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 入れ歯作りで難しい症例の中で、歯ぐきの山の少ない下の総入れ歯の患者さんがいらっしゃいます。
 歯ぐきの山がしっかりとしていて歯ぐきも丈夫であった場合には、入れ歯でもかなり物も食べられて問題なく過ごされている人は多いのですが、合わない入れ歯をずっと使われていたり、歯が抜けても入れ歯をしてこなかった人の場合に、歯ぐきの山がほとんどなく、しかも歯ぐきが非常に弱っているような症例の人がいます。

 このような症例の患者さんは、入れ歯作りが非常に難しくなります。
 歯ぐきの山がないので、入れ歯が止まらず左右にフラフラと動きやすいです。お茶などの飲み物を口に含んだだけで下の入れ歯全体が浮き上がってきます。
 例えて言えば、水に浮かぶ舟のような状態です。歯ぐきの山がないので仕方ないのですが、食べ物はかなり食べにくいだろうと思います。

 そしてかみ合わせの調整が非常に重要になってきます。
 かみ合わせしか安定を得ることができないと言ってもいいかもしれません。
 歯ぐきだけでなく、頬や唇などの周りの筋肉も多少は手助けになりますが、上下の正しいかみ合わせが、入れ歯を安定させるうえで一番大切な要素になってきます。
 この調整にはしばらく時間もかかるでしょうし、痛くなく落ち着いて食べ物がかめるようになるには、患者さんの努力や忍耐力も必要となってくるかと思います。左右上下のバランスを考えて、絶妙なかみ合わせの調整をやっていただけるようにしてください。



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