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2019年7月 8日

歯がなくなった所を放置すると、どうなるのか。

技工士の関戸です。

来院される患者さんの中で、ずっと歯が抜けたところをそのまま放置してきました。と言われる方がいらっしゃいます。

抜けているところの本数や場所によって異なりますが、やはり長年歯を入れて来なかったこともあり、前後の歯が動いていたり、伸びてしまっているような状態も多々ございます。

放置していたことがすべての原因ではありませんが、本来そこに歯があって、そこでかむ力を支えていたわけですから、抜けたあとは、前後の歯やかんでいた反対側の歯にかかる力は当然変化してしまいますので、時間をかけて徐々に動いたりするのも、仕方のないことだと思います。

それでも体や他の歯に大きな影響が出ないようでしたら、問題は少ないと言えますが、もともと歯があった時には、バランスよくかめていたでしょうし、全体的にすべての歯で支えられていて、健康を維持していたと考えられますから、何らかの補綴物(人工的に作った歯)を入れられていたら、変化は少なかったと予想できます。

歯医者さんに行くこと自体にストレスを感じる患者さんもいらっしゃるので、無理にとは言えないですし、特に歯が抜けても痛みがあるわけでなかったから、歯医者さんに行かなかったのだというお気持ちも理解できます。

ただ、これが例えば、指1本とか、人に見える顔の一部分とかでしたら、比べること自体がおかしいと思われるかもしれませんが、必ず病院へ行かれると思うのです。

歯1本の価値を、われわれは100万円くらいだと考えていますので、絶対に失っていただきたくないですし、歯の根っこだけでも残るのであれば残ってほしいですし、たとえ歯を失ったとしても、もうそれ以上失わないようにしていただきたいので、連鎖的に歯が抜けるようなことがないように、適切な治療を行ってほしいと思っています。

そのために、患者さんと密になって、患者さんの希望に応えるかたちで、最善の治療を行っていく、私の場合は、最善の補綴物(人工的に作る歯や入れ歯)を提供するということに尽きます。

人生100年時代と、テレビなどでしきりに言われておりますが、その100年の生活を支えるうえで、『食べる』ということはある意味で一番大切なことと言えます。

その『食べる』ということ、そして口腔内を快適に保つということは、先生含めた、われわれ歯科関係者の責任であると思いますので、患者さんの皆さまもぜひ前向きに取り組んでいただけたら、非常にありがたいです。

補綴物(ホテツブツ)という人工的に作る歯や入れ歯は、ご自身の天然の歯とまったく同じではないですが、あまり変わらない、違和感がない、あるいは、なんとか使えるものにしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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プライベート歯科横濱
院長 脇田一慶

院長 脇田一慶

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入れ歯治療は、歯科治療の多様な診療技術が盛り込まれた、いわば歯科治療の真髄ともいうべき分野です。私は、研究者として入れ歯や歯科治療について知り尽くしていると自負し、将来を見据えた価値のある入れ歯治療に取り組み、現在も日々研鑽し学び続け、常に最善の治療をご提供できるように努力しています。

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