« 2019年11月
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
2016年10月19日

解剖学は役に立つ学問です

 みなさんは解剖学と言えばお医者さんしか知らない、専門中の専門領域と考えておられるかもしれません。
 私自身、大学院の研究室が解剖学講座であったため、学生教育に必要な知識として、いわゆる専門以上の指導的立場の勉強をしてきました。
 
 しかしこれもおかしなもので、素人に毛の生えたレベルの院生が、研究の傍ら(本業は研究ですので)、基本は教科書を読んで実習を積み重ねていくという地道な勉強を続けていくだけなのです。何か区切りになるような「全国統一解剖学者認定資格試験」なるものがあればいいのですが、残念ながら、そういった指標はありません。追求すればするほど詳しくなるのですが、これでいいのかな?という不安があるのが正直なところです。場合によっては勘違いして理解していることもありますし、専門家でも見解の違いがあります。間違いを正してくれる人もほとんどいません。

 教科書程度はほぼ暗記になりますが、教科書に書いてあることを学生に説明してもおそらくわからないことだらけです。立体構造と機能を説明するのは相当に勉強していなければ、自分自身の言葉で、身近なものに置き換えて相手に説明することは大変難しい事なのです。
 
 ところが現在、この道を極めたところで、医者になるのに直接関係ないと考えている(みなさんここ大事なところです)医学部、歯学部の教授が多いため、基本的な教育以外、この分野はすでに力を入れて極める人のいない不人気講座です。
 
 医学部の解剖、歯学部の解剖に残って解剖を極める方は今や全国探しても、数えるくらいしかいません。私の時代にはそれでも新潟大学医学部の熊木先生や、熊本大学医学部の児玉先生がいらっしゃったので、少ないながらもまだまだ勉強できたと思います。
 要はお金にならないから人気がないというのが一番の理由だと思います。

 解剖を知らないお医者さん、歯医者さん。

 まあ歯医者さんはいいのかもしれませんが、私としては基本的な解剖を知らないから、ひょとしたら正確ではない結論を導くとすら思っています。

 例えば認知症に関して

 「噛むことにより認知症が防げる。噛むことは脳への刺激になる。」まあ、あながち間違いとは言えないですが、噛むための神経って脳神経の三叉神経1本(枝は3本ですが)をせいぜい駆使する程度。私からすると、「噛むことより、舌を使うことの方が余程の脳神経使うんじゃない?」と訴えたいくらいです。そもそも噛むことではなく。「舌で食べ物をまとめる、味わう、飲み込むことの方が重要なのでは?」と思います。
 
 味覚も含めて舌を使うためには、舌咽神経、舌下神経、顔面神経、三叉神経(舌神経)の4本の脳神経を駆使します。さらに飲み込むことに関して言えばこれに延髄の反射、迷走神経が加わります。脳への刺激というなら格段に舌を巧みに使うこと飲み込むことの方が重要ではないでしょうか?こんなこと研究しなくても少し考えただけで、おおよそ想像がつきます。

 この研究をした先生は、噛むということと、味わって食べるということを区別して実験したかどうかは、はなはだ疑問です。実験によっては噛むことと結論づけられるでしょうが、未来人は顎が小さくなるという予測に矛盾しちゃいないですか?とすら思います。脳が発達すれば顎が小さく進化するのは、物理解剖学的には当然のことだと思います。つまり脳を使えば、噛むことは自然と制限されるはずなのです。噛むことは本当に脳に大いに影響しているのでしょうかね?
 顎が大きな動物が賢いとみなさん思いますか?

 そう考えると「よく食べられて、良く寝られたら健康」という単なる昔の人が言ってきたことを改めて言われてもねえ・・・と言った感じになりませんかね。

 解剖をちょっと勉強すれば、わざわざ研究しなくても答えが出てくるのもがあるような気がするのですが・・・。どなたか反論があればよろしくお願いします。

Google +1
2016年10月 4日

患者さんに聞いてみた!自由診療のメリットとデメリット。

こんにちは!
助手の神藤です^^

歯科で「自由診療」ってインプラントや白いかぶせ物のことだけだと思っていませんか?
実は、どの治療も自由診療で治療することができるんです。
そこで今回は、自由診療で治療するメリットとデメリットをご紹介します♪



メリット

  1. 自分の選んだ治療だけできる!
    当然と言えば当然なことですが、歯医者さんに行くと意外と別のところも治療されたりしませんか?
    削りたくない歯を削ったり、まだ抜きたくない歯を抜かれてしまったり...
    自由診療で治療すればそんな必要はありません!
    自分で選択できるのが自由診療の一番のメリットですよ。


  2. 自分の好みにできる!
    歯並びや歯の形、気に入っていないのに本歯にされてしまったことありませんか?
    自由診療なら歯並びも歯の形もトコトンこだわれます!
    気に入っていないのなら、まずお話だけでも自由診療の歯医者さんに行ってみるといいですよ♪


デメリット

  1. 費用が高い。
    自由診療は保険と違って、料金が歯医者さんによって異なります。
    同じ素材、同じ治療であっても実は細かいところが違うのが歯医者さんのこだわり!
    歯医者さんをしっかり見比べる必要があります。


  2. 時間がかかる。
    保険の歯医者さんは飛び込みの患者さんもくるのでゆっくり時間が使えないのが本音!
    自由診療であれば、じっくり診察してくれるけどその分時間もかかります。
    歯医者さん自身がこだわりが強いせいでなかなか治療が進まないなんてことも。




いかがでしたか?
自由診療でなくとも治療できる症例はいっぱいありますし、費用が高い・時間がかかるなどデメリットももちろんあります。でも、発想を切り替えて!
費用が高いのは、それだけこだわりがあるということ。
じっくり診察をしてくれるのは、しっかり考えてくれているっていうこと。
保険では出来ないあなたに合ったオリジナルの治療をしてくれますよ♪
急いでいるなら「〇月〇日に終わりたい」なんてリクエストもOK!

ただ、診察の度に費用がかかるのは考えものですよね?
「総額いくらなのか」「どうして待たないといけないのか」「どういう治療をしているのか」
あなた自身でしっかり理解する必要があります。

保険診療も自由診療も上手に使ってお得に思い通りの治療をしよう!
せっかく高い費用を払うのであれば、どんな治療だったのかしっかり覚えましょう。
その分、歯科の知識も増えて保険で治療するときも失敗しなくなるなんて特典も♪
知識も増えれば、これは保険これは自由診療なんて自分で選べるようになりますよ。

Google +1

プライベート歯科横濱
院長 脇田一慶

院長 脇田一慶

医院サイト:
https://www.ireba-yokohama.com/

入れ歯治療は、歯科治療の多様な診療技術が盛り込まれた、いわば歯科治療の真髄ともいうべき分野です。私は、研究者として入れ歯や歯科治療について知り尽くしていると自負し、将来を見据えた価値のある入れ歯治療に取り組み、現在も日々研鑽し学び続け、常に最善の治療をご提供できるように努力しています。

Google +1