先日、入れ歯の患者さんで、前歯を数本抜いて、入れ歯に歯を追加する仕事がございました。
だいたい1時間半~2時間あればできる仕事なのですが、前歯というのは、見た目の要素が非常に大切ですので、患者さんの口元にバッチリ似合った歯並びになるように、集中してお作りしました。
前歯の場合、唇の形やほっぺたのふくらみなどの影響で、微妙に調整しないとうまく並ばないですし、私の経験だけで並べてから、「はい、これで完成しました」というわけにはいかないですので、仮に並べた状態で実際に口の中に入れて、よくチェックしてもらっています。
そのチェックも大きな問題なく患者さんからOKをいただいて、最終的にきれいな入れ歯に仕上げて帰っていただいているのですが、抜いた歯の部分は約1週間でハグキが少し締まってきますので、今度は歯ぐきを院長に追加してもらわないといけません。
1週間経って、その方が来院された際に、案の定、少しハグキにすき間を感じますと言われましたので、院長がすぐに修正をし、何の問題もなく帰られたのですが、帰り際に、助手の子に、「主人から、入れ歯なのに、すごく自然に見えるね。天然の歯のように見えるよ。」と言ってくださったようです。
こういうお言葉が入れ歯を作る技工士としましては、非常にうれしいお言葉です。
自分にできる範囲の中で精一杯仕事をして、患者さんに気に入ってもらえるようにという思いだけでやっております。
当医院に来てもらったからには、やはりこれまで以上の満足感を得て帰っていただきたいですし、患者さんの注文や希望にも可能な限りお応えできるように、努力していく所存でいます。
患者さんに感謝!(ご主人様にも感謝!)
こんにちは。
助手の神藤です^^
通院中の歯医者さんには歯科技工士さんが常駐していますか?
実は、技工士さんがいる歯医者さんに変えるだけで思い通りの見た目にする方法があるんです。
それは、技工士さんに会うこと!
審美歯科であっても、技工士さんに口元を確認してもらうことをおすすめします。
今の前歯、気に行ってる?
かぶせ物にしても、入れ歯にしても前歯って気になりますよね。
なんとなく今の前歯がしっくりこない...気に入らない...
でも、どこが悪いのかわからない!
そんなときはその前歯が顔の輪郭や唇に合ってないのかもしれません。
そもそも技工士さんって何者?
歯科技工士さんは、詰め物やかぶせ物・入れ歯を作る人だと思ってもらえれば分かりやすいと思います。
お使いの詰め物やかぶせ物は、歯医者さんではなく技工士さんが作っているんです。
つまり、製作・加工のプロ!
歯の形や色味の感覚は技工士さんの方がとっても高い技術を持っているんです。
では、同じ技工士さんが作っているのに、なぜ合わないのでしょうか?
顔の形と歯の形が合っていない
顔の形は、ざっくり4パターンに分けることができます。
丸顔、面長、三角、ベース、それぞれ髪型と同じように似合う歯の形が違います。
自分にピッタリ合う歯の形が見つけるのが、一番大切なんです。
情報が少ない。
技工士さんは、歯医者さんからもらう模型からかぶせ物や入れ歯を作っています。
情報があまりにも少ないと作れるものが制限されてしまうので、
自分に合うものではなく一般的なものしか作ることができません。
つまり、歯医者さんが口の中全体の型をとって、より多くの情報を技工士さんに伝えてあげることが大切になります。
技工士さんが常駐していない。
ほとんどの歯科医院は技工士さんが常駐していないため、外注して作ってもらっています。
すると、患者さんと技工士さんが対面することができないので、顔やくちびるの形を確認することができません。
なので、自分に合った形にアレンジするには技工士さんに会うことがとても重要になってきます。
いかがでしたか?
自分に似合ってる歯が分かっている方も少ないですし、歯医者さんに直接お話することができる方って少ないと思います。
そんなときは是非、歯科技工士にお任せしてみることをおすすめします。