にピッタリ合う歯の形が見つけるのが、一番大切なんです。
情報が少ない。
技工士さんは、歯医者さんからもらう模型からかぶせ物や入れ歯を作っています。
情報があまりにも少ないと作れるものが制限されてしまうので、
自分に合うものではなく一般的なものしか作ることができません。
つまり、歯医者さんが口の中全体の型をとって、より多くの情報を技工士さんに伝えてあげることが大切になります。
技工士さんが常駐していない。
ほとんどの歯科医院は技工士さんが常駐していないため、外注して作ってもらっています。
すると、患者さんと技工士さんが対面することができないので、顔やくちびるの形を確認することができません。
なので、自分に合った形にアレンジするには技工士さんに会うことがとても重要になってきます。
いかがでしたか?
自分に似合ってる歯が分かっている方も少ないですし、歯医者さんに直接お話することができる方って少ないと思います。
そんなときは是非、歯科技工士にお任せしてみることをおすすめします。
こんにちは。
助手の神藤です^^
やっと入れ歯も作ったし、これで不具合ともおさらば!
って思っていたのに痛みが続いてしまうことってありますよね。
毎週毎週、調整に行っているのに少しも良くならない!なんで?!
って思いませんか?
そんな続いている痛みの原因、実は歯医者さんのせいかも?!
入れ歯のフィットが悪い。
一番多い原因がゆるすぎたり、きつすぎたりフィットが悪いこと。
靴を買ったとき、サイズが合っていなくて靴擦れをした経験はないですか?
入れ歯も同じように合っていないと靴ずれのようにすれてしまいます。
では、なぜそんなことが起きてしまうのか。
実は、歯医者さんの「型取り」が原因だったんです。
ただ型を取るだけなので簡単そうに見えるのですが、
かぶせ物や詰め物と違い範囲が広いため、とっても難しいんです。
すみからすみまできれいに取れたものとそうでないものでは、着け心地が全く違います。
均等に力を加えることによって、きれいな型になるので技術が必要なんです。
かみ合わせが悪い。
作ったばかりの入れ歯は高めに設定するので、まずは高いと感じでいるのは大丈夫。
その後 痛みがある場合、どこの歯医者さんでも傷になっていないか確認しますよね。
このとき入れ歯専門では、傷があるからといって内面からは調整しません。
骨の形状でどうしても削らないといけない場合以外は、かみ合わせで調整するのが入れ歯専門では常識!
せっかくピッタリ合った入れ歯なのに内側を削ってしまうと隙間ができてしまいますよね?
隙間ができると擦れたり、食べ物が入ったりする原因になるので、
強くかみすぎているところがないか確認します。
そのため「どんなとき痛みがあったのか」しっかりコミュニケーションをとることが大切です。
入れ歯の置く位置が悪い。
口の中の粘膜には、入れ歯が置けるところと置けないところがあります。
ざっくりですが、やわらかく動く粘膜には入れ歯を置くと痛みが出る場合がほとんどです。
すき間がなくても、やわらかい粘膜が動くとこすれる原因になります。
なので、動く粘膜を避けて作るのがポイント!
これは型ではわからないので、技工士が調整するのは不可能です。
お口の中を歯医者さんがしっかり見極めて調整しないと良い位置に置くことはできません。
入れ歯は入れられることが大切!
週1回、3ヶ月続けてみても痛みが少しも改善しないようであれば
もしかしたら、調整するポイントが違うのかもしれません。
いかがでしたか?
今回は3つご紹介しましたが、他にも原因はたくさんあります。
ポイントをおさえれば、痛みは改善できます。
ですが、見極めや設計が難しいのが入れ歯。
せっかく作るのでしたら、痛みなく快適に過ごしたいですよね!