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2016年6月18日

入れ歯を入れると骨が痩せる!?

 「歯が抜けて入れ歯を入れると、顎の骨が痩せてくるの」という情報を信じて疑わない患者さんがいるようですが、結論から言えば、ありえません。
 適度に力がかかるところに、むしろ骨というものは増えるか維持されるのが生物学の当たり前ですので、適合のいい入れ歯であれば、答えは明らかに「骨は痩せない」です。ちなみに合わない入れ歯を入れたら「適正な力」とは言えないため、ひょっとしたら痩せることもあるかと思いますが、それですら、証明することはとても難しいのです。

 まず、そもそもの問題として、入れ歯を入れて骨が痩せることを証明できるでしょうか?ということですが、答えは「NO」です。

 誰もが否定できない証明方法は、総入れ歯の人に右(あるいは左)半分だけの入れ歯を入れて、もう半分はそのままにしておく。そして左右を比較して結果を判定する。ということができれば確実でしょうが、現実問題として不可能です。
 
 ただし、机上の理論ではありますが、半分だけ骨を痩せさせる、つまり「メスを入れずに骨の形を部分的に改造する」ということはまず相当難しいと思われます。
 逆にできるものならやってみてくださいというレベルです。おそらく素人的にもあり得ないことが分かっていただけるかと思います。

 一般の患者さんのみならず、専門家と言われる人ですら、他人の間違った情報を信じがちです。本当は専門家も何もわかってはいません。
 もちろん私も含めてです。ですが、誰もわからないことを他人の意見ではなく、自分なりに勉強して結論付けていく訓練をすれば、他人の間違った知識に、鋭くメスを入れることは簡単なことなのです。
 要は本当の学問を積み重ねないとだめということです。
 小学校の計算ドリルをひたすら極めても、それは学問とは言えないのです。


 ではこの入れ歯を入れると骨が痩せるというのはどこからくるものでしょうか?

 「その歯科医師の経験から」

がその答えです。ですので、私から言わせていただくと、そもそもそういった歯科医師は入れ歯作りが本当にうまいのでしょうか?という疑問があります。

 

  

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2016年6月16日

奥歯の入れ歯

奥歯が1本ない患者さんは非常に多くいらっしゃいます。

そのまま抜けたままにしている人も多いでしょうし、保険診療の歯科医院で、部分入れ歯やブリッジをすすめられて、治療された方も多いと思います。

最近では、インプラントをすすめる歯医者さんも多いので、1本の奥歯にインプラントをされている人もいるでしょう。

奥歯は、物をかむというのがやはり一番の役割ですので、しっかりかめるものを選ぶのは、当然のことと思われます。

強くかめる順番で言えば、①インプラント②ブリッジ③部分入れ歯になると思います。

そして、前回ブログで書きました、当院のセキトデンチャーは残念ながら④番目になるでしょう。
しかしながら、このセキトデンチャーを一度試しに入れてみると、もうこれで結構ですという患者さんも少なからずいらっしゃいます。


抜けた部分の歯に求めることとしまして、歯医者さん側は、かめること・見た目・歯並びのため・他の歯を守る・はぐきがなくなっていくことを防ぐ、などいろいろあると思います。

しかしながら、当の本人である患者さんは、歯医者さんほど求めていない場合がよくあります。

ただ見た目が回復されればいいだけで、何よりも見た目を第一に希望される患者さんは多いです。

あるいは、歯が無い所に何もしないのは良くないので、何かしたいのだけれど、とにかくあまり大げさな治療は受けたくない。忙しくて何度も通わないといけないのは無理だという人もいます。

また、普通の歯医者さんで部分入れ歯を作ったけど、入れ歯のハリガネの締め付け感やハリガネ部分に食べ物がはさまるのが嫌だという声は非常に多いです。

他には、ブリッジにしたのでよくかめるのはいいのですが、前後の歯をかなり削ったと思うので、今後が大丈夫か心配ですという意見もよく聞きます。

患者さんが言われることは、まさにその通りで、現実に毎日過ごされている中で実感されていることですから、私は正しい答えだと思っています。
そして、その思いをかなえる仕事をわれわれはしないといけないと思っています。

医療者であるこちら側の一方的な考えや方法ですぐさまやっていくのではなく、よく患者さんの思いを聞いて、相談して、試行錯誤しながらベストなものを提供できたならば、お互いにとって良いものになると言えます。

そのような中で、セキトデンチャーは生まれました。

入れ歯を入れている異物感が嫌な患者さんに、こんな入れ歯しかできないというのではなく、それならばもっとコンパクトにして、最短・最小の入れ歯にすれば、入れ歯を入れている感覚がなくなるのではないかと思いました。

普通の歯医者さんや技工士さんが見れば、なんだこれ?という代物かもしれませんが、この入れ歯で十分数年間過ごされていて、定期的なメンテナンスに来られていますが、特に問題があるようなことはございません。

歯にとって、やさしい入れ歯ですので、多少ゆるみが出ることはありますが、少し修正すれば何のことはないのです。

大がかりな治療をして、強い入れ歯を入れたり、ブリッジにしてもいいのですが、そこまでしなくても過ごせる入れ歯が当医院にはあります。

1本や2本の入れ歯で悩まれている人はぜひ当医院の入れ歯を試してみてください。


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2016年6月13日

世界最小最軽量の入れ歯

くわしく調べたわけではないのですが、おそらく世界最小・最軽量の入れ歯である セキトデンチャーのページを追加アップしてもらいました。ページの一番下のほうです。
http://www.ireba-yokohama.com/1010dearest/


4~5年前から当院で、数十人の患者さんに使用していただいています。

前後にある、健康な天然の歯をかなり削らないと作れないブリッジが嫌な患者さん。

また、保険診療でも自由診療でも、ほとんどの歯医者さんで作る普通の設計の入れ歯は、基本的に入れ歯を支えるために前後の健康な歯を削って入れ歯を作ります。それが嫌だと思う患者さんが、わざわざ当医院を調べて訪れてくださいます。

このセキトデンチャーを使っている患者さんの多くは、入れ歯を着けている感じがほとんどしないと言ってくださいます。

1本の入れ歯というのは、若い方から、年輩の患者さんまでいろいろな患者さんがいますが、自分の健康な歯を歯医者さんで削りたくないという思いは皆さん同じようです。

近くの歯医者さんでブリッジや入れ歯をする前に、一度、セキトデンチャーをぜひお試しください。
(ちなみに、セキトデンチャーという名前は、脇田院長が名付けてくださいました。)

1本だけではなく、2.5本分まで今のところ成功しております。
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most minimum partial denture

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プライベート歯科横濱
院長 脇田一慶

院長 脇田一慶

医院サイト:
https://www.ireba-yokohama.com/

入れ歯治療は、歯科治療の多様な診療技術が盛り込まれた、いわば歯科治療の真髄ともいうべき分野です。私は、研究者として入れ歯や歯科治療について知り尽くしていると自負し、将来を見据えた価値のある入れ歯治療に取り組み、現在も日々研鑽し学び続け、常に最善の治療をご提供できるように努力しています。

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