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2017年2月18日

入れ歯が痛い・・・入れ歯が痛い場合には必ず調整が必要です

入れ歯が痛いのに、我慢されている患者さんがたまにいらっしゃいます。
痛い場合や何かあった場合には電話連絡してくださいとお伝えしているのですが、1週間先の予約の時まで我慢して過ごされています。

大きな傷や腫れにならなければいいのですが、簡単には治らないくらいまで我慢されると、入れ歯自体が入れられなくなって、逆に調整すらできなくなることもあるかもしれないので、注意してください。

特に、作ってすぐの最初の頃は、完全なかみ合わせではないので、かみ合わせが安定するまでは、早めの調整が必要になってきます。

入れ歯をはじめてセットする時に、しっかりと調整されて帰っていただくのですが、いろいろな食べ物を食べたりして変化しますし、寝ているときのかみ合わせも変化すると、最初の調整だけでは不十分になってきます。

入れ歯が痛い場合の原因というのは、だいたい大きく2つございます。
1つ目は、型どりした型がよくなかった場合です。
当医院はそのような失敗がないように、1度とった型をもとに、さらに患者さん個人に合わせた型どり用のトレーを作ってもう一度型をとりますので、型が悪いということは非常に少ないです。

2つ目の原因は、上下の歯のかみ合わせが調整できていないことです。
これは、いきなり最初から完全にぴったりしたかみ合わせに調整するのかなかなか難しいので、しばらく通っていただいて、絶妙なかみ合わせに調整していくのがいいと思います。ここは個人差がありまして、何回通わないといけないかはっきり言えないですが、通って調整するごとに良くなっていくと思います。

そして、もう1つ痛くなる原因としましては、型どりした型は問題ないのですが、技工士が入れ歯のピンク色の部分を大きく作りすぎて、ハグキに食い込んで痛くなるということがあります。これは長すぎたピンクのプラスティック部分を調整して短くすれば、すぐに痛みはなくなるかと思います。

最後に、入れ歯は問題なく入っていて、かみ合わせても痛くないけれど、食べ物を食べた時に舌やほっぺたをかんでしまって血豆ができて痛いという患者さんもたまにいらっしゃいます。

これは長い間、入れ歯を入れていなくて歯がなかった患者さんに多いケースです。
新しく入れ歯が入っても、舌やほっぺたは、まだまだ入れ歯に慣れていないのです。
そのため、食べ物を食べながら動かすと、入れ歯が邪魔になって当たってしまい、舌やほっぺたをかんでしまうのです。

この調整は、入れ歯の上下の歯の舌側か、ほっぺた側を当たらない程度に削って磨き上げればいいです。
約2週間くらいでだんだんと使い慣れてきて、かまなくなってくると思います。
入れ歯を入れた時に、しゃべりにくいという患者さんもいますが、これも同じような原因で口の中がまだまだ新しい入れ歯に慣れていないのが主な原因です。痛くもなく食べられるのに、いろいろと口を動かした時にかんでしまったり、しゃべりづらいのは、舌やほっぺたなどの筋肉がうまく入れ歯に慣れていないからなのです。

使えば使うほどなじんできますので、トレーニングにつもりで、無理せず動かしたりしゃべったりしてみてください。

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プライベート歯科横濱
院長 脇田一慶

院長 脇田一慶

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https://www.ireba-yokohama.com/

入れ歯治療は、歯科治療の多様な診療技術が盛り込まれた、いわば歯科治療の真髄ともいうべき分野です。私は、研究者として入れ歯や歯科治療について知り尽くしていると自負し、将来を見据えた価値のある入れ歯治療に取り組み、現在も日々研鑽し学び続け、常に最善の治療をご提供できるように努力しています。

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