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2019年6月24日

入れ歯安定剤はできるだけ使わないでください。

技工士の関戸です。

患者さんの中には、入れ歯になったら、入れ歯安定剤をつけるものだと思っていらっしゃる人もいて、作ったばかりの入れ歯なのに安定剤を着けられている患者さんもたまにいます。

うちの医院では、丁寧に2回型どりをして、精密な入れ歯に仕上げますので、作り立ての入れ歯の場合、まず落ちるようなことはないですから、入れ歯安定剤が必要ないという理由をご説明すると、理解していただけます。

コマーシャルの影響というのはすごいものだと思いますが、入れ歯は入れ歯安定剤で止めるものではないですので、くれぐれも入れ歯安定剤に頼ったかたちで入れ歯をご使用にならないでください。

きちんと型どりした入れ歯は、問題なくピッタリと歯ぐきに合っています。
ピッタリ合っているのに、間に入れ歯安定剤を入れてしまうと、入れ歯が浮いたり、少し動いたりします。すると、かみ合わせまで変化してしまいます。
1つのことで、いくつもの問題が起こりますので、むやみに入れ歯安定剤は使わないでください。

どうしても外出して人前で話す機会があり、もし入れ歯が外れたり動いたりしたら嫌だからという場合にだけ、ほんの少し安定剤を使われてもいいかと思います。

しかしながら、長期的に何度も使われるのは、歯ぐきにとっても、入れ歯にとっても良いとは言えませんので、もし問題があれば歯科医院にて適切な処置を受けてください。

入れ歯専門の技工士としましては、歯の型や歯ぐきの形はそれほど変化しませんので、ぜひ入れ歯の内面は何も変化させないでいただきたいのです。

大きく変化するのは、上下のかみ合わせになります。
新しい道具である入れ歯を、上下あるいは、片方入れたならば、やはりかんだ感じが変わってきます。それまでとは違う感触のかみ合わせでしょうし、それまでと違った道具です。その道具に慣れるまで、一番変化していくのは、やはりかみ合わせの面となります。
ぜひ歯医者さんにお願いしてみてください。

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プライベート歯科横濱
院長 脇田一慶

院長 脇田一慶

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https://www.ireba-yokohama.com/

入れ歯治療は、歯科治療の多様な診療技術が盛り込まれた、いわば歯科治療の真髄ともいうべき分野です。私は、研究者として入れ歯や歯科治療について知り尽くしていると自負し、将来を見据えた価値のある入れ歯治療に取り組み、現在も日々研鑽し学び続け、常に最善の治療をご提供できるように努力しています。

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