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つけて良い入れ歯というものはありません。入れ歯は異物です。犬や猫などの動物に入れたら、どんな名医が作ったものでも吐き出すでしょう。本来そのくらい不快なもののはずなのです。人間には理性があり、社会生活で必要であるということと、噛むための道具として必要であるということを理解しているからつけていられるのです。またその刺激が癌を引き起こす可能性すら否定は出来ません。入れ歯を含め、歯科治療は、利点と欠点を天秤にかけたとき利点の方が欠点をはるかに上回るため行っていると考えてください。そのため、患者さんの理解が無いと、うまくいかないものなのです。特に入れ歯の場合には異物感の強い人や、神経質過ぎる人、面倒くさがりの人にはその欠点の方が大きくなるため、あまり向かないかもしれません。そのときにはブリッジやインプラントも選択肢に入れる必要がでてきます。快適さの絶対値から言えば、快適な入れ歯などありえない話で、もしそんなものがあれば、多くの人が歯を抜いて入れ歯にするでしょう。もちろんつけていることを忘れるくらい、良いものではあっても、それは正確には比較的快適なだけであると言うべきかもしれません。
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