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2019年7月 9日

新しい令和の時代に、新しい入れ歯を使ってみてください。

技工士の関戸です。

当医院で提供している入れ歯は、他の一般的な入れ歯とは基本的な考え方が違っています。
普通の入れ歯というのは、残っている歯に大きな負担をかけて、残っている歯でしっかりと支えてかめるようにするタイプの入れ歯であり、これを歯牙負担の入れ歯といいます。

当医院の入れ歯は、少しは歯にも負担をかけますが、基本的に、入れ歯なので、歯ぐきに負担させてかめるようにするタイプの入れ歯で、これを粘膜負担の入れ歯といいます。

粘膜負担(歯ぐきで負担する)入れ歯は、上手に作らないと当然、歯ぐきが痛くなったりします。かみ合わせも、歯ぐきの部分の調整も絶妙にしないと使いやすくないということになります。

しかし、その分、歯に大きな負担をかけていないので、残っている歯が長持ちします。13年間このタイプの入れ歯を提供しておりますが、入れ歯のせいで歯が弱るということはありません。歯ではなく、歯ぐきでしっかり食べられる入れ歯にしているからです。

ではなぜ一般的な入れ歯は、歯に負担させるような入れ歯にするのかといいますと、そのほうがかみ合わせの細かい調整や歯ぐき部分の調整をあまりしなくていいからです。

そして歯にしっかり固定しているので、少しのことでは動かないですから、患者さんも食べやすいと感じます。

ところが、そこには大きな落とし穴があると言ってもいいと思います。歯は横に揺らされると非常に弱いですので、長年そのような入れ歯を使い続けると、かむたびに引っかけている歯がだんだん揺らされて弱っていくことは、誰でも想像できるかと思います。

手間暇かけて、丁寧に入れ歯を調整し、バランスの良い入れ歯を提供するほうが、どう考えても患者さんにメリットがありますし、患者さんの歯も長持ちするのですが、このような考え方の入れ歯を取り入れる歯科医師の先生は、残念ながら非常に少ないのです。

やったことがないこと、今の自分にできないことにチャレンジしたり、これから新たに入れ歯の技術を得ようと考える歯科医師の先生は、ホントにいません。入れ歯は特に、隅っこに追いやられていまして、興味を持って取り組む先生がいないです。

入れ歯人口は3000万人くらいいらっしゃるのに、もう少し真剣に取り組んでいただけたら、救われる患者さんがかなり増えると思うのですが。。。

ぜひとも古いタイプの現在広まっている入れ歯ではなく、新しい考え方の入れ歯を、患者さんには取り入れていただきたいと思っています。

もうこれ以上、歯を失うことがないように、歯を守るためにも、歯にやさしく、歯ぐきでしっかりかめる入れ歯を求めていただけたらと考えます。よろしくお願いします。

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プライベート歯科横濱
院長 脇田一慶

院長 脇田一慶

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https://www.ireba-yokohama.com/

入れ歯治療は、歯科治療の多様な診療技術が盛り込まれた、いわば歯科治療の真髄ともいうべき分野です。私は、研究者として入れ歯や歯科治療について知り尽くしていると自負し、将来を見据えた価値のある入れ歯治療に取り組み、現在も日々研鑽し学び続け、常に最善の治療をご提供できるように努力しています。

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