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2019年6月25日

プラスティックの詰め物やかぶせ物が増えている。

技工士の関戸です。

先日、数えで100歳になるお祖母ちゃん(妻の祖母)にお誕生日のお祝いに伺った際に、歯のことでいろいろ家族の方と話す機会がありました。

私は歯医者さんではないのですが、入れ歯や人工の歯を作っているんだから、わかっているでしょうという感じで、いろいろ聞かれました。

その中で、現在近くの歯医者さんに通っていて、保険診療で白いプラスティックですべてやり直してもらっているという話をしておられました。

先生のことを信頼されているようなので、余計なことは言わない方がいいと思いつつも、物作りをしている技工士として、最終的なセット物がプラスティックであるというのは、やはりそれなりにリスクはあると思いますと伝えました。

プラスティックの材料も良くなって、それほど問題がないと言われていますが、やはりそもそもプラスティックは樹脂ですので、経年劣化しやすい素材ですし、技工士として一番気になるのは、プラスティックと歯の境目が本当にピッタリ合ったまま長期間、維持できるものなのかどうかという不安です。

例えば、金属は、人類の歴史上でも数千年使われてきた歴史がありますし、素材として10年どころかそれ以上安定した材料だということができると思います。
プラスティックはどんなに固いものであれ、樹脂ですので、特に熱や力を加え続けられると、変形しやすいはずなのです。

数年でやりかえていくという方針ならばいいと思いますが、そのたびにまた通院したり、歯を削ったりする可能性もあります。

自由診療のみで治療を行う医院に勤めて、自由診療の技工をしている者としましては、もっとご自身の歯を大切にするために、費用はかかりますが、丁寧でしっかりした治療とセット物を入れていただきたいと考えます。

歯は、数十年、毎日必ず使っていくものですので、自分の体の大切な一部だと思っていただいて、時間も費用もかかりますが、のちのろ後悔することがないように、適切な処置をして、適切な入れ歯や詰め物、かぶせ物をセットして使用していただきたいと思っています。

2次的、3次的な問題が起こらないように、今の状態を維持していけるように、ぜひ良い治療・良い補綴物(ほてつぶつ)を入れてください。

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プライベート歯科横濱
院長 脇田一慶

院長 脇田一慶

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入れ歯治療は、歯科治療の多様な診療技術が盛り込まれた、いわば歯科治療の真髄ともいうべき分野です。私は、研究者として入れ歯や歯科治療について知り尽くしていると自負し、将来を見据えた価値のある入れ歯治療に取り組み、現在も日々研鑽し学び続け、常に最善の治療をご提供できるように努力しています。

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