入れ歯のかみ合わせの調整-入れ歯ならプライベート歯科横濱(横浜)|20年以上の実績(自由診療)

プライベート歯科横濱 医院ブログ

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入れ歯のかみ合わせの調整

技工士の関戸です。

 

院長の指示で患者さんの入れ歯の調整をよく行うのですが、私の調整方法は、至ってシンプルです。

 

歯医者さんは、診療台のヘッドレストに患者さんの頭をつけるような形で調整されたり、あるいは、さまざまな理論や手法で独自の調整をされたりましますが、私は、いつも患者さんに、「自宅で食べているようなつもりでかんでください。」とお伝えしています。

 

といいますのも、入れ歯はまず普通に食べられるということが一番大切で、『普通に食べる』という状態は、おそらく自宅でリラックスしながら食べている状態が一番近いと考えています。

 

ほとんどの方が、一生涯の間で食べる場所として一番長いのは、自宅のいつもの椅子に座って食べるという状態じゃないかと思います。テレビなどを見ながらであったり、あるいは、家族とおしゃべりをしながら、ムシャムシャと無意識に食べるというのが、いわゆる普通に食べる状態と思っています。

 

それで診療台ではなく、個室の待合室のソファーに座っていただいた状態で調整を繰り返していきます。最初な慣れない患者さんも、何回も繰り返し続けて調整を行っていく中で、コツをつかまれて、私も調整しやすくなって行きます。

 

今まで『意識してかむ』ということを多くの方はやられていませんので、少し意識をしていただきながら、それでもリラックスしてかんでいただきます。

 

調整していく中で、患者さん自身がかみ合わせが良くなっていくのを感じられますし、慣れた患者さんでは、ご自身でこのくらいがいいと言われる方もいらっしゃいます。

 

調整しながら、いろいろ話を聞かせていただける患者さんもいらっしゃいますし、私も今まで聞いたことがないような入れ歯の話をいろいろお話したりします。非常に充実した、真剣勝負の楽しい時間です。

 

患者さんに入れ歯で普通に食べていただけるように、日々精進するのみです。

コロナ下でも入れ歯治療に来ていただき感謝いたします。

年明けから、このコロナの状況下でありながらも、たくさんの患者さんから電話やメールにてご連絡をいただいています。ありがとうございます。

 

その中の多くの患者さんは、保険で作った入れ歯では痛い、食べられない、噛めない、異物感が大きいなどです。その次に多いのが、見た目が気に入らない、つまり、審美性が良くないというものでした。また、しゃべりにくいという発音の不具合を言われる患者さんもよくいらっしゃいます。

 

そのような不具合をしっかりお聞きして、ご要望どおりに丁寧に新しい入れ歯を作り直しますと、とても喜んでいただけます。女性の患者さんの場合に多いのですが、もともとの天然の歯の時に近いように、歯並びを改善して作りますと、入れ歯とは思えないような自然な感じになるので、満足していただけます。

 

痛い、食べられない、噛めない、異物感が大きい、しゃべりにくいという入れ歯の機能性の問題と、見た目が悪い、審美性を改善してほしいという入れ歯の審美性の問題。

 

この2つの問題が入れ歯ではとても重要になってきまして、この2つとも満足していただけるような入れ歯を提供できるように日々尽力しています。

 

1人として、同じ顔の人がいないように、1人として、同じ口の中の状態の患者さんはいらっしゃいません。難しい症例の患者さんもいますが、そこをなんとか乗り越えて、満足して使っていただきたいと考えています。

 

最近では、インプラントをすすめる歯医者さんも多いと思いますが、インプラントは大きなリスクもあります。入れ歯でも充分機能しますし、むじろ、入れ歯のほうがいい場合は結構ございますので、ぜひ試してみてください。

 

 

 

 

今年も一つ一つ丁寧に入れ歯を作り上げて参ります。

新年明けましておめでとうございます。

 

プライベート歯科横濱の本年最初の診療が始まりました。

昨年、コロナが継続している状況でありながら、多くの患者さんにご来院していただき感謝申し上げます。今年も、変わらず、丁寧な診療、そして、丁寧な入れ歯作りを続けていきたいと思っています。

 

技工士の身ではありますが、気遣いの優しいお言葉をかけてくださる患者さんに応えるべく、本年も満足してもらえる快適な入れ歯を目指して、努力していく所存です。どうぞよろしくお願い致します。

入れ歯のメンテナンス

今年も残り2週間ほどになりましたが、コロナ下でありながらも、治療やメンテナンスにご来院くださいまして、ありがとうございます。

 

入れ歯はあくまで人工物でありまして、毎日使い続けている中でどうしても経年劣化していきます。ただ、少しづつ変化しているだけなので、患者さんにとっては、まるで変化していないように感じるのも無理はありません。しかしながら、3年も5年もそのままの状態を維持し続けていくことは非常に難しいものです。

 

治療後、だいたい半年から1年すると、なんらかの変化があることが多いです。そのため、メンテナンス期間をおおよそ半年として、ご案内しております。

 

入れ歯の中で特に変化するのは、かみ合わせの部分です。

多くの患者さんは、左右のどちらかで強くかんでいますので、その部分を中心に歯のかみ合う表面がほんの少しづつすり減っていきます。自動車のタイヤが数年かけてすり減っていくようなイメージです。自動車の場合は、タイヤ自体を交換しなくてはいけませんが、入れ歯の場合には、すり減った人工の歯だけ交換する方法もあれば、すり減った部分だけ材料を追加して高くして修復する方法もございます。

 

作り手の技工士としておすすめしますのは、歯自体の交換をするのが一番ですが、すり減った部分だけの追加修正するだけでも結構だと思います。費用は少しかかりますが、良い材料もありますし、修正時間も長時間かかりませんので、それでも充分かなと思います。

 

何より、高さがすり減ったままで使い続けることは、かむことだけでなく、ハグキにとっても良くないですし、口の中全体のバランスが崩れ、残っている歯に大きな負担をかけることにつながりますので、そういった意味でも入れ歯のメンテナンスは大切になってきます。合わない入れ歯や、かみ合わせの悪い入れ歯を使い続けることは、長い目で見て非常にリスクがあります。

 

 

コロナ下のために、来院を控えている患者さんもたくさんいらっしゃるかと思います。ですが、一度きちんとセットされた入れ歯をできるだけ長期間、安定して使っていくためには、ぜひともメンテナンスには来ていただきたいと考えます。ちょっとしばらく行っていないという方は、何か悪い症状がでる前にメンテナンスに行くことで、ひどい状態にならない形で処置できることは実は多いです。年明けにでも機会をみて、歯の点検、入れ歯のメンテナンスに来てください。

 

つけ心地のいい入れ歯

技工士の関戸です。

 

だいたいほとんどの方は、肌着やパンツなどは1日着ていられると思います。靴下やメガネとなると、さすがに帰宅されたり、寝る時にははずされていることが多いと思います。

 

この、ほぼ1日着けていられるという状態が、入れ歯づくりでも大切なポイントになります。

 

入れ歯は肌着や靴下などのような生地でできているわけではなく、プラスティックと金属で主に作られています。

 

ですので、単純に、柔らかくなく硬いですし、口の中で完全に固定されているわけではなく、出し入れできるように、やや動きのあるものになります。それが歯ぐきという弱い粘膜の上に触れていますので、異物感があっても決しておかしくない代物です。

 

 

上下とも総入れ歯となると、使いこなすために、それなりにトレーニングも必要ですので、ご自身の努力も大切になってきます。

 

作り手の技工士としましては、できれば、パンツのような感覚で1日中つけていられるような入れ歯を提供できたら、それはとても理想的です。

 

「着けている感覚がしないよ」とか、「もうこの入れ歯なしではいられないの」というお言葉をたまにいただくこともありますが、でも丸1日着けていらっしゃるのかな? なんて、ふと思うときもあります。

 

入れ歯は、ご自身の天然の歯ではないので、どこまで自然に近づけるかが勝負になってきますが、パンツのレベルくらいに快適で自然で違和感のない入れ歯を目指して、これからも作っていきたいと思います。