横浜中区の入れ歯なら高品質な治療のプライベート歯科横濱

コロナで入れ歯のメンテナンスもできない

技工士の関戸です。

 

今年はコロナで大変な状況になりましたが、その中でも多くの患者さんに来院していただきまして、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。

 

幸い、当医院は、2006年(平成18年)の開業以来、入れ歯を専門的に扱うこともありまして、患者さん同士ができるだけ顔を合わさないで済むように、患者さんの待合室をもともと完全に個室にしていることもあるかと思いますが、それほどキャンセルもなく、皆様、来院してくださいました。ありがとうございました。

(ちなみに、誰にも気を遣わず、待合室も診療室も完全個室にして、プライベートな空間で、プライベートな診療を受けて欲しいという意味も込めて、医院名もプライベート歯科横濱となっております。)

 

ただ、ご年配の患者さんの中には、当医院まで来られる道中の、電車や駅などでの感染の問題もありまして、半年に一度のメンテナンスを控えられる患者さんはいらっしゃいました。

 

「本当はメンテナンスに来たかったの。」とか、やっぱり「半年に一度くらいは診てもらわないと、入れ歯の調子が変わる」というお言葉を聞きまして、コロナの問題は非常に大切ではありますが、ステイホームで毎日家の中で食事をする際に、入れ歯に不都合があると、これもまた大変な状況ではありますので、来られた患者さんの入れ歯に関しましては、できるだけ問題なく、このお正月の期間も過ごせるように、調整させていただいております。

 

入れ歯は、日々使っていく中で、特に咬み合う面がすり減ってきます。これを追加したり、変更したりして定期的に調整しなくてはいけないのですが、なかなか今年のコロナの期間には、調整できていない患者さんもいらっしゃいます。ここはご本人の判断で来院していただいているのですが、非常に難しい問題です。

 

年が明けて来年もしばらく、このような状況は続くかと思いますが、できるだけ密にならないように対応しておりますので、体調が良い時に、ぜひメンテナンスにもご来院ください。今年一年間、どうもありがとうございました。

歯がグラグラしている

技工士の関戸です。

 

「歯がグラグラしているのですが、どうしたらいいですか?」というご質問は、診療中でも電話などでもよく話されます。

 

一言で言いますと、グラグラの度合いに寄るということになるかと思いますが、これまでの患者さんの傾向から申し上げますと、抜かなくてもいいくらいのグラグラ具合の患者さんは、かなりいらっしゃいます。

 

その中で、当医院の院長に診てもらう前に抜いてしまっている患者さんも当然多くいらっしゃいますが、できましたら、抜く前に一度、当医院を受診してもらいたかったというのが本音です。

 

もしかしたら、入れ歯にする際に、有効的な利用方法があったかもしれません。歯というのは、抜いてしまえば、もうどうしようもないものですから、本当に抜く以外に方法がない場合を除いて、あわてて抜かないことをおすすめします。

 

多少グラグラしていても、よりしっかりと入れ歯をとめるために、歯の土台があるということは、とても大切なことです。ブリッジや差し歯にすることはできないような、弱った歯でも、入れ歯を製作する際には、かなり大きな助けとなる場合があります。

 

ところが、入れ歯にあまり詳しくない、得意ではない歯医者さんの場合、入れ歯を作るのに邪魔だから早めに抜いてしまう場合があります。多くの歯医者さんは、歯の治療に力を入れていまして、入れ歯を専門的に力を入れている歯医者さんは1割もいないと言われます。

 

ぜひ良い入れ歯を入れる時には、入れ歯を専門的に扱う医院で、入れ歯に合わせた治療もできる歯医者さんに依頼してください。その時には、急がず、じっくり考えて取り組んでください。

 

1本の歯が抜けたことはきっかけで、次から次へと抜けていき、最終的に総入れ歯にまですすんでしまう可能性もないわけではありません。総入れ歯は、どこにも固定することができないので、大変な状態になる症例もございます。

 

できるだけ今残っている歯を大切にしながら、入れ歯とうまく共存して生活していっていただきたいので、入れ歯も質の高い、良い入れ歯を作られることをおすすめします。

 

 

入れ歯か、ブリッジかで悩んでいる人は多い。

技工士の関戸です。

 

当医院に初診で来られる患者さんの中に、入れ歯にすべきか、ブリッジにすべきかで相談に来られる方は非常に多いです。

 

結論から言いますと、どちらも経験してみたら、はっきりと答えが出るということになります。

保険診療ではこのようなことは残念ながらできないですが、自由診療の場合、費用はかかるものの、実際にやってみてから、最終決断ができます。

 

毎日毎日使っていく大切な歯ですから、長い目で見て、じっくり検討するのが一番の早道です。

あわてて決めてしまった場合、数年後に後悔することも考えられます。

 

治療には、入れ歯のことを考えた処置もあれば、ブリッジのことを考えて行う処置もありますから、後戻りできない処置をしてしまった場合には、どちらかを選択するということができなくなってしまいます。

 

基本的には、入れ歯を経験してから、あまりよくなかった場合に、ブリッジの治療へ方向転換するケースが多いようです。入れ歯を使っていて、問題なければ、入れ歯のままで快適に過ごせます。入れ歯がどうしても使いづらければ、ブリッジを体験して、ブリッジに変更することも可能です。

 

はじめから、あわててブリッジの処置を行った場合には、入れ歯にはできなくなり、ブリッジしかできないこともありますので、どちらか悩んでいる方は、まずは入れ歯をおすすめします。

 

1箇所だけではなく、その他にも不安な歯はある場合には、それらも含めて、口の中全体を考えて取り組むことが大切ですので、一度、自由診療専門の院長の診断を受けられてはどうかと思います。決して後悔することはないと思います。

主に、右でかむ方が7~8割。左でかむ方が2~3割。

入れ歯専門技工士の関戸です。

 

当院で入れ歯を作られる患者さんの、入れ歯でのかみ方をよく観察していますと、だいたいの方が右側で食べ物をかむ習慣があるようです。それも、奥歯の手前の方でかむような動かし方をされていることが多いです。

 

普段、われわれは食べ物をかむ時に、意識して右側でかんだり、左側でかんだりはしないで、ほとんど無意識のまま、今までの習慣でかんでいると思いますが、左右どちらかで強くかんでいる患者さんがほとんどです。

 

左右をバランスよく均等にかんでいる患者さんというのは、非常にまれです。あるいは、奥歯ではかまないで、前歯でしかかんでいないという患者さんもいらっしゃいます。

 

それくらい、かみ方には、それぞれの患者さんで癖があります。ただ、大きめの入れ歯を使われている患者さんの場合には、食べ物をかむ時には、少し意識して、いつもと反対側でもかむように心がけていただけますと、入れ歯の歯のすり減りも減少され、左右差も広がることがなく、入れ歯自体の変形もしにくくなるかと思います。

 

入れ歯は、あくまで人工物ですので、長年つかっていたり、日々強くかんだりしていくと、どうしても経年劣化してすり減りや変形を起こしていきます。プラスティック製の入れ歯ですと、特にそのひずみが大きくなります。

 

だからと言って、必要以上に意識して、左右バランスよくかまなければいけないかと言いますと、そうではありません。無意識に自然にかんでいただいていいのですが、たまに、食べ物が口の中でこなれてきたら、反対側でもかんでもらいたいということです。

 

かみやすい側でかむ方が、食べ物はおいしいですから、ご自身のかみやすい側を基本としてかみながら、たまには、意識して反対側でもかんでみるというくらいがいいかと思います。

 

 

 

 

歯の根がダメになった時

技工士の関戸です。

 

近くの歯医者さんで、この歯はもう根がダメになっているから抜かなくてはいけません。そして抜いた後は、インプラントか入れ歯になりますと言われて、インプラントは怖いので、入れ歯で検索して、当医院にご連絡をいただくというケースがよくあります。

 

歯医者さんに根がダメになっていると言われたら、誰でも抜くしかないと思ってしまいますが、必ずしも絶対に抜かなくてはいけないわけではなく、万が一にも残せる場合も実はままあるのです。

 

歯の根は、歯によって1~3本の根があります。そのうちの1本の根だけがダメだからと言って歯を抜いてしまうのではなく、その他の2本が大丈夫であれば、その残りの2本を生かして治療を行い、入れ歯を止めるために利用したりすることも可能となります。

 

ダメだからと言ってすぐに抜いてしまわないで、一度、他に方法がないか検討していただきたいです。

 

自由診療で治療する場合には、かなり自由に、いろいろな方法を試しながら治療ができますので、ご自分の歯をできるだけ残したいとお考えの方は、一度、当医院の院長に診てもらうのもいいかと思います。

 

保険診療の枠内ではできないような方法で、少しでも良い方向で治療がすすめられるならば、最善のことだと思います。

 

当院では、入れ歯をおすすめすることが多いですが、入れ歯もきちんと計画して治療をすれば、負担もリスクも非常に少ない方法ですので、ぜひ試していただきたいです。

 

1本の歯の治療をきちんと行うと、その後、それ以上に悪くなって行きにくいと、実感しています。

反対に、1本の歯の治療を怠ると、その後、そこから2本、3本と広がって行っているような気がします。

その辺りをどう判断して、治療に取り組むかは、日々の患者さんの動向を見ていて、結構重要だと感じています。