目次一覧へ 手を抜かず、時間をかけて治します
「試せる入れ歯」が落ち着きましたら、虫歯や歯周病の治療が必要な患者さんは、そこからはじめて治療に入っていきます。1本の歯の治療も、すべて入れ歯につながるものですから、じっくり相談のうえ確実に丁寧な治療を行います。この時にも「試せる入れ歯」の噛み合わせを壊さないように少しずつ治療していくことが基本です。
また私は1本の歯の根の治療に8ヵ月かけたこともあります。私が「治すことができる」と言った以上、どれだけ時間をかけても治す方法を考えます。保険診療では使えない薬でも、効果のあるものであれば使います。
歯を1本でも多く残せるように工夫することは、歯科医師にとって入れ歯作りと同様に非常に大切なことですので、決して手を抜くことはありません。
治療のない方は、そのまま終了となり、その後はメンテナンスに移行するか、あるいは、さらに快適な入れ歯に進むかを検討していただいています。
◀前ページ l 次ページ▶ 「 「試せる入れ歯」完成・調整 」 「 金属床入れ歯の型どり・噛み合わせ・歯並び 」
「入れ歯治療の新発想」
第1章 「逆転の発想」から考える入れ歯治療
第3章 日本人に合った理想の入れ歯とは
第4章 入れ歯作りの真髄 私の入れ歯作りに対する取り組
第5章 患者さんの本音に答えます
- Q.先生、ホントにホントに合うんでしょうか?
- Q.「試せる入れ歯」とは、仮の入れ歯ということでしょうか?
- Q.針金が見えるのも歯並びも気に入らないのですが?
- Q.金属床の入れ歯だと、金属の銀色が見えてしまうのでは?
- Q.金属床入れ歯「ディアレスト」って何ですか?
- Q.どうして金属でないとダメなの?
- Q.最初から金属床の入れ歯はできないの?
- Q.自由診療は、保険診療と違って、なぜこんなに費用が高いの?
- Q.自由診療だと一体いくらかかるの?
- Q.先生は、インプラントはやらないの?
- Q.悪い歯を抜かないで入れ歯はできますか?
- Q.試せる入れ歯の期間中に
- Q.若いのに、前歯を失ってしまいました
- Q.先日、奥歯を1本抜いたのですが
- Q.歯周病だと、入れ歯になりやすいですか?
- Q.入れ歯だけでなく、歯の治療もやってもらえるのですか
- Q.今使っている上の入れ歯は調子がいい
- Q.総入れ歯なのですが
- Q.もし入れ歯にどうしても慣れなかったら