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2017年2月27日

自然な歯並びの入れ歯

「今まで使っていた入れ歯の、歯の大きさはいいと思うのですが、きれいに並びすぎていて、なんだかいかにも作った歯のように見えるので、もう少し自然な口元に見えるような歯並びにできませんか?」
と言われる患者さんがたまにいらっしゃいます。

保険診療で作る入れ歯や歯科技工所に依頼して技工士まかせで作った入れ歯の場合、患者さんの口元を実際に見ることはないので、どうしても規格どおりのきれいな歯並びになってしまいます。

それはそれで、きれいに整然と並んでいるのですが、どうも患者さんの口元になじんでいない感じがすることが多いです。

口もそうですが、くちびるも、ほほも、左右対称の人はほとんどいらっしゃいません。
なので、歯並びも、くちびるや口元、顔のイメージに合わせて、少し左右で変化をあたえたほうがしっくりなじみます。

1人1人の患者さんに合わせて、アレンジを加えて並べていくと、顔立ちや口元にあった自然なイメージの歯並びに近づいていきます。

決してもともと生えていた歯の位置にならんだほうが自然に見えるわけではありません。そういう方もいますが、もともとの位置というのは、かなり複雑な歯並びになっている場合が多いので、もう少しより素敵に見えるようにしながら、でも人工的な感じにならないくらいに調整するのが大切なところです。

そして入れ歯の歯並びは、面白いのですが、患者さんが使われて行くなかで、どんどん顔になじんでいきます。まさに、新しい入れ歯に、口もくちびるも舌も適応していっているという感じです。人間の適応力は本当に不思議なくらい、すごいものです。

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2017年2月21日

前歯を変えると印象が大きく変わる

入れ歯でも差し歯でも、上の前歯を新しく作り替えるときに、それまでのイメージよりも、明るくきれいな歯に変えると、顔の印象がかなり変わります。

患者さんの多くは、もともとの歯よりも少しだけ白くてきれいな歯を求める傾向がございます。大きく変わることはちょっと抵抗があって嫌だけれど、少しきれいになることはぜひそうしたいという希望が多いです。

なので、私が入れ歯の歯を並べたり、差し歯の仮歯を作るときにも、そのような点に気をつけて、患者さん1人1人の顔立ちのイメージに合わせたものを作るようにしています。

1度作って入れたあとに、患者さんから、もっとこうしたいとか、こんな感じにできるか、と言われたことに、適宜お答えしています。

うちの医院では直接患者さんの口元をじっくり見ながら作り上げていけるのでありがたいのですが、直接見ないで作っている技工士さんは大変だろうなといつも思います。

どう考えても、百聞は一見に如かずと言われるように、見て作ったほうが早くて正確で、なんとも言えない味が出せると思います。
患者さんのお話している言葉の微妙なニュアンスもつかめます。

歯科医院の診療室でドクターに対して、うまくしゃべることができる人も少ないですので、できるだけ気軽な感じでおしゃべりできたらいいと思っていますし、数回お会いすることで、患者さんの意図している本心をつかめるように耳をそばだてています。

それでも100%聞くことはできていないと思いますので、入れ歯も差し歯も何がなんでも一回でうまく行かせようとは考えず、ただただ患者さんの希望を理解するようにしながら、みんなが納得できる歯になるまで試行錯誤しております。

そうして最終的に、ここに来てよかったと言っていただけることが一番うれしいので、その目標に向かって日々努力するのみです。

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2017年2月20日

口紅がうまくひけない

入れ歯にしてから、口紅がうまくひけなくなったという女性の患者さんがたまにいらっしゃいます。

これは一概には言えないのですが、まず入れ歯の前歯の歯並びが良くないために何らかの影響を与えている可能性が高いと私は考えています。

それで、ドクターの指示で前歯の歯並びをいろいろ変えてみます。使っている歯の大きさや形が良くない場合もあるでしょうが、だいたいは、歯が本来あるべき位置よりも少し奥に並んでいること、あるいは、平面的に立ち過ぎていることが原因の場合が多いです。

なので、歯を少し外に振った感じに並べ直しますと、唇が以前よりも厚めに見えるようになって、口紅がひきやすくなります。どれくらい唇を見せるかは程度によるのですが、しゃべっても邪魔にならず、唇が歯にくっつかないで、スムーズに動かせる範囲内でできるだけ外に振るようにすれば、大丈夫かと思われます。

ただし、唇や歯並びは個人差がありますので、誰でもうまくいくとは限りません。
入れ歯では難しい方もいらっしゃいますので、こちらとしましては、可能なだけ努力させていただくということになります。


他に、入れ歯の影響で口紅がひきにくい原因として考えられますのは、入れ歯のかみ合わせの高さが低いために、口元がクシャっとつぶれたような状態になっている場合があります。
長年使っている入れ歯の場合には、歯の部分がかなりすり減ってきていますので、上下の高さが低くなっていることがよくあります。そのような入れ歯の場合、全体が低くなっていますので、唇が余っているような状態になります。

入れ歯の歯の高さを変えるか、入れ歯自体をもう一度、かみ合わせから作り直すのが一番いいかと思われます。応急処置的に歯の高さを変えても、すぐにすり減ってきますので、改善するならば、しっかりと改めて入れ歯の歯をすべて入れ替えるか、入れ歯自体を作り直すかのどちらかをおすすめします。

この場合、時間も費用もかかりますし、普通の歯科医院では歯をすべて入れ替える作業は1日でできないと考えられます。
技工士がいる歯科医院にて、上下の歯を入れ替えるのも半日ほどはかかると思いますので、よくご相談されて決めていただくのがいいと思います。

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鼻の下をふくらませたい ほうれい線をなくしたい

入れ歯の患者さんから、鼻の下のところをもう少しふくらませてもらえないかと言われることがあります。
あるいは、年をとったからかもしれないですが、ほうれい線が出てきて、これをなくすことはできないかと聞かれる方もいます。

入れ歯でどこまで希望にそえるかわかりませんがとお断りしつつ、できるだけ良い感じになるように、仮の歯並びの段階で修正を加えていきます。

鼻の下の部分は、前歯の上の歯ぐきの部分になりますので、比較的ふくらませるのは簡単です。要は、入れ歯のはぐき部分にボリュームをもたせればいいからです。
ただし、あまりふくらませすぎると、今度はぷくっとふくれたような形になって、逆に見ためが良くないので、少しづつ盛りながらちょうどよい厚みにしていきます。

この作業は歯科医師ができないこともないのですが、入れ歯専門の技工士が直接やったほうが早くきれいにいくと思います。また、そこまで希望を聞いてやってくれる歯科医院自体がおそらくないのではないかと思いますので、技工士がいる歯科医院を探すのがポイントだと思います。

あとは技工士がいたとしても、歯科医師の指示を聞いて作業するだけの技工士ではあまり意味はなくて、本当に患者さんの口元をきれいにしたいという熱意で取り組んでいないとなかなかスムーズに行かない作業ですし、美的なセンスもある程度そなわっていないと難しいと思います。

特に女性の患者さんの口元をきれいにするのは、患者さん1人1人の好みも違いますので、簡単ではないです。患者さんの話をよく聞きながら、瞬時に判断して、最後に形にしないといけないので、緊張する作業です。1回でうまくいくとは限りませんが、修正しては確認してもらい、また修正しては確認するという作業を行えば、数回でだいたい納得しただける入れ歯になっていると思います。

患者さんが言われるように、鼻の下をややふくらませるだけで口元に張りが出て、少し若く見えるといいますか、明るく元気な感じになることが多いです。患者さんは自分の口元を非常に熱心に観察されていますので、つくづく患者さんが望むことは正しいと思う時があります。これからも患者さんの話すことに耳をそばだててお聞きし、良い入れ歯に反映させていきたいと思っています。

歯の下をふくらませても、ほうれい線を完全になくすようなことは約束できないですし、ややほうれい線がましになったかなというくらいかもしれないですが、気になる方はぜひ希望を言っていただきたいと思います。

ただ、中には、ふくらませ過ぎたために、上の唇の内側がすれて痛いという人もいらっしゃいます。その場合には、逆に少しづつ削り落としてからきれいに研磨して様子をみてもらうという調整になります。

入れ歯ははじめてセットした時には、まだまだ口や口元になじんでいません。ですので、しばらく使っていただけると、より口元になじんできますので、最初から大きく修正するよりも、痛いとか、気になって仕方がないということでなければ、少しの調整で慣れていくということも大切です。

また、うちの医院では、入れ歯は1度作ったらおしまいではなく、具合が良くなければ、新たな入れ歯を作っています。1度目で何でも解決できるとは考えていないので、逆に、1度目の入れ歯をいろいろ試せる入れ歯だと考えていただければいいかと思います。

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ほほをふくらませたい

入れ歯の患者さんの中には、奥歯のあごの部分が少なくなってきたために、ほほの張りがなくなって、以前の顔の形と変わってきてしまったので、ほほをふくらませられないか、という希望を言われる方がたびたびいらっしゃいます。

入れ歯でどこまで満足できるまでふくらませられるのかはわかりませんが、できるだけやってみますとお答えして、仮の歯並びの段階で修正を加え、また確認していただき、また修正するということを何度か繰り返していきます。

ほほをふくらませるのは、歯ではなく歯ぐきの部分になります。
通常はもともとあった歯ぐきの部分を回復すればだいたい了承いただけるのですが、中にはもっともっとふくらませたいという希望の患者さんもいまして、入れ歯に差し支えない程度の極限までふくらませてお作りした方もいらっしゃいます。

あまり大きくふくらませると、食べ物を食べる時や話すときに、動かしにくくて邪魔にならないかと心配な面もあるのですが、実際に使われてしばらく経っても、何の問題もないですと言われますと、それはそれで患者さんが喜んで使われているのだからいいかと思っています。うちの医院は、われわれ専門家の判断よりも患者さんの希望をできるだけ組むようにしていますので、医療的に問題内範囲でどれだけ患者さんの希望に添えることができるかを大切にしています。

ほほがへこんでくるのは、上の奥歯がなくなると、上のあごの土手はほほの側からなくなってくるので、どうしてもほほが落ちてきたように感じるのです。
歯が抜けてすぐの頃ならばまだあごの土手もあるので、入れ歯を入れれば元のふくらみに回復できるのですが、ずっと入れ歯を入れていなかったり、グラグラの歯のままで長い間放置していて歯周病で歯ぐきの土手が大きくなくなってしまった場合には、普通の歯医者さんで作る入れ歯では、おそらく元のほほのふくらみまで回復できません。

私のような技工士がいる医院にて、感度も修正しながらほほのふくらみを確認しないと、最終的にうまくおさまらないと思います。
入れ歯に関して、丁寧にこだわって作る歯科医院というのはなかなかないので、探すのは大変ですが、患者さんの口元をできるだけきれいにしてあげようという気持ちのある先生や技工士ならば、きっと入れ歯でかなり希望通りのほほのふくらみになるのではないかと思います。

入れ歯は美容整形のように生身の体に手を加えるわけではないので、ある意味安全です。極端な話、時間や費用はかかりますが、何度でも作り直せますし、大きな失敗は少ないと思います。
ただ、あまりに希望が大きすぎると、入れ歯ではとても解決できないので、できる範囲は限られていますが、今よりももう少しよくなりたい、きれいになりたいと思っている方にとっては、少ないリスクで良い結果が生まれるかもしれません。

入れ歯は、食べることが第一でしっかりかめることが最大のテーマのように思われていますが、考えようによっては、食べるのは1日のうちで合計しても2時間もかからないと言えます。残りの時間は人に会ったり、しゃべったりする社会生活の時間のほうが圧倒的に多いです。

つまり人に見られている時間はかなりあります。その時間をストレスなく快適に過ごすということもとても大切ですので、自分自身がどういう見ためでいたいかということと、人に見られても何の違和感もない見ためを得ることは、重要だと思います。

どこまで希望の顔の形にできるかわかりませんが、来院される患者さん、1人でも多くの方が快適な日常生活が過ごせるように、微力ながら努力したいと思っています。

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2017年2月18日

入れ歯が痛い・・・入れ歯が痛い場合には必ず調整が必要です

入れ歯が痛いのに、我慢されている患者さんがたまにいらっしゃいます。
痛い場合や何かあった場合には電話連絡してくださいとお伝えしているのですが、1週間先の予約の時まで我慢して過ごされています。

大きな傷や腫れにならなければいいのですが、簡単には治らないくらいまで我慢されると、入れ歯自体が入れられなくなって、逆に調整すらできなくなることもあるかもしれないので、注意してください。

特に、作ってすぐの最初の頃は、完全なかみ合わせではないので、かみ合わせが安定するまでは、早めの調整が必要になってきます。

入れ歯をはじめてセットする時に、しっかりと調整されて帰っていただくのですが、いろいろな食べ物を食べたりして変化しますし、寝ているときのかみ合わせも変化すると、最初の調整だけでは不十分になってきます。

入れ歯が痛い場合の原因というのは、だいたい大きく2つございます。
1つ目は、型どりした型がよくなかった場合です。
当医院はそのような失敗がないように、1度とった型をもとに、さらに患者さん個人に合わせた型どり用のトレーを作ってもう一度型をとりますので、型が悪いということは非常に少ないです。

2つ目の原因は、上下の歯のかみ合わせが調整できていないことです。
これは、いきなり最初から完全にぴったりしたかみ合わせに調整するのかなかなか難しいので、しばらく通っていただいて、絶妙なかみ合わせに調整していくのがいいと思います。ここは個人差がありまして、何回通わないといけないかはっきり言えないですが、通って調整するごとに良くなっていくと思います。

そして、もう1つ痛くなる原因としましては、型どりした型は問題ないのですが、技工士が入れ歯のピンク色の部分を大きく作りすぎて、ハグキに食い込んで痛くなるということがあります。これは長すぎたピンクのプラスティック部分を調整して短くすれば、すぐに痛みはなくなるかと思います。

最後に、入れ歯は問題なく入っていて、かみ合わせても痛くないけれど、食べ物を食べた時に舌やほっぺたをかんでしまって血豆ができて痛いという患者さんもたまにいらっしゃいます。

これは長い間、入れ歯を入れていなくて歯がなかった患者さんに多いケースです。
新しく入れ歯が入っても、舌やほっぺたは、まだまだ入れ歯に慣れていないのです。
そのため、食べ物を食べながら動かすと、入れ歯が邪魔になって当たってしまい、舌やほっぺたをかんでしまうのです。

この調整は、入れ歯の上下の歯の舌側か、ほっぺた側を当たらない程度に削って磨き上げればいいです。
約2週間くらいでだんだんと使い慣れてきて、かまなくなってくると思います。
入れ歯を入れた時に、しゃべりにくいという患者さんもいますが、これも同じような原因で口の中がまだまだ新しい入れ歯に慣れていないのが主な原因です。痛くもなく食べられるのに、いろいろと口を動かした時にかんでしまったり、しゃべりづらいのは、舌やほっぺたなどの筋肉がうまく入れ歯に慣れていないからなのです。

使えば使うほどなじんできますので、トレーニングにつもりで、無理せず動かしたりしゃべったりしてみてください。

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2017年2月17日

入れ歯で繊維質のものがうまくかめない

入れ歯を作った患者さんから、少し繊維質の食べ物がかみにくくなってきたと言われることがあります。

それまで問題なくかめていたものが、かみにくくなってきたので、入れ歯に何らかの変化が起こったのだろうと、よくよく入れ歯をみますと、入れ歯の歯のかみ合わせの部分が平らになっていたり、すり減っているということがやはり多いです。

それで先生の指示で入れ歯の歯のかみ合わせの部分を、元の歯の状態に彫り込んでいきます。繊維質でもすり切りやすいように、凹凸をつけて、しっかりと溝を作っていきます。

そうしましたら、だいたいの患者さんは、次回来院されるときに、食べやすくなりましたというご返事をいただけています。

中には、これまで数回そのような処置をしてきて、入れ歯の歯自体がすり減って短くなっている患者さんもいらっしゃいます。

そういう場合には、入れ歯の歯自体を入れ替えないといけないので、時間も費用もかかるのですが、かみ合わせが低くなった状態のままでいるのはよくないですので、歯の交換をされたほうがいいと思います。

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奥歯に入れ歯をするべきかどうかのご相談

奥歯がなくなったので、入れ歯をするべきかどうかのご相談はよくいただきます。
ドクターによる初診を受けて、実際の歯の状態を見せていただかないとないと何とも言えないのですが、奥歯は歯の中でも、大臼歯と言われて、一番力がかかる歯ですので、何らかの処置をするほうがいいのは確かだと言えます。

そのまま放置していて問題ない場合もあるでしょうが、それまで大きな力を支えていた大黒柱のような歯ですので、その力が前後の残った歯に余計にかかってしまうと、残った歯にダメージを与えることになります。すると、次々に弱っていくことも考えられます。

1本の歯の処置をまちがったために、2本、3本とドミノ倒しのように歯を失っていくことも考えられますので、一度しっかりと診察を受けていただき、早めの対応をされたほうがいいと思います。

ドクターによる診断をもとに、入れ歯にするかブリッジにするかは患者さんがお決めになることです。
入れ歯専門の技工士としましては、まずは入れ歯を試されるのをおすすめしますが、それにはいくつか理由があります。

1つは、抜けてしまった前後の健康な歯をわざわざ削ってまでブリッジにするのはもったいないということ。

そして、2つ目は、今では入れ歯でも違和感の少ない入れ歯が作れますので、使い慣れれば入れ歯を入れているのも忘れるくらいになるという点です。

3つ目は、入れ歯は口から外に出してきれいに洗浄できますし、残っている前後の歯もハミガキしやすくなってきれいに保てるので、健康な歯のままでいられるということです。

歯は、治療して削って、人工物をセットすればするほどリスクが増えていきます。
天然の歯と人工物の境目は100%密閉されているわけではなく、時間とともに劣化してケアが悪ければ、虫歯や歯周病につながりますので、健康な歯をわざわざ削って人工物をセットするのは、良くないとは思います。

ただし、入れ歯の弱点は、かむ力が弱いという点です。
ブリッジは前後の歯を削ってセメントで3本分の歯を固定するので、かむ力は強いです。
自分の歯でかんでいるのに近い状態になると思います。

ですので、強い力でかむことを、最大に優先するのであれば、ブリッジの方がいいと思います。あるいは、インプラントもありますが、それはあまりおすすめしません。

ですが、それほど強くかまなくてもいいし、前後の歯まで削りたくないという人は、入れ歯をおすすめします。入れ歯でもかめないわけではなく、ブリッジよりも弱いだけですので、使い慣れれば十分に食べ物はかむことができます。

ただ、保険診療で作る入れ歯は、実は注意が必要です。
あまり理解していないうちに、保険診療で入れ歯を作ることになって、前後の歯を入れ歯用に削られたと言って泣いて訴えに来る患者さんは結構多いです。
保険診療で作る入れ歯の場合、入れ歯をしっかりととめるために、前後の歯を削ることは普通にあるからです。

当医院の入れ歯や他の自由診療の入れ歯であれば、前後の歯を削らないで作ることも可能です。そのほうが残っている歯にいろいろな面でリスクも負担もかかりにくいと思います。

まとめると、まずは入れ歯を使われて、その際に不具合があり使っていけないというお気持ちがあれば、次に歯を削ってブリッジにする方法をされたらいいかと思います。

入れ歯を一度作られますと、入れ歯独特の良さも悪さもわかります。
その経験は、将来的に見ても良い経験になると思います。
これ以上自分の健康な歯が悪くならないようにしようという意思もきっと生まれてくるでしょう。

入れ歯からブリッジはできますが、ブリッジから入れ歯にはできないので、先生と相談されて、最終的にどちらか決められたらいいかと思います。

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2017年2月14日

はじめて入れ歯を入れる人の相談

入れ歯がはじめての患者さんから電話があった際に、これまでは「一度、保険診療で入れ歯を作られてもいいと思います。それで良くなければ、自由診療で専門的に作られてもいいかと思います。」というご返事をしていました。

ただ最近、「どうせ入れるならば、はじめから良い入れ歯を入れたい」と言われる患者さんが結構いらしゃいまして、その患者さんたちの入れ歯を作ってセットしますと、
ほとんどの患者さんが、大きな不具合もなく、スムーズに最初から使われているということが多いのです。

そういうケースが多々あるので、はじめて使う入れ歯というのは意外と大切なポイントなのかもしれないと、思うようになりました。
最初は保険診療で作ればいいやと思って、分厚かったり、痛かったり、締め付け感があるような入れ歯をいきなりセットされた患者さんは、もしかしたら入れ歯に対する嫌なイメージができあがったしまうことも考えられます。

それよりも、はじめの一歩の段階で、スムーズに使える入れ歯を入れたほうが、特別にストレスを感じることもなく、快適な入れ歯の生活が送れます。

手間暇と時間かけて丁寧に作る入れ歯は高額なので、こちらとしても、入れ歯がはじめての患者さんに強くすすめるようなことはできないと、これまで思っていましたが、考えてみれば、どんなことでも最初の取り組みが肝心であるとも言えます。

これからは、電話での相談でも、最初の段階から良い入れ歯を使われたほうがいいとお伝えしようと思っています。

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2017年2月12日

口元に合った歯や歯並びにしたい

入れ歯でも差し歯でも、どうせ治療してなおすならば、口元に合っていて、きれいに見えるようにしたいと希望する患者さんは多いです。

そのためいろいろ試行錯誤しながら、一番口元に合うだろうと思うものを、仮歯という形でまずは提供するのですが、1回でうまく行くこともあれば、数回やり直すこともあります。

患者さんもいろいろなタイプの方がいらっしゃいまして、あまりこだわらない方もいれば、具体的に細かく好みを言われる方もいます。

こちら側のこだわりを言っても、患者さんが満足できなければ意味がないですし、よかれと思ってやったことが逆に患者さんにとっては、本当はあまり希望しないことで、でも嫌だとは言えなかったということになれば、それは本末転倒ですので、第一に患者さんの希望を聞くようにしています。

結局は、患者さんが喜んでくださったり、納得していただけることが一番の目標ですので、患者さんの好みを数回の治療でつかむというのは、そう簡単ではないですが、当院では、言うなれば何回もやり直すことができるので、患者さんの希望の歯に近い形でセットできることが多いと思っています。

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2017年2月11日

入れ歯にくわしい先生は1割くらい

先日 技工士が大勢集まるフォーラムに行ってきまして、いろいろな講演の中で、入れ歯を専門に作っていて、日本全国の歯科医院と仕事されている技工士さんが、「熱心に入れ歯に取り組まれて、入れ歯をよくわかっている先生は、正味1割くらいじゃないですかね。」とポロッと言われていました。

調べたわけでもないでしょうが、私もなんとなくそれくらいかもしれないと思っていたので、やはりそうなのかなと改めて思いました。

医院に来られる患者さんの以前使われていた入れ歯を、来院されるときに毎回見ますが、「これは良い入れ歯だ!」と思えるものがあまりございませんので、作っているのは歯科技工所の技工士ですが、そのような入れ歯をなんとも思わずにセットしている先生は、やはりあまり入れ歯に力をいれてはいないと思っていました。

日本の患者さんは、少なくとも入れ歯に関しては、かなり悲しい状況にあるといっても過言ではないと言えます。入れ歯専門の技工士としましては、もっと良い入れ歯が増えてほしいと願うだけです。

最近では、インターネットにホームページを出して、『入れ歯に特化した歯科医院』として、広告も出されている歯科医院は結構ありますが、

実際に、その医院で患者さんに提供されている入れ歯をよくよく調べてみますと、別の医院でも見たことあるような、同じような入れ歯がズラリと並んでいます。

作っている所は、比較的大きな歯科技工所で、そこと契約して外注に出して入れ歯を買っているという状態だと思います。

なので入れ歯に特化していると書かれているのですが、その歯科医院独自の、オリジナルの入れ歯ではなく、外注して良い入れ歯を入れているということになります。

私は、よく料理に例えて物作りの話をするのですが、料理の世界で言えば、歯医者さんは料理評論家のような存在で、歯科技工士はコックさんにあたると思っています。
実際に入れ歯や料理を作るのは、技工士やコックさんで、その料理を評価して使うのは、歯科医師や料理評論家です。ワインのソムリエも似たような存在かもしれません。

彼らは料理やワイン、入れ歯のことはよく知っていますが、実際に、料理やワインや入れ歯を作れるわけではありません。
しかも、結構、ソムリエや評論家の意見というのは、それぞれで言うことが違っていて、決して客観的に安定した評価で正しいとは言えないことも多々あると思います。それぞれの考え方という感じですかね。

この料理がどのように味付けされたとか、どういうレシピや工程かとか、ワインの素材の扱い方や製造工程の難しさなんていう問題は、あまりくわしくわかっていないのではないかと思います。

そのような存在も、商品を広めるためには大切だと思いますが、実際に、多くの人がおいしいと言う料理を作ることや、皆さんが買い求めるワインを作り出すことは、非常に大変であるかと思います。
おいしい料理のように、大勢の人に受け入れられるような入れ歯を提供できるように、これからも努力し続けていきたいと思います。


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プライベート歯科横濱
院長 脇田一慶

院長 脇田一慶

医院サイト:
http://www.ireba-yokohama.com/

入れ歯治療は、歯科治療の多様な診療技術が盛り込まれた、いわば歯科治療の真髄ともいうべき分野です。私は、研究者として入れ歯や歯科治療について知り尽くしていると自負し、将来を見据えた価値のある入れ歯治療に取り組み、現在も日々研鑽し学び続け、常に最善の治療をご提供できるように努力しています。

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