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2019年7月11日

部分入れ歯と総入れ歯の違いと、大切な共通点

技工士の関戸です。

入れ歯には、部分入れ歯と総入れ歯があります。
総入れ歯は、すべて歯がなくなった人の入れ歯であり、ハグキだけで支える入れ歯になります。
部分入れ歯は、歯が1本でも残っていれば、部分入れ歯と言われます。

歯は上下とも片側に平均14本の歯がありますので、1本~13本までが部分入れ歯で、14本すべてになれば、総入れ歯になるとお考えください。

ただ、歯の根っこだけ残っているような場合に、その根っこをおおって入れ歯にした場合には、歯の根っこがあるけれども、総入れ歯ということになる場合があります。

このタイプの入れ歯は、総入れ歯であるけれども、しっかりした歯の根っこが残っていますので、比較的入れ歯を止めやすいとも言えます。

グラグラした歯を1~2本残しておくよりも、むしろ木の切り株のような形に歯をカットして、入れ歯を止めるための土台として利用すると、よりかみやすく、力が入る入れ歯になると考えられます。

基本的には、総入れ歯はハグキで支えて、部分入れ歯というのは、残っている歯で支える入れ歯になるのですが、ここで問題なのは、前回のブログでも書きましたように、あまりに強く歯に負担させるような入れ歯は、残っている歯をダメにしていきますので、できるだけ少ない力で支えて、そしてできれば、残っている歯全体でささえるような考え方の入れ歯のほうが得策だということです。

ある部分だけ強く、一部分の歯に強い力をかけますと、いずれダメになってくる可能性が高くなります。そういう入れ歯の場合、特にハグキでしっかりかませていないことも多いので、ハグキまでがやせてきて、どんどんハグキの山がなくなっていくことがあります。

私どもの入れ歯の場合には、ハグキでしっかりかませますので、いつまでも適度な刺激と圧力がハグキにかかることで、ハグキが健康なままでいられます。
体は、おもに骨と肉でできていますが、刺激や圧力がなくなると、寝たきり老人ではないですが、どんどんやせ細っていきます。

口の中も同じようなもので、かむことでハグキも、そしてハグキの下の骨にも刺激が加わることで、年齢をかさねてもハグキの山がなくならない状態になります。

30代の頃に総入れ歯になってしまった人が、逆に70歳を超えているのに、30代のようなハグキを保っている患者さんはたまにいらっしゃいます。
体は、使い続けていくことで、良い状態が維持されていく。
口の中も同じく、ぴったりした入れ歯で生活し続けていくことで保たれる。素晴らしい証拠を見せていただけたりします。

歯周病にかかったまま、良くない歯をずっと残していくことは、ハグキとその下の骨をどんどん減らしていくことにもつながるのですが、そのことをよく理解して自覚されている患者さんは残念ながら非常に少ないです。

健康なハグキとその下のあごの骨を保つためにも、早めの歯周病のケア、あるいは、嫌かもしれないですが、歯を抜くことも検討していただけたほうが、のちのち良い状態で入れ歯を使い続けることができるので、皆さんに考えていただきたい点ではあります。

そして、部分入れ歯であれ、総入れ歯であれ、しっかりとハグキでかめる入れ歯を作ることが大切です。このようなタイプの入れ歯を、部分入れ歯でお作りしている歯科医院は非常に少ないかもしれないですが、健康なハグキとハグキの下にある骨を維持していくためにも、ぜひご理解していただけたらうれしいです。

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2019年7月 9日

新しい令和の時代に、新しい入れ歯を使ってみてください。

技工士の関戸です。

当医院で提供している入れ歯は、他の一般的な入れ歯とは基本的な考え方が違っています。
普通の入れ歯というのは、残っている歯に大きな負担をかけて、残っている歯でしっかりと支えてかめるようにするタイプの入れ歯であり、これを歯牙負担の入れ歯といいます。

当医院の入れ歯は、少しは歯にも負担をかけますが、基本的に、入れ歯なので、歯ぐきに負担させてかめるようにするタイプの入れ歯で、これを粘膜負担の入れ歯といいます。

粘膜負担(歯ぐきで負担する)入れ歯は、上手に作らないと当然、歯ぐきが痛くなったりします。かみ合わせも、歯ぐきの部分の調整も絶妙にしないと使いやすくないということになります。

しかし、その分、歯に大きな負担をかけていないので、残っている歯が長持ちします。13年間このタイプの入れ歯を提供しておりますが、入れ歯のせいで歯が弱るということはありません。歯ではなく、歯ぐきでしっかり食べられる入れ歯にしているからです。

ではなぜ一般的な入れ歯は、歯に負担させるような入れ歯にするのかといいますと、そのほうがかみ合わせの細かい調整や歯ぐき部分の調整をあまりしなくていいからです。

そして歯にしっかり固定しているので、少しのことでは動かないですから、患者さんも食べやすいと感じます。

ところが、そこには大きな落とし穴があると言ってもいいと思います。歯は横に揺らされると非常に弱いですので、長年そのような入れ歯を使い続けると、かむたびに引っかけている歯がだんだん揺らされて弱っていくことは、誰でも想像できるかと思います。

手間暇かけて、丁寧に入れ歯を調整し、バランスの良い入れ歯を提供するほうが、どう考えても患者さんにメリットがありますし、患者さんの歯も長持ちするのですが、このような考え方の入れ歯を取り入れる歯科医師の先生は、残念ながら非常に少ないのです。

やったことがないこと、今の自分にできないことにチャレンジしたり、これから新たに入れ歯の技術を得ようと考える歯科医師の先生は、ホントにいません。入れ歯は特に、隅っこに追いやられていまして、興味を持って取り組む先生がいないです。

入れ歯人口は3000万人くらいいらっしゃるのに、もう少し真剣に取り組んでいただけたら、救われる患者さんがかなり増えると思うのですが。。。

ぜひとも古いタイプの現在広まっている入れ歯ではなく、新しい考え方の入れ歯を、患者さんには取り入れていただきたいと思っています。

もうこれ以上、歯を失うことがないように、歯を守るためにも、歯にやさしく、歯ぐきでしっかりかめる入れ歯を求めていただけたらと考えます。よろしくお願いします。

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2019年7月 8日

歯がなくなった所を放置すると、どうなるのか。

技工士の関戸です。

来院される患者さんの中で、ずっと歯が抜けたところをそのまま放置してきました。と言われる方がいらっしゃいます。

抜けているところの本数や場所によって異なりますが、やはり長年歯を入れて来なかったこともあり、前後の歯が動いていたり、伸びてしまっているような状態も多々ございます。

放置していたことがすべての原因ではありませんが、本来そこに歯があって、そこでかむ力を支えていたわけですから、抜けたあとは、前後の歯やかんでいた反対側の歯にかかる力は当然変化してしまいますので、時間をかけて徐々に動いたりするのも、仕方のないことだと思います。

それでも体や他の歯に大きな影響が出ないようでしたら、問題は少ないと言えますが、もともと歯があった時には、バランスよくかめていたでしょうし、全体的にすべての歯で支えられていて、健康を維持していたと考えられますから、何らかの補綴物(人工的に作った歯)を入れられていたら、変化は少なかったと予想できます。

歯医者さんに行くこと自体にストレスを感じる患者さんもいらっしゃるので、無理にとは言えないですし、特に歯が抜けても痛みがあるわけでなかったから、歯医者さんに行かなかったのだというお気持ちも理解できます。

ただ、これが例えば、指1本とか、人に見える顔の一部分とかでしたら、比べること自体がおかしいと思われるかもしれませんが、必ず病院へ行かれると思うのです。

歯1本の価値を、われわれは100万円くらいだと考えていますので、絶対に失っていただきたくないですし、歯の根っこだけでも残るのであれば残ってほしいですし、たとえ歯を失ったとしても、もうそれ以上失わないようにしていただきたいので、連鎖的に歯が抜けるようなことがないように、適切な治療を行ってほしいと思っています。

そのために、患者さんと密になって、患者さんの希望に応えるかたちで、最善の治療を行っていく、私の場合は、最善の補綴物(人工的に作る歯や入れ歯)を提供するということに尽きます。

人生100年時代と、テレビなどでしきりに言われておりますが、その100年の生活を支えるうえで、『食べる』ということはある意味で一番大切なことと言えます。

その『食べる』ということ、そして口腔内を快適に保つということは、先生含めた、われわれ歯科関係者の責任であると思いますので、患者さんの皆さまもぜひ前向きに取り組んでいただけたら、非常にありがたいです。

補綴物(ホテツブツ)という人工的に作る歯や入れ歯は、ご自身の天然の歯とまったく同じではないですが、あまり変わらない、違和感がない、あるいは、なんとか使えるものにしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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2019年7月 6日

入れ歯もブリッジも体験できるのが、自由診療の良いところです。

技工士の関戸です。

歯が1本~2本抜けている部分をどうしたらいいかと悩んでいる患者さんは大勢いらっしゃいます。すべて歯医者さんにまかせるしかないと思える人もいますが、本当に大丈夫だろうかと不安に思う人もきっとたくさんいらっしゃるはずです。

おそらく歯医者さんからは、①ブリッジにする ②入れ歯にする ③インプラントにするの3つの選択肢を説明されると思いますが、素人の患者さんがご自身で本当に最善の選択ができるとは、なかなか言えないのではないかと予想します。

ならば、考え方を少し柔らかくして、体験できるものは体験してみてから判断すればいいというのはどうでしょうか。

保険診療では、残念ながらこのような治療方法は無理ですが、自由診療の場合は、文字通り「自由に診療」できますので、変更も可能となります。

例えば、まず型だけとってから入れ歯を作って、入れ歯を体験し、その次に、やはり入れ歯は使いにくいからブリッジに変更してみよう。前後の歯は削らなくてはいけないけれど、それも一般的な保険診療みたいに大きく削るのではなく、できるだけ削らない形でブリッジにしてみよう。しかも最終物の形に近い仮歯で長期間体験して、使い勝手がよければ、ブリッジにしょう。

そしてまたさらに、前の入れ歯でもそんなに問題なかったから、また入れ歯に戻してください。ということも、自由診療ならば可能になります。

つまり、【 入れ歯 → ブリッジ → 入れ歯 】もできるのです。

ここまでやりますと、ほとんどの患者さんはどちらにするかはっきりと選べますので、納得できますし、リスクもトラブルも非常に少なくなります。

中には、入れ歯よりもブリッジよりも、今度はインプラントをやってみたいという人が非常に少ないですがいまして、これもできなくもないです。

ただし、ハイリスクなインプラントは、当医院の院長はまず最初におすすめすることはなく、数年以上のお付き合いのある患者さんについてのみ、どうしてもという患者さんだけ行う場合があります。

歯科治療は、治療したあともしっかりと管理していくという責任がありますので、そういう意味で数年診てきた患者さんしかやらないという院長の方針からだと思います。

入れ歯であれ、ブリッジであれ、インプラントであれ、治療したあともケアしていくことが、とても大切ですので、ケアしていきやすい物を選択するというのも、選択する上での大きな条件になるでしょう。

当医院では、最終物に近い形の仮の歯の段階で、1か月以上過ごしていただき、さまざまな面を確認したうえで、最終物をセットするというやり方を行っています。

なので、ほとんどスムーズに終えられますし、患者さんもそこまでやるので信頼していただけているようで、再び、他の歯が悪くなった時には来ていただいておりますし、ありがたいことに、親族・知人・友人の方をご紹介してくださることもございます。

治療中ももちろんですが、一度、治療したところに責任をもって、その後も取り組んでいくという姿勢が、13年間自由診療のみでやってきた中で患者さんにもご理解していただいているところじゃないかと勝手ながら想像します。

患者さんには本当に、感謝の言葉以外にございません。私は、今後もこれまで同様、精進していくのみであります。

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2019年7月 2日

歯医者さんから抜かないといけないと言われた歯が、実は抜かなくてもいいことはよくあります。

近くの歯医者さんで、歯の根っこにひびが入っているということや、抜かなくてもいけないと言われた患者さんが、セカンドオピニオンとして、保険診療ではない自由診療のみの当医院に来られた際に、実は抜かなくていい歯であったことは多々あります。

患者さんはてっきり歯医者さんに言われていたので、覚悟してこちらに来られていて、抜いた後の入れ歯をできるだけ良質なものをと希望されてきていましたので、ビックリされることがあります。

それはそうだと思います。
抜くのが当たり前だと思っていたのに、抜かなくてもいいんですから。

保険診療というのは、自由診療のように、その患者さんに合わせて細かく丁寧な診断や治療ができないのは、私も存じ上げていましたが、あまりにもざっくりとした大雑把な判断しかしていないのではないかと、ふと疑問に思うことがよくあります。

ガイドラインのようなものがあるとは思うのですが、本当に目の前の患者さんのために、一番適した診断と正確な治療を行っているのか、はなはだ疑問に思うことがあります。

歯を抜くことだけではなく、歯周病や歯の根っこの根管治療、そして私が専門的にやっている入れ歯に関しても、どうしてそんなにざっくりとした判断で、しかも短期的な治療や非常に大味な補綴物(セット物)なのか?疑問だらけです。

もっと時間も労力もかけて、丁寧にやったほうがいいに決まっているのですが、やはり国から費用がもらえないというコストの問題が一番なんでしょうか。

しかしこのまま、このような歯科を続けていけば、安心安全で質の高い歯科にはなっていかないでしょうから、患者さんは自分自身の身を守るためにも、できるだけ良い歯医者さんと出会って、快適なお口にしていただきたいと思います。

国も医科だけにコストをかけるのではなく、生活の質を上げて健康でいるためには、歯科も大変重要ですから、歯科への異次元のコスト増をぜひお願いしたいと考えます。

なかなか難しい面もあるでしょうが、口の中が健康であることは、一番の楽しみとも言える食事の喜びにつながり、生活の質が上がりますし、ひいては、多くの国民の体全体の健康につながるものですから、少しづつでも改善してもらいたいものであります。

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2019年6月27日

歯も、入れ歯も、自由診療でしっかり治してください。

技工士の関戸です。

長年、自由診療の入れ歯を作ってきた中で、患者さんの歯型もたくさん見てきましたが、やはり保険診療で治された歯や入れ歯、そして、自由診療で治していても基本的に保険診療が中心の歯医者さんで治された歯や入れ歯は、残念ながら質の高いものがセットされていないと感じることが、非常に多いです。

歯や入れ歯は、それこそ何十年も使っていく場合もありますから、ぜひしっかりと丁寧に治療されて、きちんと自由診療で高品質に作られた物を入れていただきたいと考えます。

良い歯や入れ歯は、残っている歯にも良い影響を与えますし、口の中全体としても非常にバランスのよいものとして機能します。

反対に、良いとは言えない歯や入れ歯は、時間が経過するとともに、その歯や入れ歯だけではなく、他の歯や歯ぐきにも良くない影響を与えてしまいます。

もう少し早く来ていただけたら、もっと快適に過ごせるような状態にできたのに!と思うことも少くないのです。

一度治療して、それほど問題もないのに、再治療することに皆さん抵抗はあるかと思います。かなり悪くなってからでないと治療をする気にならないというのが多くの方の意見だと思われます。しかし、これまで治療されてきた保険診療の状態が良い方の場合には、大きな問題にならないでしょうが、受けてきた治療があまり良くない状態の患者さんの場合には、将来的に、かなりひどい状態をむかえることになる可能性もございます。

そうならないように、うちの院長も控えめながらお伝えしてはいますが、歯科を詳しく知らない一般の患者さんにとりましては、なかなかご理解いただけないことも多々ありまして、残念に思う時もあります。

あるいは、口の中は、ある一箇所だけ治療したらうまく行くというわけではなく、歯は口の中で上下左右すべてつながっていますので、ある意味で1本治療しただけでもすべてに影響があるとも言えます。

良くない歯や入れ歯がどこかにあれば、その影響力は非常に大きいのです。
こちらである部分だけ治療しただけでは、解決できないようなことも多々あります。

だからと言ってすべてを治療するようなこともまた難しいので、時間をかけて話し合い、納得していただいたうえで、じっくり丁寧にすすめていくということが一番大切かと思います。

痛みがなければ、くれぐれも急いで治療をするようなことは、歯の治療においては避けていただきたいですし、大切な自分の歯や歯ぐきで、一生快適に過ごしていくうえで、費用はかかっても、正確で安心安全な治療を受けていただきたいと願っています。


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2019年6月25日

プラスティックの詰め物やかぶせ物が増えている。

技工士の関戸です。

先日、数えで100歳になるお祖母ちゃん(妻の祖母)にお誕生日のお祝いに伺った際に、歯のことでいろいろ家族の方と話す機会がありました。

私は歯医者さんではないのですが、入れ歯や人工の歯を作っているんだから、わかっているでしょうという感じで、いろいろ聞かれました。

その中で、現在近くの歯医者さんに通っていて、保険診療で白いプラスティックですべてやり直してもらっているという話をしておられました。

先生のことを信頼されているようなので、余計なことは言わない方がいいと思いつつも、物作りをしている技工士として、最終的なセット物がプラスティックであるというのは、やはりそれなりにリスクはあると思いますと伝えました。

プラスティックの材料も良くなって、それほど問題がないと言われていますが、やはりそもそもプラスティックは樹脂ですので、経年劣化しやすい素材ですし、技工士として一番気になるのは、プラスティックと歯の境目が本当にピッタリ合ったまま長期間、維持できるものなのかどうかという不安です。

例えば、金属は、人類の歴史上でも数千年使われてきた歴史がありますし、素材として10年どころかそれ以上安定した材料だということができると思います。
プラスティックはどんなに固いものであれ、樹脂ですので、特に熱や力を加え続けられると、変形しやすいはずなのです。

数年でやりかえていくという方針ならばいいと思いますが、そのたびにまた通院したり、歯を削ったりする可能性もあります。

自由診療のみで治療を行う医院に勤めて、自由診療の技工をしている者としましては、もっとご自身の歯を大切にするために、費用はかかりますが、丁寧でしっかりした治療とセット物を入れていただきたいと考えます。

歯は、数十年、毎日必ず使っていくものですので、自分の体の大切な一部だと思っていただいて、時間も費用もかかりますが、のちのろ後悔することがないように、適切な処置をして、適切な入れ歯や詰め物、かぶせ物をセットして使用していただきたいと思っています。

2次的、3次的な問題が起こらないように、今の状態を維持していけるように、ぜひ良い治療・良い補綴物(ほてつぶつ)を入れてください。

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2019年6月15日

普通の入れ歯はやはり危険だなと思いました。

入れ歯専門技工士の関戸です。

78歳になる遠く離れた実家の父親が、3本のブリッジの歯がダメになったということで、それならばうちの医院に来たらいいんじゃないかと言いましたが、遠方なので、とりあえず保険の一般的な入れ歯を作ってもらったらしいのです。

すると、一か月もしないうちに、もともと歯が丈夫で、その3本分のブリッジ以外は自分の健康な歯であった父が、なんだか引っかけている2本の歯が動いてきたと言いました。

私はとにかく入れ歯をはずしておくように伝え、しばらく食べにくいけど、その入れ歯は使わない方がいいと言いました。そして新しく作り直した入れ歯に変えて、問題なく、リスクなく過ごせているのですが、やはりなんと言っても、一般的な、特に保険診療で作る入れ歯が、ガチガチの健康な歯に力をかけて入れ歯を止めるタイプの入れ歯なので、こんな風に残っている健康な歯がダメになっていくんだなと実感できました。

使い続けていたら、きっとその2本の歯がいずれ抜かなくてはならなくなったはずです。
その時に、患者さんは、入れ歯が原因でそうなったのではなく、自分の歯が年齢的な問題もあり弱くなったのだと、勘違いする人も多いです。

皆さんも入れ歯を止めている歯がグラグラ動いてきていないか、ぜひチェックしてください。一般的な設計の入れ歯では、止めている歯が弱くなることが多々あります。

そして、入れ歯がどんどん大きくなっていき、最後には総入れ歯になってしまう人も見受けられます。もう少し早く、残っている歯に負担のかかりにくい作りの入れ歯にしていれば、快適なままで入れ歯を使えたはずなのに!と思われる患者さんの症例はたびたびあります。

大切な残っている歯を守るためにも、ほとんどの歯科医院で提供されている歯に大きな負担をかける入れ歯を選ばないで、歯には少しの負担で歯ぐきでしっかり食べる入れ歯を選んでください。そういう入れ歯を提供できる医院様は非常に少ないと言えますが、ぜひ見つけていただきたいと、入れ歯専門の技工士として、切に願います。

追伸 
なぜ歯に負担をかける入れ歯だと、歯が弱ってくるのかと言いますと、歯のなくなった歯ぐきの部分は、フカフカしています。歯ぐきは1~2mmくらい厚みがあり、かむたびに入れ歯が沈み込みます。すると、ガチガチに歯に引っ掛けている場合、かむたびに歯が揺らされるのです。何百回、何千回も揺らされると、そりゃ歯も弱ってきます。

歯を強く抱かないで、そっと腰に手を添える程度の強さにしておくと、歯ぐきでかんだ時にも、それほどダメージを与えませんし、歯がその力から逃げられるのです。
そのようなイメージの入れ歯を入れられている患者さんは、当医院13年が過ぎましたが、残っている歯がダメになることは、ほとんどありません。ぜひ大切なご自身の歯をお守りください。

ただし、歯磨きや歯周病のケアを継続していかないと、長期的に歯を守れないですから、ケアは基本的に受けてください。

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2019年5月23日

かむ力は、相当強いので、入れ歯はプラスティックよりも金属がおすすめ

技工士の関戸です。

食べ物をかむ力というのは、かなりなもので、例えば、ステーキの肉を、手でグニャグニャになるまで、細かくするには相当な時間と労力が必要だと、想像できるかと思います。

しかし、口の中でムシャムシャと数回かめば、結構細かくかみくだけますし、よく言われるように理想的に30回くらいかめば、ドロドロにもなるんじゃないかと思います。
手先だけでそこまでにするのは非常に難しいでしょう。

このように、かむ力、歯の力は、思っている以上に強いものです。

ところが、歯を失ってしまって、歯ぐきだけの状態になり、入れ歯を使わないといけない場合に、このかむ力は減少してしまいます。

そこをなんとかして、できるだけ元の歯のようにかめるように作るのが、われわれ技工士の力量ですが、かむ力というのは、想定よりも強いもので、長年使っていくには、やはり強度のある材料が適正だと感じています。

強い力に耐えて長年使用する素材としましては、やはりプラスティックではなく、基礎の部分が金属でできているのが理想的です。

当医院も13年目なりますが、10年以上前に入れ歯を作られた患者さんに関して、金属製の入れ歯を入れている患者さんは、今でもピッタリと歯や歯ぐきに合った入れ歯のままで、しかも上下のかみ合わせの変化もごくわずかしかありません。歯がすり減った分だけですね。

反対にプラスティックの入れ歯は、長い年月で修理や修正を加えないといけない場合も多く、作り替えざるをえない方もいらっしゃいます。
入れ歯は人工物でありますので、一生使用できるものではないですが、10年経過して、ほぼ変わらない状態であるのと、変化が多少大きい場合とでは、やはり安定している方がいいと言わざるを得ません。

これは、素材として、どうしてもプラスティックはかむ時にややひずむ力が大きいのではないかと思います。基礎の部分に金属がある入れ歯の場合には、一度バランスの良いかみ合わせに落ち着いた場合には、ほぼほぼ変化しないのですが、プラスティックは手でもたわませることができるくらい、曲げたり収縮したりして変化しやすい材料ですので、繰り返し食べ物を強い力で食べていく中で、経年劣化が出てきてしまうからだと考えます。

必ずしもすべての人に金属製の入れ歯が合っているとは言えないですが、毎日3食以上食べたり飲んだりしていくうえで、長期的に安定している状態をできるだけ維持していただきたいと、作り手の技工士としては思いますので、ぜひ最終的な入れ歯が金属にされることをおすすめします。

残って歯のかぶせ物や差し歯をプラスティックの仮歯のままで終了する人はいないと思いますので、同じく口の中で使っていく入れ歯も、丈夫な金属で仕上げていくのが、バランスが一番いいと考えます。数本以上の大きな入れ歯をお使いの場合には、なおさら、強くて安定した入れ歯を利用されることを願います。他の歯を守っていくうえでも大切なことかと思います。

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2019年3月23日

奥歯までしっかりかんでいるかどうか、すぐにわかります。

入れ歯を長年使われていて、調整やチェックに行かれていない患者さんの場合に、自分ではしっかりと噛んでいるつもりでも、実はあまり噛めていなかったということはよくあります。

入れ歯は、半年から1年使うと、噛んでいる部分の歯が少しすり減って、かみ合わせが変わってきます。この段階で修正・調整を行えば、半年から1年の間、また快適に過ごせるのですが、そのままにして長期間、調整もチェックもしないでいると、だんだんと噛みにくくなってきます。

この変化に気づく患者さんもいますが、半数の患者さんは、かみ合わせの変化というよりも、入れ歯が少しはずれやすくなったとか、入れ歯が前よりもガタガタ動く気がするという風に言われます。

実はその原因は歯がすり減ったことによるかみ合わせの変化なのですが、ほんの少しづつの変化なので感じにくいのです。

当医院では、極薄のカーボン紙で細かくチェックもしますので、全体的に均等に噛んでいるかどうかすぐにわかります。そして、大変な作業ではありますが、全体的にバランスよく噛んでいる状態まで整えます。

すると、ほとんどの患者さんが、「あっ。噛んでます。しっかり奥まで噛んでいます。来る前とはぜんぜん違います。」と言われます。

切れない包丁の刃を研いでもらったら、よく切れるようになったような感じでしょうか。
「入れ歯がしっくりくる」とおっしゃいます。

そして、これくらい噛んだ状態になると、入れ歯が上も下もピッタリと歯ぐきに密着します。かみ合わせの調整で、入れ歯が歯ぐきにさらに良くくっついた状態になります。吸着がアップしたと専門的には言いますが、入れ歯をはずしにくいくらいに、ピッタリひっつくこともよくあります。

かみ合わせの調整は入れ歯で非常に大切な要素です。

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2019年2月26日

入れ歯で口腔がんになる可能性がある

堀ちえみさんのニュースから、口腔がんに関心を持たれている人がかなりいらっしゃるようで、さまざまな原因から口の中の口腔がんにつながる可能性があることが、歯医者さんからも言われています。

その中には、合わない入れ歯が原因で、常に刺激を受けることで口腔がんになることもあるというお話でした。

われわれ入れ歯を専門に作る者としましては、自分で作った入れ歯が原因で口腔がんになるというようなことは絶対にあってはならないですし、そうではなく患者さんに合った適正な入れ歯を提供して行くということを肝に銘じないといけません。

入れ歯というのは、天然の有機物ではなく、あくまで人工物で無機物です。
人工物である入れ歯をいかに有効な義歯にするかが、われわれのポイントです。
かみ合わせ、装着感、見た目、しゃべりやすさ、すべてを100点満点にするのは至難の技ですが、毎回100点満点を目指すのは当然のことであります。

その際に、私が一番大切だと思っているのは、形です。形態、デザイン、フォルム、設計すべて要は、良い形にすることだと思います。
かみ合わせが絶妙なのも、かみ合う面が絶妙に削られて、調整されて、形作られているから、しっくりします。

一人一人の患者さんのかみ癖やあごの形に合わせて、入れ歯の形も理想的に作り上げれば、口腔がんになるなんてことがないような、生活にとって大切な一品になると思っています。

堀ちえみさんの告白のニュースにより、なおさら気を引き締めて、入れ歯作りにのぞんでいきたいと思います。

皆様も、できるだけご自身に合ったストレスのない入れ歯を求めてください。

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2019年1月21日

今年もいろいろな患者さんと入れ歯を製作していきたいものです。

作り手が直接、患者さんと接しながら入れ歯を作っていける環境というのは、本当にありがたいもので、技工士としましては、非常に作りやすく、やりがいのある仕事になります。

今年も、たくさんの患者さんに、来ていただいた時よりも数段ステップアップした入れ歯を提供できるように、尽力していきたいと思っています。

入れ歯は、道具であり、生身の歯やハグキではないですが、毎日の食生活だけではなく、対外的な社会生活においても、非常に大切なアイテムの1つです。

作った入れ歯が、1人1人の患者さんにとって、使い慣れた最高の道具になるように、ぜひご一緒に取り組んでください。

あーでもない、こーでもないと共に会話をしながら、より良い入れ歯になるように本年も努力いたします。よろしくお願いいたします。

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2018年12月25日

今年もご来院ありがとうございました。

秋からちょっとハードな忙しさもあり、ブログ更新をしておりませんでしたが、当医院は、今年もあと1日となりました。

今年もたくさんの患者さんの入れ歯を作らせてただきまして、院長の指示で大勢の患者さんの入れ歯も調整してきました。

自分が一から作った入れ歯を最後まで見届けながら、自分で調整できるのは、本当にありがたい環境です。
院長とともに、できる限り良い状態の入れ歯になるように取り組んでいます。

見た目、かみ合わせ、装着感、発音、そのほか数え上げれば切りがないくらいの要素が入れ歯にはありますが、患者さんから「OKです」という言葉をいただくために、日々精進しています。

1つとして同じ入れ歯はないので、1人1人に絶妙に合った入れ歯を目指して、熟考しながら作り上げています。
たいへんな入れ歯もありますが、患者さんから喜びの声や満足だった言葉をいただくと、仕事の疲れはいっぺんに飛んで、ただただ嬉しい限りです。ありがたいものです。

また、来年も新しい入れ歯をたくさん作れることを願って、本年最後のブログにさせていただきます。今年はどうもありがとうございました。来年もかわらずよろしくお願い申し上げます。

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2018年10月20日

ワールドデンタルショーに行ってきました

先日、横浜のみなとみらいにある、パシフィコ横浜という会場で、4年に1回行われる歯科の大きな祭典である、ワールドデンタルショーがありました。

私の勤める医院の近くでもありますので、休日見学に行きました。
規模の大きさはやはり4年に1回なので大きく、さまざまなブースがあり、セミナーも多く行われておりました。会場を訪れる歯科関係のお客さんの数も多く、歩き回るのが大変なくらいの賑わいだと思いました。

しかしながら、非常に残念だったのは、あまりにも入れ歯に関することが少なかったことです。入れ歯関係のブースの数もセミナーも本当に少なかったです。

以前、ブログでも入れ歯を熟知している歯科医師は1割いないかもしれないと書きましたが、それ以上に入れ歯が端っこに追いやられている感じがしました。

入れ歯を専門とする歯科技工士としましては、残念で仕方がないです。
全国の入れ歯患者さんは3000万人(厚生労働省)もいるのに、なぜ入れ歯に関する内容がこれほどまでに少ないのか。かなりさびしい状態で、そんなにも入れ歯に対してやる気がないのなら、いっそのこと、入れ歯は入れ歯専門の技工士にまかせてほしいという気になります。

入れ歯も非常に大切な道具で、難しい仕事ですから、本来は歯科医師にもっと力を入れて取り組んでいってもらいたいのですが、やはり治療関係のこと、インプラント関係のことにどうしても興味があるようです。

入れ歯は物であり道具作りであって、しかも作っているのは技工士で、クオリティの高い入れ歯ができると、ほとんど調整しなくてもセットできるので、口に入れるだけという時もあるでしょう。
歯科医師の作業は型どりとかみ合わせと調整くらいなので、あまり仕事として面白さが出てこないのも仕方がないとは言えます。


このあたり、歯科技工士の役割、患者さんへのサービス面など、いろいろな面で全国的にもっと良い形に動いて行かないかな?と思います。
あまりやる気がない人がやるよりも、やる気のある者が一生懸命に取り組んだ方が、良い方向に向いていくんじゃないかと、個人的には思います。

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2018年9月 1日

義手。義足。そしてわれわれが作っている義歯。②

不幸にも事故などで足を失った人の、義足を作る仕事をされている義歯装具士さんがいますが、おそらく義歯装具士さんたちは、自分の担当する患者さんができるだけ快適な社会生活を送れるように、審美的な面でも機能的な面でも支障なく使える義足を作ってあげたいと思っていると思います。
他の人に歩いている姿を見られても、義足をつけているとはわからないような義足を目指して作られているかと思います。

われわれ入れ歯専門の歯科技工士も、同じように、義歯だとわからない義歯を作っています。そして、できるだけ何でも食べられる義歯を目指しています。

義歯を作るときに、われわれ入れ歯専門の歯科技工士は、患者さんの口の中、あるいは型どりした口の模型を見るとき、歯のなくなったところを真っ先に見ます。つまり、歯ぐきや歯の抜けている状態をよく観察します。

歯科医師や差し歯専門の歯科技工士は、おそらくその逆で、まず歯を見ることからはじめると思います。

そして、義歯装具士さんはおそらく、なくなった足の部分を真っ先に見るんじゃないかなと予想します。それは、残っている足よりも、無い足の部分をどうするかが一番の問題だからです。われわれ入れ歯専門の歯科技工士も、歯のない部分を見ながら、どうやってうまくやるかに一番集中します。

もしかしたら、義歯があまり得意でない歯医者さんは、どうしても歯を中心に考えていて、義歯中心の考えができないためにうまく行かないケースが多いのではないかと私は予想しています。

まだ多くの歯が残っている場合には、歯を中心とした考えでもいいかもしれないですが、残っている歯が少なくてほとんど義歯の場合には、やはり義歯中心の考え方で取り組まないとなかなか成功しにくいかと思います。

義歯は、天然の歯のように、1本1本歯ぐきに植わっているのではなく、すべてがつながっています。1箇所に強くあたっただけで、他の部分も大きく動きます。全体のバランスがとても大切です。バランスボールに乗ってバランスをとるような気持ちでかみ合わせの調整をしていかないと、はずれたり痛みが出たりします。基本的には歯ぐきにのせているだけなので。

ただ、足は2本しかないので1本失うということは非常に悲惨なことですが、歯は大人で28~34本ありますから、足で考えるとムカデくらいの足の本数になりますので、1~2本失ってもまったく平気な人も結構います。
しかしながら、28本中のほとんどの歯をうしなった場合、これは大問題です。

ムカデも足が28本なかったら、多分歩けないでしょう。
そこを何とかして歩かせるのが、われわれ歯科技工士の仕事です。
なくなった部分をどうするかに一念発起しないといけません。
残っている部分よりも、残っていない部分が大きい場合、それなりに大変なのです。

足で例えるので、少しわかりづらくなりましたが、多くの歯がなくなった患者さんの口の中に、最適な義歯を入れるためには、相応の技術が必要です。

アゴの土手のしっかりした患者さんでしたら、作りやすいですし、土手がなく歯ぐきが弱そうな患者さんでしたら、難しいケースだと言えます。
次に残っている歯がどういう状態なのかを、歯科医師に確認します。
歯ぐきだけではしっかり安定させられない場合に、残っている歯に負担をかけて止めないといけないですから、止めるための歯が大丈夫なのかどうか、どれくらいの負担で行けそうかなど、考えながら義歯の設計を行います。

この時、患者さんの口の型だけではなく、直接、口の中を見て観察できたら、やはり良い義歯になりやすいです。生身の口の中は、石こうの模型とは違いますので、とても多くの情報を与えてくれます。また患者さんとお会いすることで、親近感がお互いにわきますし、作り手としてより責任を持って取り組まねばならない気持ちも強くなります。
患者さんの希望や注文も同時に聞くこともできますので、非常に作りやすい環境で、ありがたいと思っています。

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2018年8月30日

義手。義足。そしてわれわれが作っている義歯。①

春にパラリンピックがありましたが、われわれ歯科技工士と似たような職種として、義歯装具士さんがいらっしゃいます。

義歯装具士さんは、医者の処方箋に基づいて、患者さんに合わせた義手や義足を製作する仕事です。われわれ歯科技工士も、歯科医師から出される技工指示書というものに基づいて、さまざまな義歯や詰め物、かぶせ物を作ります。

義歯装具士さんとの大きな違いは、義歯装具士さんは直接患者さんに触れながら義手や義歯を製作できますが、われわれ歯科技工士はそれが認められていません。歯科医師の管理、指示のもとであればできるのですが、それは現実的には歯科医院でしか直接見たり触れたりできないということになります。

当たり前のことじゃないかと思われるかもしれないですが、現在作られている義歯や詰め物、かぶせ物のほとんどは、歯科医院ではなく、歯科技工所(ラボ)という別の場所で作られています。つまり、間接的にしか作られていないということです。

義手や義足を間接的に別の場所で作ったとして、それが本当に患者さんにピッタリと合うものになると思われるでしょうか? パラリンピックの選手が使うような義足になれば、なおさら高度な調整が必要でしょうし、選手を直接見ながら合わせていくという熟練した作業が必要になると予想します。

本来ならば、義歯もそのように直接作り手である歯科技工士が患者さんと楽しく会話しながら共に作っていけたら一番いいんじゃないかと思いまして、当医院では院長のお力添えでそのようにしています。

しかしながら、それでも生身の口の中に完全に文句なく、自分の歯のような義歯を1回で作り上げるというのは、並大抵のことではありません。
保険診療の義歯などはおそらく数回の調整で終了というようなケースが多いと思いますが、そのような形で本当に絶妙な義歯になっているのか疑問であります。

もっと言いますと、義歯の場合、数回~十数回来院されて調整を繰り返すことで、何とも言えないいい感じの義歯になっていくのですが、保険診療での詰め物やかぶせ物の多くは、セットされた日に少し調整するだけで終わりというのがほとんどではないかと思います。
私もまだ十代の頃に通った歯科医院では、虫歯の治療は、削ってから型をとって、その次にセットしておしまいでした。何の疑問も持たなかったのですが、技工士になった今思うとかなり荒っぽいやり方じゃないかと思います。

たった1回の調整だけでセットされて、あとは何も確認しないままというのが問題です。義歯でしたら先ほど言いましたように、数回~数十回調整しないと良い状態にならないものです。詰め物やかぶせ物だからと言って、本当にたった1回だけでうまく行っているでしょうか。使ってみた後に、しばらくしてから確認するわけでもなく、何となくセットした時に大丈夫だったからということで、そのまま経過していると思います。

大きな支障がなければ、それでいいという考えですが、もしかしたら本当にいいかみ合わせにはなっていない可能性もあります。人には適応力があるので、若い年齢の人や歯がたくさんある人の場合には、他の歯の助けもあり、そんなに気にならないからということでそのままのケースも多いと思います。

ただ、セットした後も何度か確認して、本当にバランスよくかみ合わせの調整ができているのか、確認してもらったほうがいいかと思います。治療すればするほど、かみ合わせがズレていくなんてことがないように、丁寧な歯科医院で何度か確認を繰り返してもらうということをおすすめします。

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2018年8月 3日

入れ歯がはずれやすい。入れ歯がゆるくなってきた。入れ歯が動く。

入れ歯が最近ちょっとゆるくなってきたとか、入れ歯が動きやすい、はずれやすいという経験は、多くの入れ歯患者さんが体験されているかと思います。

この原因を、多くの歯科医師や患者さんは、ハグキがやせてきたからとか、残っている歯が動いたからと考えることがあります。つまり、ハグキに入れ歯がピッタリ合っていないからだろうととらえられています。

もちろん、そういう場合もないことはないのですが、入れ歯を作ってしばらく経過しただけの患者さんの場合には、ハグキや歯に問題があるのではなく、入れ歯のかみ合わせが変化したことによる原因がほとんどです。

かみ合わせの調整は簡単ではなく、丁寧に何度も調整しないとピッタリこないので、なかなかそういう時間と手間をかけて、歯科医師の先生がやってくれるというのは難しいと思いますが、このかみ合わせを全体的にバランスよく調整しないと、またすぐに入れ歯がゆるくなったり、はずれたりすることになります。

しっかり奥歯まできれいにかんでいる入れ歯というのがおそらく少ないと思います。
入れ歯は前歯に当たると落ちる作りになっています。
長年使用されていて、絶妙にかする程度に当たっている入れ歯だと大丈夫ですが、まだ長期間使っていない入れ歯ですと、前歯にあたれば落ちやすく動きやすくなります。

そして一番後ろの奥歯までしっかりとかませるのは、なかなか大変です。
必ずしも患者さんは、左右の奥歯をバランスよくかんでいるとは限らず、むしろどちらかで強くかんでいることが多いので、反対側の弱くかんでいる奥歯までしっかりときれいにかませるには、何度も調整を繰り返さないといけなくなります。

当医院では、先生の指示により私が細かく調整することもありまして、奥歯までしっかりとバランスよくかむ入れ歯を提供しています。
奥歯までしっかりかむ入れ歯は、ハグキにもキュッと吸い付きますので、総入れ歯でも入れ歯をはずすのが大変なくらいの入れ歯になります。

皆さんも、奥歯までしっかりとかめているか、一度確認してみてください。

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2018年7月31日

入れ歯は、一輪車を乗りこなすようなイメージで。

院長が患者さんに入れ歯を説明する時に、一輪車という言葉をよく使います。

一輪車は、自転車よりもバランスがとりにくく、初めての人はそれなりに苦労しないと乗りこなせない乗り物ですが、根気よく練習をすれば、多くの人は乗りこなせるものです。

そういう意味で、はじめて入れ歯をされる患者さんや、いまいち入れ歯の扱い方がよくわからない患者さんには、わかりやすい言葉だと思います。

要は、入れ歯というのは、それなりにトレーニングしながら使いこなしていく道具だということになります。

しゃべり慣れるのにも、約2週間はかかりますし、食べ慣れるのにも同じくらいの期間がかかります。

われわれは、できるだけその患者さんにとって使いやすい入れ歯をオリジナルで作るのですが、患者さん自身のトレーニングと慣れはどうしても必要になります。


しばらく使われていると、変化もあらわれます。
その変化に対して、適切な処置や修正を加えて、より使いやすい入れ歯に調整していきます。

そして、私が先生とともに、患者さんを拝見していていつも思うのは、
ほとんどの患者さんが、自分が左右どちらで主にかんでいるか、アゴをどういう動かし方で動かしているか、ご存じないことです。

左右バランスよく動かせるのが一番いいのですが、なかなか左右対称に動かせる人はいないです。
ボールを左右同じように投げられる人が少ないように、やはり左右差がある人が多いです。

それでも、自分がどちらでかんでいるのか、もしかしたら片方ばかりでかんでいないかなど、ちょっと意識しながらかんでいただきたいですし、入れ歯を使う場合には、入れ歯は天然の歯ではなく、道具ですので、うまく使いこなすということを意識して使っていただけるといいかと思います。

トレーニングを続けると、逆に入れ歯を使ったことにより、左右対称にかめるようになったり、自分の歯の時よりもいろいろなものがかめるようになったりもされています。

無意識でかめるようになるためにも、特に、使い始めの入れ歯は意識して使われるといいかと思います。

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2018年6月24日

うれしく、そしてちょっと悲しい患者さんのお言葉

先日、入れ歯ではなく、歯の治療のことで大学病院へセカンドオピニオンに行かれた患者さんがいらっしゃいました。

大学病院で診察を受けた際に、うちの特殊な金属製の入れ歯をその大学病院の先生が見られて、「これは良い入れ歯をされていますね。」と言われて、そしてはじめて、うちの入れ歯が価値のあるものだと知ったと、話されました。

これはうれしくもあり、反面ちょっと、悲しい気もしました。
もう10年近く通われている患者さんでしたので、逆にちょっと笑えました。
しかしながら患者さんは、歯の治療や入れ歯のクオリティの高さなんて何もわからないのは当然のことで、患者さんに理解してほしいということ自体がそもそもおかしなことであります。

われわれ専門職の者はただただベストを尽くして、入れ歯を製作するのみということです。

家族や親せきなどの入れ歯をこれまで何人も作ってきて、歯のメンテナンスは地元の近所の歯医者さんでケアしてもらっていて、その時も先生方から、「こんな入れ歯見たことない」とか、「これは僕では調整できないね。」などという話を聞くことはありました。
身内なので入れ歯の良し悪しを聞きやすいこともありますし、他の歯医者さんからほめてもらえる入れ歯なので、本音が聞けます。

でも患者さんは、やはり直接先生に本音で話せない部分というのは、どうしてもありますし、本当に良い入れ歯なのかどうかを問いただすこともできないでしょうから、うちの医院ではそのあたりをできるだけこちらから質問するような形にして、技工士の私もスタッフも患者さんの気持ちを察知するように心がけています。

入れ歯自体は他の歯科医院に負けない自信はありますが、最終的に患者さんが満足できているかどうか、不安な部分がないかどうかが一番大切になると思います。

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2018年4月17日

保険診療で作る入れ歯の歯の大きさは、かなり小さくておかしい。

来院される患者さんの中に、以前、一度保険診療で入れ歯を作った経験があるという方も多いのですが、そのほとんどの入れ歯の歯の大きさが、ご本人のもともとの歯よりも、かなり小さいサイズの歯で作られていることが非常に多いです。

まだ残っている歯の大きさと比べてみても、あきらかに小さいので、いかにも作り物の歯だとわかってしまいますし、すぐに入れ歯だと気付かれます。

歯自体の大きさもさることながら、ピンク色のハグキの範囲が広くて、ハグキが目立ってしまっている方もいらっしゃいます。

もう少しハグキの部分をうまく彫刻して、歯がはっきりと見えるようにしてあげるか、もっと大きい人工の歯を使ったらいいのに。といつも思います。

歯科医院ではなく、技工所という工場でたんたんと規格品のような入れ歯を大量に作っていかなくてはいけない場合には、仕方のないことかもしれないですが、患者さんの顔全体の雰囲気や口元を見れば、やはり見た目に違和感があるのは、すぐにわかります。

本来はその際、歯科医師が修正をすべきなのですが、おそらく器用に修正できる歯科医師はほとんどいないので、そのままあまりいまいちな入れ歯がセットされることになっていると思います。

技術とセンスのある技工士が修正すれば、それほど時間のかかることではないので、できればそのようなことができるような体制を作れたらなと思っています。

保険診療ではそのような審美的な内容は、保険外になってしまうのでできないことになってしまうかもしれません。
ですが、歯を見た目よくすることは、髪形や身なりをきちっとすることと同じく、重要な社会性のある問題だと言えます。

保険診療でもこのようなことが認められ、全国3000万人と言われる入れ歯患者さんが、人と会話する際に、口元を隠すのではなく、笑顔でコミュニケーションがとれて、快適な生活が送れるように、見た目の回復という名のもとに、審美的な要素も保険診療の一部にしていただきたいと切に願います。

ただ、先ほども書きましたように、この作業は歯科医師では難しいので、歯科技工士のいない歯科医院では難しくなります。ですが、出張という形で歯科技工士が出向くことも可能でしょうから、国が保険診療の新たな項目として認めれば、入れ歯でも見た目のいい歯並びの人たちが世の中に増えるだろうと思います。

医療費削減の今の世の中で、多くの患者さんの強い訴えでもないとなかなか認めてもらえない内容でしょうが、社会的意義はかなりあると思っています。
外国の観光客が増えていますが、先進国の中でも歯に対する意識のうすい日本人の歯並びは、決して自慢できるようなものではありません。

でも本来、きれい好きで、オシャレな日本人ですから、少し意識を変えるだけで、人から見てもきれいな口元になり、いい感じの笑顔になるのは、そんなに難しいことではないと思います。

『国を挙げて、国民をいい笑顔にする』というと大袈裟ですが、それほど難しくなく、費用もかけずに、できる内容だと思います。
そのようなサービスが組み込めるような歯科医療になってほしいと思います。

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2018年3月 2日

一から十まで1人で入れ歯を作ることが、良い入れ歯につながっていると思います。

入れ歯専門の歯科技工士として、当医院の入れ歯は、私が一人で最初から最後までお作りしています。

院長が型どりした型に、石膏を流して、口の型の模型を作ることから、患者さん専用の型どり用の器具(トレー)や、かみ合わせのとるための危惧も当然、一人で作ります。

それから前歯・奥歯を順に並べる作業の時には、患者さんと院長、私や女性スタッフで確認しながら、最終的に患者さんが納得されればその歯並びのまま、入れ歯の仕上げにかかります。

入れ歯が出来上がるセットの日まで、気を抜くことなく、すべて1人で作成していくので、細かいところにも目は行き届きますし、すべての作業は次の作業につながっていきますので、自分ですべてを管理できるのは、ありがたいことです。非常に仕事がしやすいです。

手作業ですし、自分1人で作っていますので、大量に作ることは難しいですが、歯科医院内の技工室ですから、すぐに対応できる点と、患者さんを直接目の前で見ながら製作できますので、『百聞は一見に如かず』のことわざ通りに、早くて正確な作業が可能となっています。

また、患者さんとの会話からいろいろなご注文や感想を聞けることも、入れ歯を作るうえでは非常に貴重な情報源でありますし、技工士としての経験としましては、患者さんのコメントはある意味財産であります。患者さんの本音の声が聞けるような環境にいる技工士は全国でも数少ないと思いますので、毎回、自分の血となり肉となる大切な経験だと思い、心して取り組んでいます。

今では、患者さんのご注文もほとんど想定内のことになりましたが、それでもまだまだ患者さんの真の思いを一度でつかむということは難しく、数回取り組ませていただくことで、どのような希望をされているか、わかるようになってきました。

歯科医師も、1人の患者さんの治療を、一から十まで自分でやるというのが基本だと思いますが、私たち歯科技工士も本来は、1人の患者さんの入れ歯を1人ですべて行ったほうがいいのではないかと、最近実感しています。

日本の歯科では、ほとんどは分業化された歯科技工所(ラボ)で入れ歯や差し歯が作られていますが、1つの歯科医院で1人の患者さんに対して、治療は1人の歯科医師がやり、技工物は1人の歯科技工士が作るような体制が、理想的ではないかと思います。

分業的な作業で作っていく中ではつかめないものがあると、思っています。


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2018年1月16日

来院された時よりも、キレイでかわいい、あるいは男前の口元になることを狙っています。

入れ歯や差し歯は、見た目だけの問題ではなく、
機能的によく噛めたり、違和感がなかったり、清掃しやすかったりすることがまず一番大切です。

その次に、多くの患者さんが求めていらっしゃるのは、やはり見た目の良さ、
つまり、歯並びがきれいだったり、かわいかったり、男前であったり。あるいはごく自然な歯並びであったりすることです。

われわれ技工士は、ドクターからの指示や患者さんの残っている歯の型をもとにして、歯を選び出し、並べてから、一度患者さんの口の中で歯並びを確認します。

でも、歯の型ではなく、直接、患者さんの顔見ながら、ドクターとともに3人で話し合いながら、患者さんの好みを聞き出して選んだ歯が、やはり一番その患者さんに合った歯並びになることが多いです。

型を見ているだけでは、顔全体のイメージ、そして、唇やほっぺたの感じによる歯の出具合いなどはまったくわかりません。

直接見るということは、一番早く正確に歯や歯並びを選べる方法だと言えます。

そして患者さんによって、入れ歯や差し歯とはわからないようにごくごく自然に作ってほしい人もいれば、
せっかく作るのだから、全体的にきれいな感じにしてほしいという患者さんもよくいます。

機能的に支障のない範囲で、できるだけ患者さん好みの歯にしたいというのが、院長の方針で、私も来院された時よりも、絶対にきれいで、かっこよくて、良い歯並びで帰っていただきたいという思いで歯並びに取り組んでいます。

1回で決まることもあれば、数回試行錯誤することもあり、後日、再度来院していただくこともありますが、結果的に、患者さんがこれがいいという形の歯や歯並びになることが一番だと思います。

使われていて不満足な入れ歯はやはり作りたくありませんので、どこまで本音で話されているかはわかりませんが、患者さんのお話や反応を見ながら、適切に改善する作業を繰り返しております。

入れ歯でもこんなに自然なのに、なおかつきれいな歯になるものだな。と思ってもらえるような入れ歯を目指して常に作っております。

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2018年1月 6日

素敵な入れ歯を今年も作っていきます

長年食べられなかったたくあんを食べられるようになったというお話や、
入れ歯でもするめをバリバリ食べているお話など、昨年もいろいろうれしい話やお声を聞かせて頂きました。


入れ歯とはわからない、自分の歯のように自然な見た目でありながらも、きれいな歯になったことで、感謝の言葉をいただくことも多々ありました。


本年も昨年以上に、患者さんから、「いいね!」と言われるような入れ歯を作っていきたいと思う所存です。


そのためには、とにかく新たに来院される患者さんを、来られた時よりも数段良い状態で満足して帰っていただくという強い意志を持って仕事に取り組まねばなりません。


医療はマイナスをゼロに戻すだけの行為のように思われがちですが、そのうえさらにプラスアルファされた入れ歯や差し歯を提供できるように、努力していきたいと思います。


どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

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2017年12月25日

歯並びの大切さを知っている歯科医師は少ない

入れ歯というのは、歯が抜けてしまった所に人工の歯を入れて作る技工物です。

この時に、どの高さや位置に歯を並べるか、どれくらいしっかりかませるかなど、歯を一番理想的な所に並べる作業を「歯の排列」と専門的には言います。

これは、もっぱら歯科技工士の仕事で、ドクターの情報をもとにして考えることは山ほどあります。

しかしながら、歯科医師はあまり歯並びを重要視しません。実際に歯を並べる作業を自分ではやっていないからと言えますが、技工士でも保険診療の既成の入れ歯を数多く量産して作っている人は、深く考えて歯を並べることは少ないと言えます。

この歯並びはとても大切で、理想的な位置に歯を置かないと、さまざまな部分で支障がでてきます。食べ物を食べる時に、力が一番入りやすい位置に歯がなくて、少し高い位置にあるだけで、食べにくくなります。歯で食べ物をうまくつかみながら、なおかつ細かく砕いていかないといけないわけですから、非常にその位置が大切なのです。

食べるだけではなく、しゃべったり、ただ口や舌を動かすだけでも邪魔な位置に歯があると、不快ですし、舌をかんだり、ほほが傷つくことにもつながります。
多くの歯医者さんは、適当に上下でかんで当たっていたらそれでいいという考えであるため、なかなか口の中で何とも言えないしっくりしたおさまりの良い入れ歯と言うのは、提供されにくいように思います。

自由診療で腕のある技工士が質の良い入れ歯を作っても、ドクターが同じようなレベルでないと、せっかくの自由診療の入れ歯も台なしになってしまいます。
『あれっ。自由診療で入れ歯を作ったのに、こんなものかな?』と思っている患者さんがいらっしゃいましたら、そのような理由があると思っていいでしょう。

歯並びは、見た目以上に機能性に大きく影響しますので、ちょっと移動させただけでも、入れ歯全体のバランスが狂ってしまうケースはあります。
もともとの骨格やかみ合わせが少しズレている患者さんの場合には、この歯並びは要注意です。普通に並べているだけでは、きっとはずれやすかったり、痛みがでるようなこともあるでしょう。一度作っただけでうまくいかない時もあると思います。

入れ歯はあくまで人工物ですが、1人1人の生身の体に合わせて、最も最適な状態に仕上げていかなくてはいけないので、単なる物づくりと違うところがあります。
われわれプロの技工士が作ったから良い入れ歯になるわけではなく、使って行く中で患者さんの言葉をよくよく聞いて、その入れ歯に手を加えて修正しないといけないことも多々あります。
生身の口の中で最高のパフォーマンスができる入れ歯を作ることは、非常に難しいですが、楽しい仕事でもあります。
入れ歯は患者さんと二人三脚で作っていくものだとよく言われますが、まさにその通りで、ぜひともいろいろな意見や気持ちを伝えていただきたいと思っています。

1人として同じ体・同じ口の人はいません。なので、できるだけ良い入れ歯を作っていきますが、作ってからも患者さんには、感想をいろいろ言っていただきたいと思います。そして、共に良い入れ歯になるようにしていきましょう。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2017年12月 2日

良いかみ合わせは、良い音がする

先日、9年勤めている助手が、歯が全部つながっている、長いブリッジの仮歯の患者さんの時、「すごい良い音がしました」と言いました。

私はそれを聞いて、「おっ。ちょっと一流だね。」と答えました。
そうです。
入れ歯でも、ブリッジやかぶせ物でも、また天然の歯の場合に特にそうですが、
なんとも言えない、『コンコン』という良い音がします。少しこもった音ですが、重厚感のある良い響きがします。全体的にバランスよくかめている時に、このような響きになります。

技工士駆け出しの頃、上下総入れ歯の患者さんが、「入れ歯がなんかカチカチと変な音がする」というので先生が丁寧に調整された後、改めてよく聞いてみると、『コンコン』というなんとも言えない良い響きがして感動したのを、思い出しました。
患者さんはかみ合わせもよくなったと言って大変ご機嫌で帰っていかれました。

入れ歯で音というのも、おかしな話に思われるかもしれないですが、かみ合わせがいまいちだとなかなか良い音はしません。むしろ、まとまりのないような音がしたり、カンカン鳴るような時もあります。

良い音ということで言えば、いつもとは違う高級な革靴を履いて歩いた時にも、同じくとても良い響きがするんじゃないでしょうか。なんとも言えない重厚感のある靴音を聞きながら歩いていると、少し自分がかっこよくなったかのような気分にさえなったりしないでしょうか。
靴の場合も、きっと地面に対してバランスよく当たっているから、このような音がするんだと思います。

入れ歯のかみ合わせに限らず、『良い音がする』というのは、さまざまな分野で1つのポイントになっているんじゃないかなと予想します。

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2017年10月27日

保険診療で作る入れ歯は、負担が大きい。歯も削られる。

先日も保険診療で入れ歯を作られた患者さんの入れ歯を拝見しまして、いつも思うことですが、なぜこれほど分厚く作るのか?、針金のようなバネも必要以上につけているのか?
疑問でいっぱいでした。
しかもかむ力を支えるために、大きな奥歯をけっこう削られてもいました。本当に健康な歯を削って問題ないのかなと危惧します。

口の中にそのような大げさな入れ歯を入れて、快適に生活することは普通に考えて難しいと思います。院長がよく言いますが、犬や猫に限らず、人間の赤ちゃんや幼児でも入れ歯を口に入れられたら、確実に吐き出します。
大人の理性があってはじめて入れ歯は道具として使っていただけるものです。

だからこそ、少しでも患者さんにとって負担にならない、過ごしていてわずらわしくない入れ歯に仕上げていかなくてはならないのです。

例えば、ネックレスや腕時計、眼鏡など、肌に直接的に着けるものを、嫌がる人もいれば、全く問題なく着けている人もいます。個人個人で身に着けるものの、うっとおしさは異なり、さらに身に着ける箇所によりちがってくるものです。

入れ歯も同じように、上のあごは全く気にならないけれど、下の入れ歯がどうも気になって仕方がないという人がいます。反対に、下の入れ歯は自分の歯のような感覚で、着けているのも忘れているのに、上の入れ歯は長時間いれていると、うっとおしくなってくるという人もいます。

その場合に、保険の入れ歯は、既製品のようなものですから、大きくデザインや設計を変更することはできません。なぜならば、決められた方法以外は、保険申請できなくなって、歯科医師がお金をもらえないのです。よほど良心的な歯科医師でなければ、わざわざ大きな変更をしてまで、入れ歯を作り直したり修正したりしてくれないでしょう。

だいたい、入れ歯といいますか、口の中というのも、人の顔と同じで千差万別です。
それにピッタリな入れ歯を作ろうと思えば、そう簡単にはいかないのです。
保険診療の画一的な作り方では、とても患者さんになじむような入れ歯は作れないと思います。
ただただ、歯科医師の先生に言われたので、我慢して慣れるようにして使ってるという患者さんが多いと思われます。

21世紀のこの豊かな時代で、先進国の中でも上位にある日本において、なぜ今だに安かろう悪かろうの入れ歯で悩まないといけないのか、私はかなり疑問に思っています。

良い入れ歯はあります。皆さん、それを知らされていないだけです。
保険診療が当たり前の世の中なので、歯科医師もわざわざ良い入れ歯を紹介しないですし、むしろ本当に良い入れ歯を知らない歯科医師がほとんどと言っていいと思います。
患者さんにとっては、ほとんど知らされていないので、かわいそうな状況です。

ぜひ保険診療中心でやっている歯科医師の先生たちも、もっと良い入れ歯を理解していただいて、入れ歯を使われる患者さんにご紹介していただきたいと思っています。

良い入れ歯は、バランスもよく、かみ合わせも安定し、長期間にわたって快適な生活が送れます。見た目だけではなく、機能的にもすぐれた良い入れ歯をぜひ使ってください。
口や歯の問題から解放されて、人生を豊かに過ごすための、1つの道具として、良い入れ歯はかなり役立つと思います。

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2017年10月 4日

欧米の考え方を基準にして、作られている今の入れ歯に問題はないのでしょうか?

技工士の関戸です。

前回の続きのような話になりますが、われわれは、専門家が言うことや、りっぱな先生が話したり考えたりしたことを、鵜呑みにする傾向はあると思います。

歯科の世界は、もともとほとんど欧米の考え方といいますか、欧米からの教育が基本になっているのですが、よくよく考えますと、同じ人間とはいえ、日本人の口や歯の治療をするのに、かなり体格も食べている物も違う文化の人を基準にした考え方で、果たして日本人にピッタリ合った治療ができるのだろうかと、ふと疑問に思います。

日本人でも、女の人と男の人とでは、体格やサイズ、力など、大きな差があります。
食べ物、着る物、使う物。それぞれに女性用。男性用。あるはずです。
同じものが使えないことはよくあります。

そして、欧米人と日本人を比べた場合、もしかしたら、日本人の男女の差よりも大きな差があると言ってもいいかもしれません。
それなのに、欧米人をもとに考えられた理論や理屈で入れ歯を作った場合、どうなるでしょうか。

単純に考えますと、強すぎる、大きすぎる、頑丈すぎるだろうと予想できます。
そして、実際にそのような入れ歯がほとんどだと思います。

もちろんそのような考え方で作られた入れ歯で不自由なく生活されている人も多いと思いますが、私は繊細な日本人に合わせて、もっと歯にやさしい、口にやさしい入れ歯にできないかといつも思っています。

今では当院にかぎらず、いくつかの医院で新しい入れ歯が作られていますが、私はこれからももっと、日本人に合わせたいろいろなタイプの入れ歯が開発されることを期待します。
欧米の理論や設計・デザインではなく、現実の日本人の、男性向き、女性向きなど、さまざまなタイプに基づいて考えられた入れ歯ができたら、バリエーション豊富な入れ歯治療になっていくと考えます。

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2017年10月 3日

今世の中に出回っている入れ歯は、なぜそこまで頑丈に作るのだろうか? 不思議です。

技工士の関戸です。

現在、世の中で一般的に使用されている部分入れ歯は、頑丈なバネや引っかけ、バーを使って、数か所の歯に固定するような形で作られています。

確かに固定するところが多ければ多いほど、入れ歯はしっかりと口の中でとまると考えられますが、もともとの天然の歯に引っ掛けたり、強く固定することが、入れ歯にとっては大切でも、残っている歯にとっては問題がないのか?と考えますと、やはり大きな負担になっていると言えます。

かむ力というのは、相当な力ですので、いろいろな歯に強くバネで固定されていた場合、その健康な歯が強い力で揺らされるのは明らかです。歯は揺らされれば、揺らされるほど、歯周病になるリスクも高まるでしょうし、しっかりと根を張っていた健康な歯が時間の経過とともにぐらぐらして弱ってくることも予想できます。

天然の歯は、歯の根っこに衝撃を吸収する繊維の膜が一層張られています。この膜は、石をかんだりしても頭にズキンと来ないように、強い力を吸収できる能力がありますし、少しばかり歯を揺らされても、耐えられるような働きを持っています。

しかしながら、入れ歯のバネのように、人工的に必要以上に強い力で引っ張られたり、入れ歯で何度もかむたびに、常に引っ掛けられていると、やは悪影響が出てきます。
許容範囲内の力で動かされるのは、なんとか耐えられるでしょうが、ではどれくらいが許容範囲なのかは、正直誰にもわからないと思います。

それならば、強い力で引っ掛けないような入れ歯はないのか?ということで作っているのが、当医院の入れ歯です。
1本1本の歯を、入れ歯に従属させるのではなく、独立させておいて、残っている歯全体で助け合って入れ歯を支えていくという考え方です。できるだけ弱い力で入れ歯を固定しておいて、実際に使っていくなかで、どうしても弱い部分がでてきたら、そこだけもう少し強い力で助ける、という取り組み方です。

すると、16年以上そのような入れ歯を見てきていますが、楽に使われている患者さんが多いです。そして、残っている歯が次々に弱っていくようなことはありません。
入れ歯を着けている感覚も少ないので、うっとおしいということもないでしょうから、気楽に入れ歯でも生活ができているという状態だと思います。

口の中でがんじがらめに固定された入れ歯は、私はあまりよくないんではないかと思っています。本来、口の中はそのような状態ではないと思いますので。
足りない部分を助けるだけで、必要以上に負担をかけるのは、悪い面も出てくるかと想像します。


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2017年9月29日

入れ歯はやはり『金属製の入れ歯』をおすすめします。

 歯科技工士の関戸です。
 これまで16年間、保険のきかない自由診療の歯科医院にて、入れ歯を専門的に見てきましたが、やはり何と言いましても、入れ歯は金属床と言われる、「金属製の入れ歯」が一番いいです。

 口の中に入れた時の安定感、食べ物を強くかんだときも変形しない丈夫さ、ちょうどいい感じにたわんで元に戻るしなやかさ、多孔質なために着色や変色、食べ物などを吸収してしまうプラスティック製と比べて、材質として数段優れています。

 かみ合わせた際に、充分な強度があるため、安心して食べ物が食べられますし、手加減しないでかみ合わせできますので、運動されるときや力を入れる時も、思い切って力をこめることもできるかと思います。このかみ合わせの安定感、安心感は丈夫な金属ならではのことで、しかも厚さはプラスティックよりも倍以上薄く作れます。

 何年も数十年も入れ歯での生活を送られる場合には、料金面で当初費用が多くかかりはしますが、その後の長い期間、安全に安心して使えるものと思えば、決して高いものではないと思います。
 
 金属製の入れ歯によって、他の歯の健康も維持されやすいですし、今では見た目もよく、快適な入れ歯が作れます。当医院だけでなく、他の医院さんでも金属製の入れ歯は取り扱われていると思いますので、最初は保険診療のプラスティックや少し金属のバネやバーを使った入れ歯でもいいかと思いますが、最終的には、金属床という入れ歯に代えられたほうが、いろいろな点で利点があります。

 毎日の食事やおしゃべり、社会生活における見た目の印象の良さなど、気持ちの面で体の面でも、良い入れ歯は健康で快適な生活の一助となると私は信じています。

 入れ歯専門の歯科技工士として、入れ歯を使われているすべての患者さんに金属製の入れ歯をぜひおすすめします。

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2017年8月17日

前歯でも奥歯でも、ブリッジや差し歯で重要なのは、仮歯。

技工士の関戸です。

ブリッジや差し歯の治療はほとんど歯科医師まかせというのが一般的だと思いますが、当医院は自由診療専門ですので、治療だけではなく、前歯でも奥歯でもブリッジや差し歯の形にとてもこだわっています。


簡単にいいますと、患者さんに合わせて見た目のいい歯に最終的に完成したいので、仮歯の段階で、審美性や機能性に気を使って、形には特にこだわりをもっています。
うちの医院は女性患者さんが多いので、かっこよさというよりも、患者さんの希望に合わせて、愛らしさ・キレイさ・シャープな感じなどを出すようにしています。


私は本来は入れ歯専門の技工士なのですが、仮歯はずっと製作してきていまして、ここしばらくは、患者さんから「歯の形がいいからうれしい」とか、「この仮歯の形のまま、最終物も作ってほしい」と言われることが多くなりました。本当にありがたいお言葉です。
ただただ、目の前の患者さんが素敵になって帰られて、この医院に来てよかったと思ってもらえることだけ考えて仕事していますので、そのような声をいただけるということは、この上ない喜びであります。


差し歯作り専門のプロ中のプロから言わせれば、私の歯は決して理想的な形ではないかもしれません。ですが、これまで何度も経験してきた中で、差し歯専門の一流の技工士が作る歯が、必ずしも実際の患者さんの口元に合ったものではないということは実感しています。

一流の職人が患者さんの口元を見ずに作っても、なんとなく違和感のある形の歯になってしまっているのです。当院に初めて来院される患者さんの多くがそのような状態です。自由診療で高額な料金を支払ったにもかかわらず、何となく顔だちに合っていない歯になってしまっていることが多いです。

患者さんの口元は、一人一人違いますし、左右で唇の上がり方も違います。その差を直接目で見て、患者さんの希望を聞いて、すべてを反映しながら作ってこそ、何とも言えない形の歯になります。直接患者さんを見ないで作れば、一流の職人であれ、どうしても口元にピッタリ合った歯にはなりにくいと言えます。


多くの皆さんが、「仮歯」というものは大したものではないと思っているはずです。
ですが、この仮歯を何度も調整して、長期間見ていきながら、最終的に口元に合わせた形になった時には、本当にしっくりくる形の歯になります。

当医院では、実際に仮歯として長い間使っていただきますので、患者ご自身が自分の歯に対していろいろなことを感じることもできます。患者さんそれぞれで歯に対する考え方も違うと思いますので、その気持ちに合わせながら、より最適な歯にできたら一番いいかと思います。ぜひご協力ください。


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2017年7月27日

患者さんからヒントを得て作る入れ歯

歯科技工士の関戸です。

入れ歯にもさまざまな種類がありますが、普通の歯科医院の場合には、一般的な形というのがだいたい決まっています。
それは、おおむね、保険診療が主体の医院で提供される入れ歯とあまり大きくは変わっていない入れ歯になります。


歯科医師から自由診療で作る入れ歯だからいいものだと言われましても、入れ歯の設計やデザイン自体は、ごく普通の入れ歯の場合がほとんどです。
独自性やオリジナル性はあまりありません。


なぜそのような入れ歯になるかといいますと、ほとんどの歯科医院は、自分の所で入れ歯を作っているのではなく、外注で入れ歯を注文しています。つまり、入れ歯を製造するメーカー(歯科技工所)がありまして、そこで作られたものが各歯科医院へ納品されるのです。同じところで作りますので、だいたい同じような入れ歯になります。


中には、特別な設計やデザインを注文する歯科医師もいると思いますが、多くの歯科医師は入れ歯の設計やデザインを歯科技工士まかせにしています。
患者さんの口の型どりやかみ合わせだけ行って、あとはすべて技工士にまかせるというのが実情だと思います。


それはそれで仕方のない面があります。歯科医師は入れ歯を作れるわけではないので、実際に入れ歯を作る職人が長年の経験で型を見ながら作るほうがいいとも言えます。
ただひとつ大きな問題があります。それは入れ歯を作る技工士が患者さんを直接見ていないということです。
歯科医師からの伝言だけで本当に良い入れ歯が作れるのか?と言われたら、はなはだ疑問であります。


『百聞は一見に如かず』というのは、いろいろな場面で経験することだと思いますが、まさに、入れ歯作りも、患者さんをよく見て、考えて、作るというのが一番の基本になります。また、見るだけでなく、患者さんのお話をよく聞いて、おしゃべりしながら患者さんの気持ちや考えを頭に入れてデザインしていくということも非常に重要だと実感しています。


この患者さんはどんな形の入れ歯を希望されているのか? どんな感じの歯並びを望んでいるのか? ご自身の歯のどの部分が一番気になっているのか?など、患者さんを見ながらそして、お話しながら、気づいていく作業は非常に重要です。


『一を聞いて十を知る』ということわざ通りにはなかなかいかないですが、一生懸命集中して患者さんの言葉を聞いています。患者さんから直接聞く言葉は、良い入れ歯を作るうえで、多くのヒントを与えてくださいます。


逆に言いますと、患者さんの言葉を聞かないで、顔も見ないで、そして口の中も見ないで作られている一般的な入れ歯が、患者さんにピッタリ合うとはとても思えないのです。


最近では、患者さんから、「ここの入れ歯はしっくりきますね」とか、「自分の歯のようで本当にうれしいです」という言葉もたびたび聞かせていただくことが増えました。ありがたいことです。入れ歯作りをしていて本当によかったと、感謝しています。
これも患者さんに来ていただいて、先生にはある意味自由に作らせていただいているからだと思っています。これからもさらに良質な、クオリティの高い入れ歯を目指して精進して参ります。

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2017年6月29日

30年もつ入れ歯

技工士の関戸です。

先日、歯科の材料屋さんとお話しすることがありまして、その方から「30年もつ入れ歯」を提供している歯医者さんがいますとお聞きしました。

その時は、「それはすごいですね。30年もつような入れ歯を作れますとは、とても私は言えないです。」と言って、腕のいい歯医者さんに対して感心していました。


でも、しばらくたってよく考えてみると、入れ歯を30年も使っているというのは、いろいろな面で問題はないかと、疑問が出てきました。


世の中には、さまざまな商品がありますが、30年も使える、一生もつというような商品は、ほとんどないのではないかと思います。数年ぶりに使うものがあって、気が付いたら30年経っていたというのはあるかもしれないですが、毎日、四六時中使っていて、30年そのままだというのは、ちょっと考えにくいと思うのです。

自らの体も、30年経過すれば、30年前と同じ状態ではないはずですし、入れ歯は口の中で毎日使うもので、熱い物や冷たい物、酸性、アルカリ性、塩分などいろいろなものが口の中に入ってきますので、思っているよりも過酷な状態です。

それが30年もつというのは、たまたまもったか、なんとかかんとかご本人が使いこなしてきたというのが、本当のところではないかと思いました。人の適応能力はすごいですから。

入れ歯自体について申しますと、30年経過すると、かみ合わせの歯の部分は、プラスティック製でも陶製でも確実にすり減っていますし、土台のプラスティック部分はかなり材質的に劣化していると想像されます。何度もリフォームされて、総入れ替えに近いような修正を行いながら維持していくことは可能ですが、10年以上経過すれば、新たに製作されることも考えられていいかと思います。

何も変わらず使いこなせていれば、特に新調する必要もないですが、入れ歯はあくまで道具ですので、定期的な検査をされたほうがいいと思います。特にかみ合わせに関しては、すり減って切削能力が落ちていることが多いですので、包丁の刃をたまに研ぎなおすように、入れ歯のかみ合わせの歯も調整してもらうのがいいと思います。

かみにくい歯でかんでいると、無意識に力が入っていますし、何度も何度もかまないとかみ切れない状態が続き、消化に悪くもなります。あごの高さも低くなってきますので、数年から10年以上になると、入れ歯の歯だけでも新調して入れ替えたほうがいいかもしれません。

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2017年6月15日

世界中から患者さんがやってくる

歯科技工士の関戸です。
今回は、日頃から私が歯科医療に関して思っていることを自由に書かせていただきます。

『物づくりニッポン』と言われてきたように、日本人は物づくりが得意で、特に手先が器用で、細かい作業にも向いているというイメージがあるのは、皆さんも同感だと思います。最近では、テレビ東京の和風総本家という番組や、テレビ朝日の世界が驚いたニッポンスゴ~イデスネ視察団など、世界に誇れる日本の技術力を紹介した番組もたくさんございます。和風総本家を見ていると、私なんて職人の端くれにすぎないのですがたびたび涙ぐんでしまいます。日本の技術力の高さは、日本人として非常に誇らしいことだと思います。
 
 歯科医療のほうでも、私はドクターではなく技工士ですので、歯科技工について言いますと、日本の歯科技工もレベルが高い技工士がたくさんいて、海外から呼ばれている技工士も大勢いらっしゃいます。
 
 ただ、やはり日本国内は保険診療が主流ですので、レベルの高い技工士は全体の中のほんのごく一部でそんなに多くはないと思います。保険診療の仕事は、まず質よりも量ですので、そういう仕事を続けていると、自然と質は下がっていきます。しかも料金は非常に安いので、どれだけ素晴らしい技工物を作っても収入が上がるわけではないですから、必然的に最低限のものしか作らなくなっていきます。当院に来院されるほとんどすべての患者さんの口の中にも、あまり質がいいとは言えない、保険で作ったものが入れられています。
 
 ひとことで言いますと、先進国としてこれだけ発展している日本なのに、日本人の口の中は、発展途上国並みです。世の中にブランド品や趣味・し好品は数知れずありますが、口の中の詰め物やかぶせ物、入れ歯は、非常に質の良くない物が多いです。使われている材料の問題もありますし、技術の問題もあります。

 では、なぜそのような状態なのか?勝手な意見かもしれませんが、私なりに言いますと、安かろう悪かろうの、保険診療が基本になっているからとしか考えられません。1年目でも30年目でも同じ料金で作らないといけないですし、材料も作る物も国に決められているような状況で、よりよい物を提供することは、不可能に近いのです。5年、10年、数十年と使って行く詰め物や入れ歯が、アルバイトの時給よりも低い単価で作らないといけないような現実があります。保険診療はそういう意味で、良い治療とは言えないものだと私は思っています。

 簡単にまとめますと、歯科医師の技術も、歯科技工士の技術も何年経っても上がっていかないようなシステムになってしまっています。

 これは非常にもったいないことです。本来力のある日本人が自らの力が発揮できないような状況になっているのです。日本人は手先が器用で、いろいろなものを加工したり装飾したり、付加価値をつけていくことがとても得意です。歯科治療も歯科技工も、もっと自由に患者さんに合わせて創意工夫ができて、材料も設計もすべて、より質の高いものを求めて技術力を上げ、患者さんに喜ばれるようなものやサービスが提供できるような環境になれば、魅力的な歯科医院がたくさん増えて、患者さんももっと満足されると思うのです。

 今は、保険診療が主流なので高い技術力が求められているわけではないですが、自由に考えて提供できる自由診療が主流になれば、技術力は格段に上がっていきます。かける費用は高くなるけれど、快適に使えて長持ちして歯が悪くなることも少なく、安心安全に過ごせるというのは、テレビで紹介されている日本人の職人が作った質の高い道具が世界の国々で長年重宝されているのと同じように、素晴らしいことだと言えます。

 そして、細かい作業の連続である歯科医療は日本人にとってはある意味で最適な仕事です。国をあげて、歯科医療の高度化に取り組めば、私は、『物づくりニッポン』の再来ではないですが、世界でも最高レベルの歯科医療の国になって、「歯を治療するなら日本へ行け!!」と言われるくらいにまでなる可能性もあると思っています。

 これは大きな変化でありすぎて、現在の小さな小売店のような歯科医院ばかりの状態ではなかなか難しいかもしれません。スポーツの世界でオリンピック選手を生むためにJOCエリートアカデミーというのがありますが、素晴らしい歯科医師・歯科技工士を育成するための歯科アカデミーもぜひ作っていただきたいと思います。物を小さくしたり、複雑なものを作ったり、付加価値をつけていく仕事は、日本人が秀でている分野で世界の中で頂点をとり、世界から十分に収益も上げられる分野だと思います。日本人の仕事は丁寧で正確で、そしてきれい好きなので衛生的です。実は、一般的な商品やサービスに求められる要素の多くが歯科医療の中にもつまっているのです。それが今まで制限されてできなかったというだけなのです。厚生省の国民の意見募集の所にも意見を送っていまして、ぜひとも歯科医療を世界に誇れる日本人の得意分野にして、世界中から患者さんがやってくるようになってほしいです。

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2017年5月25日

あまりになじんでいて、どこが入れ歯の歯の部分なのか?わからない。

技工士の関戸です。
先日、久しぶりに来られた患者さんが、前歯が1本グラグラしているので、その前歯を抜いて、入れ歯に歯を追加するという治療を希望して、来院されました。

私も久しぶりにお会いしたので、自分で作っていながら、前歯のどの歯が天然の患者さんの歯であり、どの歯が入れ歯の部分の歯なのか?わからなかったのです。


それだけ患者さんの口元になじんだ入れ歯の歯並びになってくれたということで、喜ばしかったです。

治療は、院長に口を開けたところを確認させていただいて、前歯1本を問題なくスムーズに追加することができました。

追加した後も、入れ歯というよりも自分の歯のようなイメージになっていましたので、患者さんも満足されていました。

だいたいどの歯が天然の歯で、どの歯が入れ歯の人工の歯なのかは普通わかるのですが、もともとの歯並びが乱れている患者さんの場合に、うまく溶け込んで一体化する場合がたまにございます。

歯を並べている当事者としましても、非常に面白い点でありまして、人の口や唇、頬など口元全体が時間の経過とともに、入れ歯に適応していく様が感じられたいい経験でした。
自然な歯並びを希望される患者さんには、『入れ歯とはわからない入れ歯』をこれからも頑張って作っていきたいと思います。

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2017年5月 1日

入れ歯がきゅうくつだ。締め付け感がある。

保険診療で作る入れ歯や、自由診療の入れ歯でも、歯科医師の考え方で、非常にタイトにがっしりと歯に固定する入れ歯を作られる場合があります。


天然の歯でさえ少し動揺するように作られているのに、ガチガチに固定されて、入れ歯の取り外しも難しいような入れ歯を作られると、患者さんの中には、「入れ歯を入れているのが苦痛だ!」とか、「きゅうくつで、いつも残っている自分の歯が締め付けられている感じがする」と言われる方がいます。


そのような入れ歯を見ますと、歯に引っ掛ける金属のバネやつめのようなものが、たくさん取り付けられています。こんなにも何個も引っ掛けなくていいのではないかと思いますし、これでは残っている歯がやられてくる可能性が高いとも予想します。


当院の入れ歯は、そのような入れ歯と比べて、格段にやさしい入れ歯で、ひと言で言いますと、「着けていて楽な入れ歯」です。必要最小限の力とでも言いましょうか。できるだけ少ない力で引っかけて、入れ歯を口の中に入れていても、入れている感じがしない、入れているのを忘れるくらいの入れ歯です。


もしもう少し強くしてほしければ、そこから少しずつ強めていきます。
最終的に、患者さんが求める快適な強さの入れ歯になればいいと思います。


女性も男性も同じように強い力で作られた入れ歯は、ある意味で危険でもあります。
例えば、くつ下や下着のゴムの締まり具合とか、時計のベルトの絞め付け具合、靴ひもの強さなど、個人個人で求める強さは異なります。

入れ歯の場合には、最初は弱い力で試してから、徐々に強めていくのが理想だと思います。今だけ良ければいい入れ歯ではなく、将来的にリスクの少ない入れ歯を作ることをおすすめします。

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2017年4月 8日

総入れ歯が落ちやすい、ゆるくなった

総入れ歯を希望される患者さんの中で、今の入れ歯は落ちやすいのでもっとピッタリハグキにつく入れ歯がほしいとか、総入れ歯が少しゆるくなったのか食事しているとガクガク動くと初めの診察の時に言われます。

一番の原因は、ハグキの型が合わなくなっていることですが、これはすぐに確認できます。どれくらいすき間が空いているのかは、専用の材料で検査すればひと目でわかります。

次に、2つめの原因としましては、かみ合わせがずれていることが大きいです。
せっかく型はきれいにとれていて、ピッタリ合っていて、入れ歯を入れてもぜんぜん痛くもないのに、実際にかみ合わせてみると、痛いところがあるという症状です。
これは、上下の歯のかみ合わせが良くないか、上下の歯の高さが高い場合が考えられます。それを細かく調整してもらって、痛くなくなると、さらにピッタリ合った入れ歯になります。

総入れ歯というのは、歯が1本もないので、このように歯ぐきとかみ合わせが一番大切になってきます。ですので、できるだけ正確なハグキの型をとることと、そして、できるだけ正確なかみ合わせをとることがとても重要です。

それでも入れ歯が出来上がってから、細かい調整を丁寧に何度か行っていかないと最終的に満足できる入れ歯になりません。早ければ1か月くらいでほぼ違和感のない入れ歯になると思います。

また、型どりの取り方もいろいろありまして、患者さんのお口の状態によりますが、なかなか口からはずせないくらいピッタリと吸着する入れ歯の患者さんも多くいらっしゃいます。

総入れ歯でうまくかめないとか、落ちる、動くなどの症状がある方は、ぜひご来院ください。これまでとは一味違った入れ歯を提供したいと思います。

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2017年4月 1日

ブリッジがダメになったとき

1本のブリッジもあれば、最大で14本ものブリッジもまれにあるかと思いますが、平均的に3~6本のブリッジをされている場合が多く、そのブリッジがいよいよグラグラと動き出してきたという患者さんもいらっしゃると思います。

原因は歯周病やかみ合わせの問題がほとんどだと思うのですが、このままの状態を続けていけば、いずれさらにひどい状態になってしまい、その後の入れ歯やブリッジにまで悪影響を及ぼす可能性は高くなります。

何らかの処置をされたほうがいいのですが、その際にまずおすすめしますのは、そのまま型どりだけして作ることができる、入れ歯に挑戦していただくことです。

多くの患者さんは、ブリッジを治療するとなると、ご自身のブリッジがはずれた時に、歯抜けの状態になると思っていらっしゃるかもしれません。保険診療ではそのようなことになるケースがほとんどでしょうが、自由診療で専門的に入れ歯などをやっている医院でしたら、ブリッジをはずした時にすぐに代わりにセットできるものを用意しているはずです。うちの医院では、さらにもう一歩早めに、ブリッジをはずず前に、入れ歯のようなプレートをお口の中にセットしてもらいます。

そして、このプレートにしばらく慣れていただいてから、ブリッジをはずして、最初はそのブリッジの形のままに置き換えた入れ歯を使っていただきます。それまでのブリッジと形は変わりませんので、ほぼ違和感なく使えます。

そうしてまたその入れ歯を使いながら、治療を行ったり、新しくてもっと見ためにも機能的にも良い入れ歯に作り直したりします。

最終的な判断は、患者さんがまた再びブリッジにしたいという希望があれば、できる範囲でブリッジにされたらいいでしょうし、入れ歯を使ってみて入れ歯のままがよければ、新しい入れ歯で生活されたらいいかと思います。

安心・安全な方法であせらず、ゆっくり確実にすすめていき、ご自身の好みで最後に選ばれたらいいと思います。
時間や回数はかかりますが、長年使っていく歯ですので、ここはじっくり腰をすえて取り組んでいただきたいところです。

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2017年3月17日

入れ歯が折れた!

技工士の関戸です。
プラスティックで作られた入れ歯は、いろいろな原因で折れたり、割れたりします。

固い物を食べた/落として割れた/洗っているときに折れた/出し入れしているときに折れた/ポケットに入れたままで力が加わって壊れた など。

その原因は、それぞれ異なります。

食べて割れたり折れたりする原因は、入れ歯がハグキにぴったり合っていないことがまずあげられます。すき間があるので、強くかんだ時にパキッと折れたりします。

あるいは、入れ歯安定剤などのやわらかい材料を間にはさんでいるときにも、その部分に力が加わると折れたりします。

また、出し入れしているときに折れるのは、引っ掛かりが強すぎるのが原因ですので、引っ掛かりを少し弱めてもらう必要があります。

洗っているときに折れるというのは、入れ歯自体の強度が少し弱いかもしれません。
もう少し幅や厚みを増やすようにしてもらってください。

落としたり、ポケットに入れていて壊れるというのは、入れ歯はプラスティックですので不可抗力が加わると、どうしても壊れてしまいます。

そして次に、入れ歯が割れたり折れたりしたときの、修理について、お話します。

まず割れた入れ歯は、できるだけ早めに、修理に来てください。
割れた面がきれいな状態でないと、元通りの位置に戻りません。

またご自身で接着剤で修理される人もいらっしゃいますが、なかなか完全にぴったり合わさっていない場合が多いので、遠方の患者さんやどうしてもしばらく来院できない人でなければ、おすすめしません。われわれ技工士がきれいに元通りに戻しますので、そのままの状態でご来院ください。

当医院では、だいたい1時間弱あれば、修理できます。
私、入れ歯専門の技工士が常にいますので、よほどバラバラに壊れていなければ、1時間あれば充分修理できます。

その他に、あまり見られないケースではありますが、弱っているご自身の歯が大きく動いたためにすき間ができて割れてしまったということもございます。この場合には、もう一度入れ歯を作り直すか、入れ歯のピンク色の部分を追加しないといけないので、少し修理修正の時間がかかります。またかみ合わせも変化していますので、その調整も大切です。


普通の歯医者さんでは、大きな入れ歯が割れた場合に、応急処置として修理はできますが、それではまた再び割れる可能性も高いですし、なんと言いましても、きれいに仕上げることができないので、あまり良い状態とは言えません。
技工士がピカピカに磨いて修理した入れ歯でないと、口腔内が清潔には保てないので、修理はしっかりやっていただくことをおすすめします。


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2017年3月 6日

総入れ歯を、自分らしい歯にしたい

技工士の関戸です。

総入れ歯を入れている患者さんから、「自分の今の入れ歯は、作り物の歯のように見えるので、もう少し自然な感じにして新しく作ってほしい」、と言われることが多々あります。

人前でしゃべることが多い患者さんや、接客をされている患者さんは特に細かい注文をいただいたりもします。

入れ歯に使われる人工の歯を、われわれは人工歯と呼んでいます。(天然の歯は、天然歯と呼びます)

この人工歯は何百何千と種類がありまして、日本のメーカーだけでなく、海外メーカーもたくさんあります。各メーカーでオリジナルの人工歯を作っていて、それぞれに特徴があります。

保険診療で使われる人工歯はだいたい日本の有名なメーカーのものが多いと思います。
自由診療で使う人工歯は海外から取り寄せるものもありますが、海外製品は外国人の歯をもとに作られていますので、日本人に合うかどうかは定かではありません。
何でも海外製品がいいというわけではなく、その患者さんに合った形と色の人工歯を選択することが一番大切だと思います。

入れ歯の歯だからといって、不細工なことはありません。
むしろ、理想的できれいな人工歯は今ではいっぱいあります。

はじめて入れ歯にされた患者さんの多くが、「これならばもっと早く入れ歯にしたほうがよかった」と言われるのも、きれいな人工歯が並んで良い感じになるからだと思います。

どの人工歯にするかは、患者さん自身が最終的に決めることですが、はじめはよくわからない患者さんも多いので、私のほうで、顔だちや口元のイメージから選ばせていただいています。残っている歯がある場合には、当然、参考にしますし、それまで使っていた入れ歯を見させていただいて、それよりも良い感じの人工歯を探して、おすすめして使うようにしています。

うちの医院は1度入れ歯を作ったら終わりというわけではないので、出来上がった入れ歯を使っていく中で、「もっとこんな感じの歯で、こんな風に並べたい!」という希望をお聞きして、アレンジを加えていくようにしています。

もちろん1回目に作る入れ歯で充分満足していただける人がほとんどなのですが、実際に入れ歯を使って行く中で、患者さんそれぞれに入れ歯に対する希望も、好みも変わっていくことはよくありまして、そういう患者さんの中から湧いてきた要望をできるだけ汲み取って、よりよい入れ歯になることを、私も作り手として望んでいます。

どのような形であれ、最終的に患者さんにとって満足できる入れ歯になることが目的ですので、それまでいろいろお話ししながら、先生と患者さんとともに、試行錯誤を繰り返していくというような取り組みをしています。

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2017年3月 3日

ブリッジがぐらぐらしています。どうしたらいいですか?

前歯でも奥歯でも、以前治療したブリッジがぐらぐらしているので、どうしたらいいのかというご質問はよくあります。

普通の医院では、そのブリッジをはずしてから、部分入れ歯にしたり、ブリッジを作り直すという方法をとるかと思います。ぐらぐらしている度合いによると思いますが、大きく動いている場合には、部分入れ歯になることが多いと思います。

そして、奥歯ならば口を開けても見えないので、少しの期間、ブリッジの部分の歯がなくても過ごせるでしょうが、前歯のブリッジとなりますと、そういうわけにはいかないので、ブリッジをはずす時に、仮の歯が必ず必要ですし、急に外れたとしても応急処置的に部分入れ歯が必要になってくると思います。

歯医者さんだけの医院では、その日に部分入れ歯や仮歯を入れるようなことは難しいと言えます。技工士がいる歯科医院であれば、なんとか数時間あれば十分作れるのではないかと思います。

また、部分入れ歯にすると決まっても、本当に患者さんが入れ歯に慣れて使っていけるかどうかの保証はありません。まずは、入れ歯が使えるかどうかを確認するのが一番安心安全な治療方法です。

保険診療ではできないですが、自由診療であれば、入れ歯に似たプレートをまずぐらぐらのブリッジの内側に入れてみて、それで生活が過ごせるかどうかを試してみます。
大丈夫であれば、1本ずつでもいいので、ぐらぐらのブリッジを仮歯に変更していくのです。そうして部分入れ歯に慣れてきたら、より審美的にもきれいで、異物感も少ないワンランク上の入れ歯にされると、さらに快適に過ごせると思います。

あるいは、部分入れ歯を使っていて、どうしても嫌だというのであれば、それから再びブリッジにしていくことも条件的に問題なければ可能だと思います。

とにかく入れ歯が嫌だという人でないかぎりは、まず部分入れ歯を体験されたほうがいいと思います。今では快適な入れ歯も作れますので、それほど入れ歯に対して悲観的になることはないと言えます。

ダメになったブリッジから、さらに前後の歯を削って大きなブリッジにされたり、インプラントにされた場合には、将来的にかなりリスクは高いと思っていただいたほうがいいと思います。
その次に悪い状態になったときには、かなり口の中が悪い状態になりますので、ブリッジもインプラントもできなくて、入れ歯にしたとしても、非常に使いにくいものになるかもしれません。

若い年齢からたまたま入れ歯になった人のほうが、年をとられても、非常に理想的な状態で入れ歯を使われている人は大勢いらっしゃいまして、ハグキも、かみ合わせも安定している年齢で入れ歯生活になられたので、お口の中が安定しています。


入れ歯は、丁寧に作ってうまく使っていけば非常に便利な道具ですので、ぜひ入れ歯にチャレンジしていただきたいと思っています。その際、できれば最初から入れ歯を専門に扱う歯科医院で入れ歯を作られたほうが得策だと思います。合わない入れ歯は、残っている他の歯にも悪影響を与えます。きちんとした入れ歯を入れて、毎日の快適な生活を送ってください。

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2017年2月27日

自然な歯並びの入れ歯

「今まで使っていた入れ歯の、歯の大きさはいいと思うのですが、きれいに並びすぎていて、なんだかいかにも作った歯のように見えるので、もう少し自然な口元に見えるような歯並びにできませんか?」
と言われる患者さんがたまにいらっしゃいます。

保険診療で作る入れ歯や歯科技工所に依頼して技工士まかせで作った入れ歯の場合、患者さんの口元を実際に見ることはないので、どうしても規格どおりのきれいな歯並びになってしまいます。

それはそれで、きれいに整然と並んでいるのですが、どうも患者さんの口元になじんでいない感じがすることが多いです。

口もそうですが、くちびるも、ほほも、左右対称の人はほとんどいらっしゃいません。
なので、歯並びも、くちびるや口元、顔のイメージに合わせて、少し左右で変化をあたえたほうがしっくりなじみます。

1人1人の患者さんに合わせて、アレンジを加えて並べていくと、顔立ちや口元にあった自然なイメージの歯並びに近づいていきます。

決してもともと生えていた歯の位置にならんだほうが自然に見えるわけではありません。そういう方もいますが、もともとの位置というのは、かなり複雑な歯並びになっている場合が多いので、もう少しより素敵に見えるようにしながら、でも人工的な感じにならないくらいに調整するのが大切なところです。

そして入れ歯の歯並びは、面白いのですが、患者さんが使われて行くなかで、どんどん顔になじんでいきます。まさに、新しい入れ歯に、口もくちびるも舌も適応していっているという感じです。人間の適応力は本当に不思議なくらい、すごいものです。

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2017年2月21日

前歯を変えると印象が大きく変わる

入れ歯でも差し歯でも、上の前歯を新しく作り替えるときに、それまでのイメージよりも、明るくきれいな歯に変えると、顔の印象がかなり変わります。

患者さんの多くは、もともとの歯よりも少しだけ白くてきれいな歯を求める傾向がございます。大きく変わることはちょっと抵抗があって嫌だけれど、少しきれいになることはぜひそうしたいという希望が多いです。

なので、私が入れ歯の歯を並べたり、差し歯の仮歯を作るときにも、そのような点に気をつけて、患者さん1人1人の顔立ちのイメージに合わせたものを作るようにしています。

1度作って入れたあとに、患者さんから、もっとこうしたいとか、こんな感じにできるか、と言われたことに、適宜お答えしています。

うちの医院では直接患者さんの口元をじっくり見ながら作り上げていけるのでありがたいのですが、直接見ないで作っている技工士さんは大変だろうなといつも思います。

どう考えても、百聞は一見に如かずと言われるように、見て作ったほうが早くて正確で、なんとも言えない味が出せると思います。
患者さんのお話している言葉の微妙なニュアンスもつかめます。

歯科医院の診療室でドクターに対して、うまくしゃべることができる人も少ないですので、できるだけ気軽な感じでおしゃべりできたらいいと思っていますし、数回お会いすることで、患者さんの意図している本心をつかめるように耳をそばだてています。

それでも100%聞くことはできていないと思いますので、入れ歯も差し歯も何がなんでも一回でうまく行かせようとは考えず、ただただ患者さんの希望を理解するようにしながら、みんなが納得できる歯になるまで試行錯誤しております。

そうして最終的に、ここに来てよかったと言っていただけることが一番うれしいので、その目標に向かって日々努力するのみです。

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2017年2月20日

口紅がうまくひけない

入れ歯にしてから、口紅がうまくひけなくなったという女性の患者さんがたまにいらっしゃいます。

これは一概には言えないのですが、まず入れ歯の前歯の歯並びが良くないために何らかの影響を与えている可能性が高いと私は考えています。

それで、ドクターの指示で前歯の歯並びをいろいろ変えてみます。使っている歯の大きさや形が良くない場合もあるでしょうが、だいたいは、歯が本来あるべき位置よりも少し奥に並んでいること、あるいは、平面的に立ち過ぎていることが原因の場合が多いです。

なので、歯を少し外に振った感じに並べ直しますと、唇が以前よりも厚めに見えるようになって、口紅がひきやすくなります。どれくらい唇を見せるかは程度によるのですが、しゃべっても邪魔にならず、唇が歯にくっつかないで、スムーズに動かせる範囲内でできるだけ外に振るようにすれば、大丈夫かと思われます。

ただし、唇や歯並びは個人差がありますので、誰でもうまくいくとは限りません。
入れ歯では難しい方もいらっしゃいますので、こちらとしましては、可能なだけ努力させていただくということになります。


他に、入れ歯の影響で口紅がひきにくい原因として考えられますのは、入れ歯のかみ合わせの高さが低いために、口元がクシャっとつぶれたような状態になっている場合があります。
長年使っている入れ歯の場合には、歯の部分がかなりすり減ってきていますので、上下の高さが低くなっていることがよくあります。そのような入れ歯の場合、全体が低くなっていますので、唇が余っているような状態になります。

入れ歯の歯の高さを変えるか、入れ歯自体をもう一度、かみ合わせから作り直すのが一番いいかと思われます。応急処置的に歯の高さを変えても、すぐにすり減ってきますので、改善するならば、しっかりと改めて入れ歯の歯をすべて入れ替えるか、入れ歯自体を作り直すかのどちらかをおすすめします。

この場合、時間も費用もかかりますし、普通の歯科医院では歯をすべて入れ替える作業は1日でできないと考えられます。
技工士がいる歯科医院にて、上下の歯を入れ替えるのも半日ほどはかかると思いますので、よくご相談されて決めていただくのがいいと思います。

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鼻の下をふくらませたい ほうれい線をなくしたい

入れ歯の患者さんから、鼻の下のところをもう少しふくらませてもらえないかと言われることがあります。
あるいは、年をとったからかもしれないですが、ほうれい線が出てきて、これをなくすことはできないかと聞かれる方もいます。

入れ歯でどこまで希望にそえるかわかりませんがとお断りしつつ、できるだけ良い感じになるように、仮の歯並びの段階で修正を加えていきます。

鼻の下の部分は、前歯の上の歯ぐきの部分になりますので、比較的ふくらませるのは簡単です。要は、入れ歯のはぐき部分にボリュームをもたせればいいからです。
ただし、あまりふくらませすぎると、今度はぷくっとふくれたような形になって、逆に見ためが良くないので、少しづつ盛りながらちょうどよい厚みにしていきます。

この作業は歯科医師ができないこともないのですが、入れ歯専門の技工士が直接やったほうが早くきれいにいくと思います。また、そこまで希望を聞いてやってくれる歯科医院自体がおそらくないのではないかと思いますので、技工士がいる歯科医院を探すのがポイントだと思います。

あとは技工士がいたとしても、歯科医師の指示を聞いて作業するだけの技工士ではあまり意味はなくて、本当に患者さんの口元をきれいにしたいという熱意で取り組んでいないとなかなかスムーズに行かない作業ですし、美的なセンスもある程度そなわっていないと難しいと思います。

特に女性の患者さんの口元をきれいにするのは、患者さん1人1人の好みも違いますので、簡単ではないです。患者さんの話をよく聞きながら、瞬時に判断して、最後に形にしないといけないので、緊張する作業です。1回でうまくいくとは限りませんが、修正しては確認してもらい、また修正しては確認するという作業を行えば、数回でだいたい納得しただける入れ歯になっていると思います。

患者さんが言われるように、鼻の下をややふくらませるだけで口元に張りが出て、少し若く見えるといいますか、明るく元気な感じになることが多いです。患者さんは自分の口元を非常に熱心に観察されていますので、つくづく患者さんが望むことは正しいと思う時があります。これからも患者さんの話すことに耳をそばだててお聞きし、良い入れ歯に反映させていきたいと思っています。

歯の下をふくらませても、ほうれい線を完全になくすようなことは約束できないですし、ややほうれい線がましになったかなというくらいかもしれないですが、気になる方はぜひ希望を言っていただきたいと思います。

ただ、中には、ふくらませ過ぎたために、上の唇の内側がすれて痛いという人もいらっしゃいます。その場合には、逆に少しづつ削り落としてからきれいに研磨して様子をみてもらうという調整になります。

入れ歯ははじめてセットした時には、まだまだ口や口元になじんでいません。ですので、しばらく使っていただけると、より口元になじんできますので、最初から大きく修正するよりも、痛いとか、気になって仕方がないということでなければ、少しの調整で慣れていくということも大切です。

また、うちの医院では、入れ歯は1度作ったらおしまいではなく、具合が良くなければ、新たな入れ歯を作っています。1度目で何でも解決できるとは考えていないので、逆に、1度目の入れ歯をいろいろ試せる入れ歯だと考えていただければいいかと思います。

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2017年2月18日

入れ歯が痛い・・・入れ歯が痛い場合には必ず調整が必要です

入れ歯が痛いのに、我慢されている患者さんがたまにいらっしゃいます。
痛い場合や何かあった場合には電話連絡してくださいとお伝えしているのですが、1週間先の予約の時まで我慢して過ごされています。

大きな傷や腫れにならなければいいのですが、簡単には治らないくらいまで我慢されると、入れ歯自体が入れられなくなって、逆に調整すらできなくなることもあるかもしれないので、注意してください。

特に、作ってすぐの最初の頃は、完全なかみ合わせではないので、かみ合わせが安定するまでは、早めの調整が必要になってきます。

入れ歯をはじめてセットする時に、しっかりと調整されて帰っていただくのですが、いろいろな食べ物を食べたりして変化しますし、寝ているときのかみ合わせも変化すると、最初の調整だけでは不十分になってきます。

入れ歯が痛い場合の原因というのは、だいたい大きく2つございます。
1つ目は、型どりした型がよくなかった場合です。
当医院はそのような失敗がないように、1度とった型をもとに、さらに患者さん個人に合わせた型どり用のトレーを作ってもう一度型をとりますので、型が悪いということは非常に少ないです。

2つ目の原因は、上下の歯のかみ合わせが調整できていないことです。
これは、いきなり最初から完全にぴったりしたかみ合わせに調整するのかなかなか難しいので、しばらく通っていただいて、絶妙なかみ合わせに調整していくのがいいと思います。ここは個人差がありまして、何回通わないといけないかはっきり言えないですが、通って調整するごとに良くなっていくと思います。

そして、もう1つ痛くなる原因としましては、型どりした型は問題ないのですが、技工士が入れ歯のピンク色の部分を大きく作りすぎて、ハグキに食い込んで痛くなるということがあります。これは長すぎたピンクのプラスティック部分を調整して短くすれば、すぐに痛みはなくなるかと思います。

最後に、入れ歯は問題なく入っていて、かみ合わせても痛くないけれど、食べ物を食べた時に舌やほっぺたをかんでしまって血豆ができて痛いという患者さんもたまにいらっしゃいます。

これは長い間、入れ歯を入れていなくて歯がなかった患者さんに多いケースです。
新しく入れ歯が入っても、舌やほっぺたは、まだまだ入れ歯に慣れていないのです。
そのため、食べ物を食べながら動かすと、入れ歯が邪魔になって当たってしまい、舌やほっぺたをかんでしまうのです。

この調整は、入れ歯の上下の歯の舌側か、ほっぺた側を当たらない程度に削って磨き上げればいいです。
約2週間くらいでだんだんと使い慣れてきて、かまなくなってくると思います。
入れ歯を入れた時に、しゃべりにくいという患者さんもいますが、これも同じような原因で口の中がまだまだ新しい入れ歯に慣れていないのが主な原因です。痛くもなく食べられるのに、いろいろと口を動かした時にかんでしまったり、しゃべりづらいのは、舌やほっぺたなどの筋肉がうまく入れ歯に慣れていないからなのです。

使えば使うほどなじんできますので、トレーニングにつもりで、無理せず動かしたりしゃべったりしてみてください。

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2017年2月17日

入れ歯で繊維質のものがうまくかめない

入れ歯を作った患者さんから、少し繊維質の食べ物がかみにくくなってきたと言われることがあります。

それまで問題なくかめていたものが、かみにくくなってきたので、入れ歯に何らかの変化が起こったのだろうと、よくよく入れ歯をみますと、入れ歯の歯のかみ合わせの部分が平らになっていたり、すり減っているということがやはり多いです。

それで先生の指示で入れ歯の歯のかみ合わせの部分を、元の歯の状態に彫り込んでいきます。繊維質でもすり切りやすいように、凹凸をつけて、しっかりと溝を作っていきます。

そうしましたら、だいたいの患者さんは、次回来院されるときに、食べやすくなりましたというご返事をいただけています。

中には、これまで数回そのような処置をしてきて、入れ歯の歯自体がすり減って短くなっている患者さんもいらっしゃいます。

そういう場合には、入れ歯の歯自体を入れ替えないといけないので、時間も費用もかかるのですが、かみ合わせが低くなった状態のままでいるのはよくないですので、歯の交換をされたほうがいいと思います。

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奥歯に入れ歯をするべきかどうかのご相談

奥歯がなくなったので、入れ歯をするべきかどうかのご相談はよくいただきます。
ドクターによる初診を受けて、実際の歯の状態を見せていただかないとないと何とも言えないのですが、奥歯は歯の中でも、大臼歯と言われて、一番力がかかる歯ですので、何らかの処置をするほうがいいのは確かだと言えます。

そのまま放置していて問題ない場合もあるでしょうが、それまで大きな力を支えていた大黒柱のような歯ですので、その力が前後の残った歯に余計にかかってしまうと、残った歯にダメージを与えることになります。すると、次々に弱っていくことも考えられます。

1本の歯の処置をまちがったために、2本、3本とドミノ倒しのように歯を失っていくことも考えられますので、一度しっかりと診察を受けていただき、早めの対応をされたほうがいいと思います。

ドクターによる診断をもとに、入れ歯にするかブリッジにするかは患者さんがお決めになることです。
入れ歯専門の技工士としましては、まずは入れ歯を試されるのをおすすめしますが、それにはいくつか理由があります。

1つは、抜けてしまった前後の健康な歯をわざわざ削ってまでブリッジにするのはもったいないということ。

そして、2つ目は、今では入れ歯でも違和感の少ない入れ歯が作れますので、使い慣れれば入れ歯を入れているのも忘れるくらいになるという点です。

3つ目は、入れ歯は口から外に出してきれいに洗浄できますし、残っている前後の歯もハミガキしやすくなってきれいに保てるので、健康な歯のままでいられるということです。

歯は、治療して削って、人工物をセットすればするほどリスクが増えていきます。
天然の歯と人工物の境目は100%密閉されているわけではなく、時間とともに劣化してケアが悪ければ、虫歯や歯周病につながりますので、健康な歯をわざわざ削って人工物をセットするのは、良くないとは思います。

ただし、入れ歯の弱点は、かむ力が弱いという点です。
ブリッジは前後の歯を削ってセメントで3本分の歯を固定するので、かむ力は強いです。
自分の歯でかんでいるのに近い状態になると思います。

ですので、強い力でかむことを、最大に優先するのであれば、ブリッジの方がいいと思います。あるいは、インプラントもありますが、それはあまりおすすめしません。

ですが、それほど強くかまなくてもいいし、前後の歯まで削りたくないという人は、入れ歯をおすすめします。入れ歯でもかめないわけではなく、ブリッジよりも弱いだけですので、使い慣れれば十分に食べ物はかむことができます。

ただ、保険診療で作る入れ歯は、実は注意が必要です。
あまり理解していないうちに、保険診療で入れ歯を作ることになって、前後の歯を入れ歯用に削られたと言って泣いて訴えに来る患者さんは結構多いです。
保険診療で作る入れ歯の場合、入れ歯をしっかりととめるために、前後の歯を削ることは普通にあるからです。

当医院の入れ歯や他の自由診療の入れ歯であれば、前後の歯を削らないで作ることも可能です。そのほうが残っている歯にいろいろな面でリスクも負担もかかりにくいと思います。

まとめると、まずは入れ歯を使われて、その際に不具合があり使っていけないというお気持ちがあれば、次に歯を削ってブリッジにする方法をされたらいいかと思います。

入れ歯を一度作られますと、入れ歯独特の良さも悪さもわかります。
その経験は、将来的に見ても良い経験になると思います。
これ以上自分の健康な歯が悪くならないようにしようという意思もきっと生まれてくるでしょう。

入れ歯からブリッジはできますが、ブリッジから入れ歯にはできないので、先生と相談されて、最終的にどちらか決められたらいいかと思います。

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2017年2月14日

はじめて入れ歯を入れる人の相談

入れ歯がはじめての患者さんから電話があった際に、これまでは「一度、保険診療で入れ歯を作られてもいいと思います。それで良くなければ、自由診療で専門的に作られてもいいかと思います。」というご返事をしていました。

ただ最近、「どうせ入れるならば、はじめから良い入れ歯を入れたい」と言われる患者さんが結構いらしゃいまして、その患者さんたちの入れ歯を作ってセットしますと、
ほとんどの患者さんが、大きな不具合もなく、スムーズに最初から使われているということが多いのです。

そういうケースが多々あるので、はじめて使う入れ歯というのは意外と大切なポイントなのかもしれないと、思うようになりました。
最初は保険診療で作ればいいやと思って、分厚かったり、痛かったり、締め付け感があるような入れ歯をいきなりセットされた患者さんは、もしかしたら入れ歯に対する嫌なイメージができあがったしまうことも考えられます。

それよりも、はじめの一歩の段階で、スムーズに使える入れ歯を入れたほうが、特別にストレスを感じることもなく、快適な入れ歯の生活が送れます。

手間暇と時間かけて丁寧に作る入れ歯は高額なので、こちらとしても、入れ歯がはじめての患者さんに強くすすめるようなことはできないと、これまで思っていましたが、考えてみれば、どんなことでも最初の取り組みが肝心であるとも言えます。

これからは、電話での相談でも、最初の段階から良い入れ歯を使われたほうがいいとお伝えしようと思っています。

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2017年2月12日

口元に合った歯や歯並びにしたい

入れ歯でも差し歯でも、どうせ治療してなおすならば、口元に合っていて、きれいに見えるようにしたいと希望する患者さんは多いです。

そのためいろいろ試行錯誤しながら、一番口元に合うだろうと思うものを、仮歯という形でまずは提供するのですが、1回でうまく行くこともあれば、数回やり直すこともあります。

患者さんもいろいろなタイプの方がいらっしゃいまして、あまりこだわらない方もいれば、具体的に細かく好みを言われる方もいます。

こちら側のこだわりを言っても、患者さんが満足できなければ意味がないですし、よかれと思ってやったことが逆に患者さんにとっては、本当はあまり希望しないことで、でも嫌だとは言えなかったということになれば、それは本末転倒ですので、第一に患者さんの希望を聞くようにしています。

結局は、患者さんが喜んでくださったり、納得していただけることが一番の目標ですので、患者さんの好みを数回の治療でつかむというのは、そう簡単ではないですが、当院では、言うなれば何回もやり直すことができるので、患者さんの希望の歯に近い形でセットできることが多いと思っています。

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2017年2月11日

入れ歯にくわしい先生は1割くらい

先日 技工士が大勢集まるフォーラムに行ってきまして、いろいろな講演の中で、入れ歯を専門に作っていて、日本全国の歯科医院と仕事されている技工士さんが、「熱心に入れ歯に取り組まれて、入れ歯をよくわかっている先生は、正味1割くらいじゃないですかね。」とポロッと言われていました。

調べたわけでもないでしょうが、私もなんとなくそれくらいかもしれないと思っていたので、やはりそうなのかなと改めて思いました。

医院に来られる患者さんの以前使われていた入れ歯を、来院されるときに毎回見ますが、「これは良い入れ歯だ!」と思えるものがあまりございませんので、作っているのは歯科技工所の技工士ですが、そのような入れ歯をなんとも思わずにセットしている先生は、やはりあまり入れ歯に力をいれてはいないと思っていました。

日本の患者さんは、少なくとも入れ歯に関しては、かなり悲しい状況にあるといっても過言ではないと言えます。入れ歯専門の技工士としましては、もっと良い入れ歯が増えてほしいと願うだけです。

最近では、インターネットにホームページを出して、『入れ歯に特化した歯科医院』として、広告も出されている歯科医院は結構ありますが、

実際に、その医院で患者さんに提供されている入れ歯をよくよく調べてみますと、別の医院でも見たことあるような、同じような入れ歯がズラリと並んでいます。

作っている所は、比較的大きな歯科技工所で、そこと契約して外注に出して入れ歯を買っているという状態だと思います。

なので入れ歯に特化していると書かれているのですが、その歯科医院独自の、オリジナルの入れ歯ではなく、外注して良い入れ歯を入れているということになります。

私は、よく料理に例えて物作りの話をするのですが、料理の世界で言えば、歯医者さんは料理評論家のような存在で、歯科技工士はコックさんにあたると思っています。
実際に入れ歯や料理を作るのは、技工士やコックさんで、その料理を評価して使うのは、歯科医師や料理評論家です。ワインのソムリエも似たような存在かもしれません。

彼らは料理やワイン、入れ歯のことはよく知っていますが、実際に、料理やワインや入れ歯を作れるわけではありません。
しかも、結構、ソムリエや評論家の意見というのは、それぞれで言うことが違っていて、決して客観的に安定した評価で正しいとは言えないことも多々あると思います。それぞれの考え方という感じですかね。

この料理がどのように味付けされたとか、どういうレシピや工程かとか、ワインの素材の扱い方や製造工程の難しさなんていう問題は、あまりくわしくわかっていないのではないかと思います。

そのような存在も、商品を広めるためには大切だと思いますが、実際に、多くの人がおいしいと言う料理を作ることや、皆さんが買い求めるワインを作り出すことは、非常に大変であるかと思います。
おいしい料理のように、大勢の人に受け入れられるような入れ歯を提供できるように、これからも努力し続けていきたいと思います。


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2017年1月 5日

患者さんに合わせて、メニューにはないものを作る

新年あけましておめでとうございます。
どうぞ今年もよろしくお願いいたします

この10年、入れ歯だけではなく、詰め物・かぶせ物、仮歯などいろいろ作って参りましたが、
歯科技工の世界でよく言われる言葉で、「入れ歯を学んでから、差し歯やブリッジを作るようにしたほうがいい。」というのは、非常に納得できる言葉だと言えます。

私も入れ歯だけを作っていたらおそらくわからなかったことが実際の歯科治療では山ほどあります。
簡単に言いますと、次に作る入れ歯のことも考えて、差し歯やブリッジを細心の注意をはらって作らないと、入れ歯がうまく機能しないということが起こります。

そういう意味で、一般の歯医者さんは、決められたメニューの中でしか作れないと思うのですが、
自由診療で、技工士のいる医院の場合には、患者さんに合わせたオリジナルメニューの入れ歯や差し歯が作れます。

当医院でもいろいろな患者さんがいらっしゃいまして、最終的なかぶせ物を、セラミックやジルコニアという素材ではなく、仮歯のやわらかいレジンのままがいいという人がいます。

普通はそのような柔らかい素材ですと、すぐにすり減りますし、かぶせている歯に接する部分もすき間が空いて合わなくなり壊れてしまうような結果にもなります。
ですが、患者さんのお願いではありますので、工夫して、歯にかぶせる部分は金属にして、かみ合わせる歯の表面の部分はレジンで仕上げるような歯を作りました。
すると、歯の表面がすり減ってきたらそこだけ修正するだけでいいので、以後、安定しやすくなります。

このような形で、患者さんそれぞれの思いにこたえながら、今年も技工を行っていきたいと思います。
患者さん皆さんが今年1年快適なお口の中の生活が送れますように、願っております。

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2016年12月27日

今年もありがとうございました。

当院に継続して通ってくださっている患者さんに、まず御礼を申し上げたいと思います。

今年は10周年でもあり、長年、通院してくださっている方々には、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
入れ歯のことで何かございましたら、どんなことでも遠慮なく、申しつけください。
創意工夫しながら、改善を図ってまいります。

今年1年、たくさんの入れ歯を作りましたが、来年もいろいろな入れ歯が作れますように、気合を入れて頑張っていきたいと思います。

入れ歯で悩まれている人はまだまだ大勢いらっしゃると思いますので、もっと良い入れ歯になるように努力していきますので、ぜひいらっしゃってください。

本年は本当にありがとうございました。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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2016年12月19日

入れ歯を入れていないのは、よくないですか?

今まで入れ歯をまったく入れていなかったり、一度、作ったけれど、その時は嫌だったので、ずっとつけていない人は結構いらっしゃると思います。


残っている歯でなんとかして、食べ物を食べられているとは思いますが、中には、ほとんど歯がない状態で、どういう風にして食べ物をかんでいるのか、不思議に思うような症例の患者さんもいます。

器用に食べられているとしか言いようがございませんが、しっかりと食べ物をかみつぶさないで、ほとんど飲み込んでいるような患者さんも多いので、胃への負担を考えますと、やはり何らかの形で、歯を作られたほうがいいかと思います。


入れ歯に対するイメージはあまり良くないのが現状ですので、仕方ないことだと思いますが、
今では、見た目にも良く、異物感も少ない入れ歯が作れますので、可能な範囲で入れ歯を使ってみられたらいいかと思います。


予想していたよりも入れ歯は悪くない!快適だ!という感想もよく言っていただけます。
保険診療で一度作った入れ歯の異物感が嫌だという意見は多いのですが、自由診療で作る入れ歯は、それよりももっと快適な設計で作ることができるようになっていますので、ぜひとも前向きに取り組んでいただきたいと思っています。


はじめて、あるいは、久しぶりに入れ歯を入れられた患者さんの感想はさまざまです。

「これだったら、早く作ればよかった。」とか、「結構何でもかめますね。」と言われるとうれしいですね。反対に、「異物感が慣れない。」「かんだ時に、落ちてくる。」というような感想もあります。

異物感に関しましては、その患者さんの口の中のポイントを押さえながら、薄く削るか、細く削るかしていきます。プラスティックはどうしても厚みが必要なので、これ以上削れないという範囲はありますが、金属に変えれば、そのような悩みもほとんどなくなりますので、異物感の強い患者さんには最終的に金属製の入れ歯をおすすめしています。

また「食べ物をかむと落ちてくる。」と言われる患者さんの場合、型もしっかりとって、きちんと作ったのに、なぜ落ちてくるのか?と疑問に思う人もいると思います。
これは、それまで入れ歯を入れてなかった時に、残っている歯に合わせるようなかみ方でかんでいたので、新しく入れ歯を入れてもうまくかめないからなのです。
つまり、前のかみ方のクセが残っていて、まだまだ入れ歯を使いこなせていないということです。

入れ歯でうまくかむには、ある程度のトレーニングが必要です。
特にそれまで前歯でかみ続けてきた人は、奥歯でかむ習慣がないので、うまく奥歯でかめません。でもしばらく2週間以上もすると、だんだんと奥でかむという感覚を思い出されて、入れ歯でもしっかり奥でかめるようになってきます。


あわてず時間をかけて、入れ歯に慣れていく生活を送ってください。
入れ歯を入れてしゃべることも、初めは難しいかもしれないのですが、それも2週間ほど使われると、うまく慣れてくるようになってきます。

いきなりすべてが解決するということは、なかなか難しいですので、少し気長に取り組んでいただくことが大切かと思います。


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2016年11月26日

入れ歯がはじめての方がうまくいく

ある時、入れ歯がはじめてという患者さんが数名いらっしゃいまして、はじめてなので心配されている様子がよく見受けられたのですが、ドクターから呼ばれて口の中を拝見しますと、予想していたよりも良い状態の症例が多くて、逆に私の方が安心しつつ、ちょっとびっくりしたような状態でした。

一度も入れ歯を入れていない人は、入れ歯に対する恐怖心といいますか、不安感は大きい思います。しかし、フタを開けてみると、これまで歯が徐々に抜けていっても、歯医者さんに行っていないので、言い方は悪いですが、余計な手を加えられていないので、きれいな口の状態なのです。

入れ歯作る技工士としましては、これほど作りやすい口はございません。
逆にいろいろな歯医者さんに行かれて、どうしようもないような状態になっている患者さんの方が、入れ歯作りは苦労します。

はじめて行った歯医者さんで、きっちりと治療を受け、良い入れ歯を入れて管理されていたら、ひどい状態にはならないのですが、あまり良くない入れ歯を使い続けてきたことで、かみ合わせも大きく変わってしまい、歯ぐきの状態も良くない形になっていたときは、やはりそう簡単にはいかないケースとなります。

はじめて入れ歯を入れられる人は、入れ歯だけではなく、その他の歯の治療もやらないといけない人が多いですが、まずは入れ歯を入れて使えるかどうかを確認することが一番大切ですので、他の歯の治療はひとまず置いておいて、入れ歯での生活に慣れてから、ひとつひとつ悪い歯の治療もすすめていくというのが理想的だと思います。

入れ歯をはじめて入れた人の、入れ歯を入れたときの感想は、「今までよりもかなり食べ物がかめるようになったので、よかったです」と言われることが多いです。
これまでどのような食事を食べていたのか、大変だったと思いますが、これからはおいしく食事していただけるので、作り手としてましてはうれしいひと言であります。逆に感謝しております。

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2016年11月 5日

患者さんを目の前にしてもわからない、入れ歯づくり

うちの医院では、患者さんを目の前にして、逐一患者さんの確認をとりながら、入れ歯の歯並びをやっていますので、患者さんの口もとにピッタリ合った歯並びに仕上がるのですが、
先日、数回並べ直してもなかなかしっくりこないということがございました。

何か大きな原因があるにちがいないと感じながら、試行錯誤して歯を並べていましたが、なかなか根本の原因がわからないままでした。

そんな中、歯並びから少し離れて、日常の食事についてお話をしていたときに、「いつも右でばかりかんでいます」ということをおっしゃいました。

そこでピンときて、入れ歯が右のほほに当たる部分をかなり落として歯も移動してみたら、患者さんもびっくりするほど劇的に見た目が変化して良くなりました。

原因はほほの筋肉の張り方が普通の人よりもかなり強かったので、その部分に入れ歯が当たっていて、ほほが引っ張られるような状態だったのです。

これは、普通に入れ歯を作っているだけでは、決してわからなかったと思います。
技工士は、歯科医師が型取りした型と、上下のかみ合わせにもとづいて、入れ歯を作りますが、
ほっぺたの状態までは、まったくわからないからです。

さらに言いますと、うちの医院のように、患者さんを目の前にして、歯を並べさせてもらっていても、わからないままだったかもしれません。

患者さんを見るだけでなく、いろいろお話をするような環境があったからこそ、なんとか解決できたケースだと思っています。
患者さんの口の中の状態を正確につかむためには、目で見るだけではなく、話を聞いて、患者さんの日常のくせや習慣まである程度理解しないと、よりよい結果にはつながらないと、今回実感できました。

1人1人異なる口の状態ですので、まさに千差万別なのですが、個々の患者さんの特徴をつかみながら最善の入れ歯を提供できるように、さらにこれからも気合いを入れて作っていく所存です。

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2016年9月29日

保険診療で大丈夫なのか 2

保険診療で作られる入れ歯は、プラスティックの分厚い入れ歯になります。
薄くて丈夫で快適な金属製の入れ歯は、保険診療では作れません。

例えば、入れ歯ではなく、普通の1本の歯を考えた場合に、この1本の歯を治療して、最終的に何かかぶせ物をセットするとしたら、金属製かあるいはセラミック、最近ではジルコニアという別名白い金属と言われるものを希望される患者さんも多いです。

つまり、最終的なものは、強くてきれいで安定した材料でしっかり作ってセットするというのが、当たり前だと思います。

同じ口の中に存在する入れ歯も、基本的には同じ考えがいいのです。
プラスティックは調整しやすいからという理由もなくはないのですが、逆に言うと、安定していない材料であると言えます。

10年以上使っていても、変形することなく、安定しているのはやはり金属製の入れ歯です。
しかも、薄くてかたくてしっかりしていますので、かみ合わせも安定したままですし、壊れにくく、快適な入れ歯になっています。

10年の間に、何度もプラスティックの入れ歯を作り直すよりも、さまざまな面でメリットがあるのが、金属製の入れ歯になります。

もちろん治療しないといけない歯が残っていたり、いきなり最初から金属製の入れ歯にするのは、おすすめできません。
1本の歯の治療と同じように、入れ歯も最終的なものは、金属製の入れ歯がいいということです。
今現在ある入れ歯としては、金属製の入れ歯以上のものは他にないと言っていいと思います。

歯科医院によって、また入れ歯を作る歯科技工所によって、それぞれ作りはちがっていて、またこれも賛否両論あるところですが、プラスティックか金属かで比較すれば、確実に金属の方が良い入れ歯になるかと思います。

ただ、金属製の入れ歯と言っても、実はピンキリですので、良質な入れ歯を作る良い歯科医院を探さないと、保険のプラスティックの入れ歯よりも良くなかったというような金属製の入れ歯もありますので、お気を付けてください。

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2016年9月24日

保険診療で大丈夫なのか 1

 歯科技工士なってから、何百人どころか、何千人の患者さんの口や歯の型を見てきていると思うのですが、良いかぶせ物や詰め物、そして入れ歯をされている人は、ほとんどいないというのが現状です。

 たまに、良いかぶせ物をされている患者さんの場合、やはりその歯は自由診療でやってもらったというケースが多いです。

 安かろう悪かろうの保険の技工物だから仕方ないのかもしれないですが、世界の先進国の中でも優秀な国である日本において、もう少し質の高い技工物が、すべての患者さんに提供されるようにならないかと、私は思っています。

 たまに拝見する自由診療で作られた歯の患者さんの場合、それに合わせてこちらで技工物を製作する時も、非常に作りやすいのです。歯は上下でかみ合っていますので、反対の歯が質のいい歯であれば、その歯とかみ合う歯も作りやすくて、良い物になります。

 保険診療で作られた歯のまわりは歯ぐきが下がってきているのに、自由診療で理想的な形で作られた歯だけが、歯ぐきが下がっていないというような光景はよく見ます。同じような位置にあって、これだけの差がでるのかと思うほど、技工物の良し悪しは、歯や歯ぐきに影響を与えます。

 単に技工物が原因とは言えず、年齢的なことや、歯みがきの仕方やその他の原因による場合もありますが、食べ物をグチャグチャになるまで、すりつぶしたり、かみ切るには、かなりの力が必要で、その力に歯ぐきも毎回耐えていて、何度も何度も食べ物が直撃することにより、まるで海岸が侵食される砂嘴や砂洲のように、歯ぐきも減っていくようです。

 当然、あまり良くないかぶせ物の歯は、歯周病や虫歯にもなりやすい構造になっているとも言えます。

 しっかりかめて、見た目も良いだけでなく、歯みがきをしても汚れが取れやすく、治療した後に虫歯や歯周病にもなりにくい、そんな歯を入れることが一番の理想だと思いますが、それには、1回や2回歯科医院に通っただけでは難しいと言えます。

 保険診療では、仮歯でしっかりと確認するという作業がありません。すぐに、型をとって1週間でセットしてしまいます。
 本当にその形の歯でよかったのか? 色も見た目も問題ないのか?歯みがきしても汚れが落ちやすいか、虫歯や歯周病になりにくい形になっているのか?
 それらのことを全くチェックしないで、新しい歯をセットするというのは、危険だと言ってもいい行為です。なぜなら、次に悪くなったときに、もっとひどい状態になってしまって、もう歯としては使えなくて、抜かなくてはいけないような状態になる場合も少なくはないからです。

 そのような治療でどんどん入れ歯になっていっている患者さんを多く見ています。保険診療のすべてが悪いというわけではないでしょうが、何十年と使ってきた自分の歯、そしてこれから先、何十年と使っていく自分の歯を、そんなに簡単な方法で治療して、ずっとうまく行けると思うのは、やはり安易だと言えます。

 歯は、風邪やケガのように、自分自身の自然治癒力では治りません。人工的に何らかの手を加えないと、プラスマイナスゼロの状態には戻らないです。そして、歯の場合は、数年~数十年かけて悪くなっている場合も多いので、短時間の治療で済ませることは、理屈から考えても非常に難しいのです。

 もっと慎重に、何度も確認して、チェックしながら、最後に安心できるものをセットするというのが、当たり前のこととも言えます。欧米では、保険診療で歯科は受診できませんが、それには理由があって、歯科の正しい治療、質の高い治療は、そんなに安く提供はできないのです。

 きちっと歯を治療するためには、それなりの時間と費用と労力をかけなければ、最終的にうまくいかないですし、結局、数年後によりひどい状態になることもあり得ます。
できれば、自分の人生とともに、数十年使っていくものとして、じっくり治療されることをおすすめします。

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2016年8月 6日

使い慣れた包丁のような、入れ歯になってほしい。

入れ歯を作る者として、患者さんの人体の一部として機能するような、そんな入れ歯が作れたら本望なのですが、人体の一部というのは、私はちょっと言い過ぎかな?と思いますので、

タイトルにありますように、使い慣れた包丁のような役割を担えたら、入れ歯としては合格ではないかと思っています。長年使ってきて、自然と手に馴染んでいて、自分が思うように何でもうまく切れるような包丁。そのような入れ歯になれば、きっと患者さんに喜ばれると思います。

入れ歯は、あくまで人工的な材料で作る物ですので、体のような有機的な生き物ではありません。
つまり異物であることは確かなので、入れ歯を使われている方の中には、ほとんど入れ歯をはずしていて、食べる時だけつけるとか、反対に、小さな入れ歯の人の場合には、見た目のためにつけているけれど食べるときにはずすという人も残念ながらいらっしゃるかと思います。

自分が作った入れ歯がそういう風にならないように、最新の注意を払って製作していますが、毎日使う道具の良し悪しは、作っただけでは難しくて、その後も患者さんのお話をよく聞いて、入れ歯に反映させていくというのが大切になります。

特に、入れ歯を1日中入れていられないという患者さんの場合には、できるだけコンパクトに小さくする努力が必要なのですが、普通の入れ歯の設計ではそのような入れ歯を作るのは難しいので、当医院では普通の入れ歯とは少々異なるデザインで入れ歯を作っています。

1日中つけていても不便を感じない、入れ歯を入れているのを忘れてしまっているという声をいただけるように、患者さん1人1人に合わせてオリジナルの設計で快適な入れ歯を目指しています。

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2016年8月 2日

患者さんに感謝! ③

先日、入れ歯の患者さんで、前歯を数本抜いて、入れ歯に歯を追加する仕事がございました。
だいたい1時間半~2時間あればできる仕事なのですが、前歯というのは、見た目の要素が非常に大切ですので、患者さんの口元にバッチリ似合った歯並びになるように、集中してお作りしました。

前歯の場合、唇の形やほっぺたのふくらみなどの影響で、微妙に調整しないとうまく並ばないですし、私の経験だけで並べてから、「はい、これで完成しました」というわけにはいかないですので、仮に並べた状態で実際に口の中に入れて、よくチェックしてもらっています。

そのチェックも大きな問題なく患者さんからOKをいただいて、最終的にきれいな入れ歯に仕上げて帰っていただいているのですが、抜いた歯の部分は約1週間でハグキが少し締まってきますので、今度は歯ぐきを院長に追加してもらわないといけません。

1週間経って、その方が来院された際に、案の定、少しハグキにすき間を感じますと言われましたので、院長がすぐに修正をし、何の問題もなく帰られたのですが、帰り際に、助手の子に、「主人から、入れ歯なのに、すごく自然に見えるね。天然の歯のように見えるよ。」と言ってくださったようです。

こういうお言葉が入れ歯を作る技工士としましては、非常にうれしいお言葉です。
自分にできる範囲の中で精一杯仕事をして、患者さんに気に入ってもらえるようにという思いだけでやっております。
当医院に来てもらったからには、やはりこれまで以上の満足感を得て帰っていただきたいですし、患者さんの注文や希望にも可能な限りお応えできるように、努力していく所存でいます。

患者さんに感謝!(ご主人様にも感謝!)

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技工士と対面するだけ!見た目が思い通りになる理由

こんにちは。
助手の神藤です^^

通院中の歯医者さんには歯科技工士さんが常駐していますか?
実は、技工士さんがいる歯医者さんに変えるだけで思い通りの見た目にする方法があるんです。
それは、技工士さんに会うこと!
審美歯科であっても、技工士さんに口元を確認してもらうことをおすすめします。

  • 今の前歯、気に行ってる?
    かぶせ物にしても、入れ歯にしても前歯って気になりますよね。
    なんとなく今の前歯がしっくりこない...気に入らない...
    でも、どこが悪いのかわからない!
    そんなときはその前歯が顔の輪郭や唇に合ってないのかもしれません。

  • そもそも技工士さんって何者?
    歯科技工士さんは、詰め物やかぶせ物・入れ歯を作る人だと思ってもらえれば分かりやすいと思います。
    お使いの詰め物やかぶせ物は、歯医者さんではなく技工士さんが作っているんです。
    つまり、製作・加工のプロ!
    歯の形や色味の感覚は技工士さんの方がとっても高い技術を持っているんです。

では、同じ技工士さんが作っているのに、なぜ合わないのでしょうか?

  1. 顔の形と歯の形が合っていない
    顔の形は、ざっくり4パターンに分けることができます。
    丸顔、面長、三角、ベース、それぞれ髪型と同じように似合う歯の形が違います。
    自分にピッタリ合う歯の形が見つけるのが、一番大切なんです。

  2. 情報が少ない。
    技工士さんは、歯医者さんからもらう模型からかぶせ物や入れ歯を作っています。
    情報があまりにも少ないと作れるものが制限されてしまうので、
    自分に合うものではなく一般的なものしか作ることができません。
    つまり、歯医者さんが口の中全体の型をとって、より多くの情報を技工士さんに伝えてあげることが大切になります。

  3. 技工士さんが常駐していない。
    ほとんどの歯科医院は技工士さんが常駐していないため、外注して作ってもらっています。
    すると、患者さんと技工士さんが対面することができないので、顔やくちびるの形を確認することができません。
    なので、自分に合った形にアレンジするには技工士さんに会うことがとても重要になってきます。

  • 何よりも会うことが大切!
    熟練した技工士さんは本当に細かいところまで見ています。
    あまり知られていませんが、しゃべったときや笑ったときのくちびるの上がり方で歯の長さや出っ歯に見える印象が大きく違います。
    顔の形や口元の細かいところまで観察して、どんな形が好みまで含めてお話をすることで多くのアレンジ方法から思い通りなのに、自然な歯並びに仕上げてくれますよ。

いかがでしたか?
自分に似合ってる歯が分かっている方も少ないですし、歯医者さんに直接お話することができる方って少ないと思います。
そんなときは是非、歯科技工士にお任せしてみることをおすすめします。

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2016年7月29日

患者さんに感謝! ②

先日、「どこの歯医者さんに行ってもダメだった。」と言う患者さんが来院されました。

きっと難しい症例の患者さんだろうと思い、院長とも何度も相談しながら、かなり気合を入れて上下の入れ歯を作りました。

技工士としましては、自分の作った入れ歯がうまく機能しているかどうか、患者さんが満足して使ってくれているかどうかがいつも一番気になります。

新しい入れ歯を入れて、数回調整に来られたころ、助手の女の子が受付で、
「以前の入れ歯と比べてどうですか?」と聞いたようです。

「月とスッポンのように違います!」と患者さんは答えてくれたそうです。
あとからその話を聞きまして、本当に感無量という気持ちです。

入れ歯の見た目に関しては、最初の歯並びの時によく確認していたので問題はないだろうと思っていました。
あとはしゃべったり、食べたりする、生活の中でどんな具合なのかがとても大切です。

月とスッポンというお言葉は初めて聞きましたが、一生忘れないうれしいお言葉です。

患者さんに感謝!!
またいっそう、入れ歯づくりに気合が入ります。ありがとうございます。

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2016年7月21日

患者さんに感謝!①

先日、セットされた入れ歯の最終確認の際に、わざわざお呼びいただいて、私に御礼言ってくださった患者さんがいらっしゃいました。


見た目の希望が高い患者さんでいらして、2度ほど作り直しをしました。
本来でしたら1回でバッチリな見た目に仕上げて終了できるのが理想なのですが、
ご本人様の希望と、私の想定した歯並びに差がある場合には、作り替えた方が得策なことはよくあります。


当医院では、こちらの理想で並べた歯並びで気に入らなければ、また作り直すことをやっています。
女性の患者さんは特にご要望のレベルが高いので、難しい時もありますが、患者さんの言っていることをよく聞いて、確認させていただきながら、ベストな入れ歯を作っています。


以前、患者さんの中で、院長と技工士の私を含めて、セッションしながら入れ歯が作れるっていいね、と言われた方がいましたが、まさにセッションしながら、患者さんの希望を聞いて、お互いの意見をすり合わせながら作っていくと、結果的に非常に良く仕上がることが多いです。


そして、最後の最後に、「この入れ歯、気に入っています。」と言われると、
逆に、私の方が入れ歯を作らせていただいてありがたい気持ちになります。


本当に患者さんに、感謝!!というの本音です。

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2016年7月 2日

入れ歯は自然に近いもの②

入れ歯は 、歯にやさしい人工物だというもう1つの理由は、
入れ歯は、必要以上の力が加わった際には、冬のスキーの時のスキー板のように、壊れてくれるという点です。

ブリッジやインプラントではそう簡単に壊れることはないでしょうが、入れ歯は歯に大きな負担がかかるような時に、自らが破折したり、欠けたりして歯を守ってくれる場合があります。

また前回お話したように、歯のかむ面が年月とともにすり減るような材料なので、強い力が加わりにくいのです。

すごくしっかり力を入れてかみしめたい人や、ガンガン固い物を食べたい人には向かないですが、多くの患者さんはそこまでかみたいわけではないと思いますので、入れ歯でしっかりかみ合わせの調整を行えば、充分快適な生活はできると思います。


5年~10年経過した後に、どのような状態になるのか、残っている歯に力を必要以上に加えつづけるとどうなるか、誰にもわからない面が多々ありますので、安全に安心して暮らせるように行くためには、多少不便さはあっても、うまく入れ歯と付き合いながら生活していくのが、よりよい方法ではないかと、私は思っています。


患者さん個々の考え方がございますので、長いブリッジやインプラントにされても別にいいと思いますが、ぜひ長期的な視点でみていただいてご判断していただきたいと思います。

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入れ歯は自然に近いもの①

入れ歯をされている患者さんのご意見はさまざまです。

同じような作り方で作ったとしても、「この入れ歯はきゅうくつです」という方もいれば、「この入れ歯はゆるいです」という方もいます。

そのような個人差がありますので、一人一人の患者さんに合わせて、調整していくのですが、
『入れ歯』というもの自体は、僕は歯にやさしいと言いますか、人工物だけれど人体にとっては優しい、自然な人工物だと思っています。


いつも考えていることなのですが、人の体の中には、直線的な部分は一切なく、川の流れや山・森など自然と同じように、刻一刻と変化しつづけていて、固定されているような箇所も一つもありません。

一見固定されているように思える関節も、動きやすいように、半月板や関節円盤と言われるものが付いていて、細かい微調整ができるようにゆとりがあるかと思います。

1本の歯にも、歯根膜と言って、歯の根のまわりを1層の膜がおおっていて、微妙に歯が動揺することができる作りになっていて、ショックアブソーバーのような働きもしています。


自然はなんらかの形で、日々の変化にも対応できるように、微妙に調整できるようなゆとりがあるように感じられます。


そういう意味で、私は入れ歯は、口の中でもゆとりがあり、完全に固定されることはなく、変化に合わせて調整しようと思えば調整できるものだと思っているのです。


この反対のものとして、ブリッジやインプラントがあります。
ブリッジはいくつかの歯をセメントで固定する人工物ですが、強くかめるとはいえ、長い目で見て本当に悪影響はないのか、また調整も非常にシビアにしなければならないので、連結が長ければ長いほど、調整力が必要だと思います。
かみ合わせの高さを低めに調整していたら、患者さんはあまり悪く言わないということを聞いたことがありますが、そのような調整では問題ありますし、低く削ってしまった場合にはブリッジは追加できないので、ドンピシャリの調整が必要になってきます。
また、インプラントは、直接あごの骨に強く固定することになりますので、さらに調整も難しいでしょう。相当な調整力がないとうまくかめるようにはならないはずです。


入れ歯の場合には、かみ合わせの部分は固いプラスティックで作られていますが、このプラスティックは、固いといっても、長年かみ合わせて行くうちに、少しづつ削られていきます。
時間をかけて、自分のかみやすい形に、自然に歯がすり減って行ってくれるのです。
これも他の治療方法にはない、入れ歯独特の良さでもあります。

歯がすり減りすぎた場合には、また歯を入れ替えるか、歯の上に材料を盛り足すかしないといけないですが、それでまたしばらくかんでいくと、自分なりのかみ方に自然になって行くという流れになります。


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2016年6月16日

奥歯の入れ歯

奥歯が1本ない患者さんは非常に多くいらっしゃいます。

そのまま抜けたままにしている人も多いでしょうし、保険診療の歯科医院で、部分入れ歯やブリッジをすすめられて、治療された方も多いと思います。

最近では、インプラントをすすめる歯医者さんも多いので、1本の奥歯にインプラントをされている人もいるでしょう。

奥歯は、物をかむというのがやはり一番の役割ですので、しっかりかめるものを選ぶのは、当然のことと思われます。

強くかめる順番で言えば、①インプラント②ブリッジ③部分入れ歯になると思います。

そして、前回ブログで書きました、当院のセキトデンチャーは残念ながら④番目になるでしょう。
しかしながら、このセキトデンチャーを一度試しに入れてみると、もうこれで結構ですという患者さんも少なからずいらっしゃいます。


抜けた部分の歯に求めることとしまして、歯医者さん側は、かめること・見た目・歯並びのため・他の歯を守る・はぐきがなくなっていくことを防ぐ、などいろいろあると思います。

しかしながら、当の本人である患者さんは、歯医者さんほど求めていない場合がよくあります。

ただ見た目が回復されればいいだけで、何よりも見た目を第一に希望される患者さんは多いです。

あるいは、歯が無い所に何もしないのは良くないので、何かしたいのだけれど、とにかくあまり大げさな治療は受けたくない。忙しくて何度も通わないといけないのは無理だという人もいます。

また、普通の歯医者さんで部分入れ歯を作ったけど、入れ歯のハリガネの締め付け感やハリガネ部分に食べ物がはさまるのが嫌だという声は非常に多いです。

他には、ブリッジにしたのでよくかめるのはいいのですが、前後の歯をかなり削ったと思うので、今後が大丈夫か心配ですという意見もよく聞きます。

患者さんが言われることは、まさにその通りで、現実に毎日過ごされている中で実感されていることですから、私は正しい答えだと思っています。
そして、その思いをかなえる仕事をわれわれはしないといけないと思っています。

医療者であるこちら側の一方的な考えや方法ですぐさまやっていくのではなく、よく患者さんの思いを聞いて、相談して、試行錯誤しながらベストなものを提供できたならば、お互いにとって良いものになると言えます。

そのような中で、セキトデンチャーは生まれました。

入れ歯を入れている異物感が嫌な患者さんに、こんな入れ歯しかできないというのではなく、それならばもっとコンパクトにして、最短・最小の入れ歯にすれば、入れ歯を入れている感覚がなくなるのではないかと思いました。

普通の歯医者さんや技工士さんが見れば、なんだこれ?という代物かもしれませんが、この入れ歯で十分数年間過ごされていて、定期的なメンテナンスに来られていますが、特に問題があるようなことはございません。

歯にとって、やさしい入れ歯ですので、多少ゆるみが出ることはありますが、少し修正すれば何のことはないのです。

大がかりな治療をして、強い入れ歯を入れたり、ブリッジにしてもいいのですが、そこまでしなくても過ごせる入れ歯が当医院にはあります。

1本や2本の入れ歯で悩まれている人はぜひ当医院の入れ歯を試してみてください。


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2016年6月13日

世界最小最軽量の入れ歯

くわしく調べたわけではないのですが、おそらく世界最小・最軽量の入れ歯である セキトデンチャーのページを追加アップしてもらいました。ページの一番下のほうです。
http://www.ireba-yokohama.com/1010dearest/


4~5年前から当院で、数十人の患者さんに使用していただいています。

前後にある、健康な天然の歯をかなり削らないと作れないブリッジが嫌な患者さん。

また、保険診療でも自由診療でも、ほとんどの歯医者さんで作る普通の設計の入れ歯は、基本的に入れ歯を支えるために前後の健康な歯を削って入れ歯を作ります。それが嫌だと思う患者さんが、わざわざ当医院を調べて訪れてくださいます。

このセキトデンチャーを使っている患者さんの多くは、入れ歯を着けている感じがほとんどしないと言ってくださいます。

1本の入れ歯というのは、若い方から、年輩の患者さんまでいろいろな患者さんがいますが、自分の健康な歯を歯医者さんで削りたくないという思いは皆さん同じようです。

近くの歯医者さんでブリッジや入れ歯をする前に、一度、セキトデンチャーをぜひお試しください。
(ちなみに、セキトデンチャーという名前は、脇田院長が名付けてくださいました。)

1本だけではなく、2.5本分まで今のところ成功しております。
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most minimum partial denture

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2016年5月 7日

ダイエット 入れ歯

日々入れ歯を作っている中、特に総入れ歯を作っている時に思うことがあります。

総入れ歯は28本の歯の土台となる床(しょう)と言われる部分が必要なので、この土台の部分が患者さんにとっては、どうしても異物感でいやになる人がいるだろうなと思っています。

それまで口の中にこのような分厚いプラスティックなんて入ってなかったわけですから、患者さんにとっては、毎日の生活の中でしゃべったり、食べたりするうえで邪魔な部分となってきます。

舌(ベロ)が常にあたる位置にありますし、食べ物を食べても上のあごの天井部分はプラスティックでおおわれているので、味覚という点でかなり、おいしさも半減するかと思われます。

そのとき、ふっと思ったのは、逆にこの異物感を利用して、ダイエット器具として使えないものか?というものです。

医療ではなくなってしまうかもしれませんが、食べ過ぎを抑えられない人やダイエットを強くのぞむ人にとって、食べにくくすることというのは、それなりにメリットにならないか?と思いました。

一度、試しにやってみても悪くない方法じゃないかと。

うちの医院は、ます歯を抜かないで入れ歯を入れるのですが、その際に「入れ歯のようであって入れ歯ではないプレート」を一度体験してもらいます。

これは、単に歯の型をとって、その型をもとに、歯の部分がついていない入れ歯を作ります。
つまり上あご・下あごの内側にだけぴったり合った入れ歯のようなプレートになります。

初めての人は、これだけでも以前よりかなり異物感はあるでしょう。
食べにくいでしょうし、発音もしにくくなると思います。

固定式ではないので、いつでも取り外しできます。(取り外しできないようにもできますが、清掃性という意味で良くないので、普通はしません。)

ダイエットしたい人にとっては、もしかしたら食べ物がおいしく感じにくくなり、食べ物をかむ行為も少し難しくなるので時間がかかるようになり、全体的な食事量が減少していくのではないか?
とあくまで希望的な観測ですが、危険な方法ではないので、可能性の一部としてありかなと思います。

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2016年5月 6日

危険な入れ歯③

保険診療で作られた入れ歯が怖くて入れられないという患者さんがいらっしゃいました。

入れ歯を見せていただき、院長に歯の型をとっていただきますと、
やはり金属のバネがこれでもか!というくらい入れ歯についていて、しかも入れ歯の維持のために、健康なきれいな歯を何か所にもわたって削られていました。

患者さんは思わず涙を流されました。
どうやら、本当に深く理解したうえで、歯を削ってもらったわけではないようです。
くわしい説明もなく、深く納得することもなく、いつのまにか歯は削られていたような印象を受けました。

保険診療の入れ歯では、維持のため歯を削るのは、当たり前になってしまっています。
これは危険なことだ言えます。

何の問題もない健康な歯を削れば、当然リスクがあります。
こちらに来られた患者さんは歯がしみると言ってました。深く削れば、そりゃあ、しみると思います。また、削った部分は角張っていてハミガキしにくいですので、虫歯になりやすいとも考えられます。

どうしてこのようなことが常識になっているのか、日本の保険診療はこれでいいのか、疑問です。

当医院の院長は、13年くらいご一緒していますが、一度も入れ歯の維持のために、健康な歯を削ったことはないです。
歯を削らないでも作れる入れ歯があるからですが、不必要に健康な部分を削らないこと、抜きたくない歯は抜かないこと、普通の歯の治療でも、できるだけ天然の歯の部分を残そうとされています。

天然の歯は一度削ったら、もう二度と元には戻りません。
6歳から生え始めてこれまで毎日毎日使ってきた自分の健康な歯を、簡単に削るようなことは、非常にもったいないことですし、うちの院長は決してしません。
その分、治療に時間がかかる場合もありますが、それでも今後の長い人生を考えたら、少しくらい時間と労力がかかっても、安全で安心な治療をするほうが一番いいですし、入れ歯もできるだけ危険な要素の少ない入れ歯が最終的に患者さんにとってよりよい入れ歯になると、思います。

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2016年4月19日

危険な入れ歯②

1~2本歯が抜けた状態で、どうするのが一番いいのか?

最近ではインプラントをすすめるドクターも多いですが、やはりインプラントはリスクが高い治療になるので、ここではそれ以外で考えます。

①ブリッジ
②保険の入れ歯
③自費の入れ歯

この3つの中から選択することになると思います。

それぞれの治療にメリット・デメリットがあると思います。他のサイトでもいろいろ紹介されているかと思います。

どれを選択するかは患者さんが決めることで、どれが一番その患者さんに合っているかは、結局やってみないことにはわからないと言えます。

そもそも歯の治療の中の「補綴(ホテツ)」と言われる人工の材料で修復する仕事は、物づくりの面が大きいので、物というのはやはり試して使ってみないとわからないというのが、正直なところだと思います。

専門的なことがわからないのに決められない、性格上なかなか決められない、治療したあとに後悔したくない、という人もたくさんいると思いますので、どれにするかを決めるうえで、大切なことは、単純に全部試してみるということだと思います。

そして、全部試していくには、その順番が大切です。

①⇒②⇒③はできません。その逆で、③⇒②⇒①ならできます。

まずは歯を何も削らないままでスタートします。
技術的にそのような入れ歯を作れる医院でないと無理ですが、歯の型をとっただけで、それなりにしっかりした入れ歯を作り、試してみるのが、最初です。

保険診療でそのような入れ歯は作れませんので、自由診療の入れ歯になります。
保険診療では、保険申請ができる形の入れ歯しか作れないので、前後の歯を削ったり、前後の歯に高負担させて作るような入れ歯になってしまいます。
保険診療では基本的に1度しか入れ歯を作れないので、そのたった1回で結果を出さないといけないという中での入れ歯づくりになりますので、必要以上にしっかりした入れ歯を作ることになってしまうと私は思います。

すると、今度は前後の歯に何らかの影響が出てくる可能性も高くなるので、患者さんによって、時間が経過したときに、結果的に良かった場合と良くなかった場合があると思います。

可能であれば、いきなり前後の歯を削ることなく、今のままの形で使える入れ歯を考えて作るというのが、一番ベストな方法ではないかと思います。

そして、それでだめならば、前後の歯を利用して少し手を加えてから、再度入れ歯を作り、試して使ってみるということになります。

そこまでしても入れ歯でダメな患者さんは、もっと前後の歯を大きく削って、ブリッジという3本~4本つながった差し歯にされればいいと思います。

ブリッジは前後の歯にかなり負担がかかる治療ではありますので、前後の歯のケアをしっかりしていただきたいと思います。

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2016年3月25日

危険な入れ歯①

現在 いろいろな入れ歯が開発されて、患者さんはどれを選んだらいいのか、悩まれているかと思います。

入れ歯は全般的に、うまくいかなかった場合でも、インプラントほどひどい状態にはならないでしょうが、危険な入れ歯で歯を失ってしまうことはあります。

それはどういう場合かと言いますと、残っている歯にガチガチに固定されている入れ歯をお使いの患者さんの場合が多いです。

歯はもともと単独で樹木のように根をはっていますので、その上に人工的につながった引っ掛けやかぶせ物でガチガチに固定されて、そして、歯のない部分でガンガン食べると、健康な歯はかなり動かされてしまい、いずれ抜けるような結果になっています。

特に1本の歯に大きな負担をかけている入れ歯の場合には、早い段階で負担をかけてきた歯がダメになる傾向が高いです。

ですので、あまり強い力をかけないで、少しゆとりのある入れ歯のほうが長く使えるように思います。

コーヌステレスコープというような入れ歯や、保険の入れ歯に多いクワガタの角のような引っ掛けのバネは、ほどよい力で維持されていればいいのですが、だいたい強過ぎる場合が多いので、残っている歯をダメにしていくように思います。

これは私だけの意見ではなく、入れ歯を専門とする有名な技工所の人たちがみなさん口にすることで、ドクターはしっかりと固定することを求める傾向が高いのですが、それでは歯に負担がかかりすぎるので、もう少し弱い力でとまっている入れ歯が一番おすすめだと言われます。


ですから、できるだけ少ない負担で作られた入れ歯が残っている歯にとっては最善でしょうし、使われる患者さんも締め付けが少なくて、楽だろうと思います。

保険診療ではそのような入れ歯は作れないかもしれませんが、長い目で見て、安心して使える入れ歯を使いたいというのは、みなさんが望まれることだと思います。


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2016年2月20日

難しい歯並びの入れ歯が増えています

通常、歯科技工士は入れ歯の歯を並べるとき、教科書通りといいますか、入れ歯として並びがきれいに見える並び方を行います。

しかし、そうすると、どうしても平面的で画一的な感じがして、いかにも入れ歯をしているように見える場合があります。


こういう整列されたきれいな歯並びがお好みの患者さんは、そのままシンメトリーな歯並びで仕上げさせていただいています。


そして、そうではなく、もう少し自然の歯に見えるように並べてほしいと言われる患者さんには、少しづつ微妙にズラしたりして、その患者さんの口元を見たイメージを頭の中に残しながら、少し左右で違ったイメージだけれど、全体的にはきれいな歯並びになっている、という感じで並べています。

中には、もっと歯並びを乱して、入り組んでいるほうが自然の歯のように見えるので、そのほうがいいという患者さんもたまにいらっしゃいますが、多くの患者さんは、「きれいに」と「自然に」の2つのバランスをかねそなえた歯並びを選ばれます。


ただ最近では、歯周病がひどかったのか、あごの骨が極端に少ない患者さんや、歯周病で歯が動くために残っているご自身の歯がゆがんで並んでいる患者さんも数多いので、入れ歯としての歯並びも簡単には並ばなくなっています。


残っているご自身の歯とのバランスを考えながら、なおかつ、くちびるや頬のはり方なども予想して、丁寧に並べていかなくては、口の中に実際に入れたときに、喜んでもらえるような歯並びになりません。
入れ歯専門の技工士としてましては、一番緊張する瞬間でもあります。

難しい歯並びを解決して、患者さんに納得してもらえたときには、このうえなくうれしく、またひとつ鍛えていただいたと思い、日々精進していますが、難しい歯並びの人が増加しているように、なんとなく思います。

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2016年2月12日

入れ歯にするか、ブリッジにするか、確認することが大切②

入れ歯か、ブリッジか、どちらか悩まれる患者さんは、非常に多いです。

いろいろなサイトでも書かれていますが、入れ歯とブリッジには、それぞれに、メリットとデメリットがあります。

簡単にいくつかあげますと、
入れ歯は歯の部分だけではなく、ハグキの部分もありますので、どうしても異物感が出て、食べにくい・しゃべりにくい・装着していて嫌だ・見た目が悪いと言われることがあります。
また、ブリッジよりも、かむ力が弱いので、食べ物を強くかみたい人には向かないかもしれません。

反対に、他の歯を削ってセメントで固定するようなことはないので、他の歯は守られます。
また入れ歯をはずしたら、歯みがきがしやすいので、清掃性は良いです。

ブリッジはというと、1本の歯を支えるために、前後の歯を削ってから、3本のブリッジをかぶせるというのが、よくあるブリッジの症例です。

健康な歯を2本削らないといけないのは、やはりもったいない気もします。
すでに治療されていたり、大きな虫歯になっていて治療が必要であれば、同時にきれいになると思いますが、全く健康な歯をわざわざ2本も大きく削ってブリッジにするのは、将来的に削った歯は悪くなる可能性もありますので、リスクが高いと言えます。

反対に、ブリッジになってもきれいに歯みがき管理されて、いつもきれいな状態で維持できるのであれば、異物感もなく、もともとの自分の歯のように快適に過ごせますし、固い食べ物でもしっかりかめて、かみ合わせの変化も少ないので、とても安定していいと思います。


入れ歯にもブリッジにも、甲乙つけがたいメリット・デメリットがありますが、ご自身で最終形態に近いものを実際に体験して使われてから、最終的に判断していただくという以外に方法はないと思います。

そこまでやっておけば、納得されるでしょうし、その後、他の歯が悪くなった際にも、適切な方法で取り組むことができるかと思います。


イメージや頭の中で考えることも大切だと思いますが、実際に経験するというのが何より一番のようです。
「思っていたよりも。。。。」という感想は非常に多いですから。

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2016年1月28日

入れ歯にするか、ブリッジにするか、確認することが大切①

1本歯が抜けたところを、入れ歯にするか、それとも前後の歯を削ってブリッジという3本つながった差し歯にするか、決めるのは悩ましいところです。

両方とも体験してから、どちらかに決められたらいいのですが、普通の保険の歯医者さんではなかなか難しいと思います。

当医院では、どちらも体験できまして、まず入れ歯から体験してもらっています。
ブリッジは歯を削らないといけないので、その前に、何もしない状態で入れ歯を体験してもらいます。
それで入れ歯で大丈夫な患者さんは、そのまま入れ歯を使って行かれます。

やっぱり入れ歯は少し不便だし、強くかみにくいので。。。。。というような患者さんは、
ブリッジの治療に入って行きます。

一度入れ歯をやってみて、その不便さや異物感など、いろいろ体験してから、その後ブリッジにするほうが、より納得してブリッジにできるでしょうし、これから先の将来も、入れ歯になったときの経験が生きてこられると思いますので、一石二鳥の治療体験だと言えるのではないでしょうか。

とにかく納得したうえで治療を受けられるというのは、患者さんにとって一番大切なことではないかと思います。

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2016年1月21日

1本や2本の入れ歯の患者さんが増えています ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

どういうわけか、最近、1本や2本でも入れ歯を希望される患者さんが増えていらっしゃいます。

普通は、1本だけ歯が抜けていると、入れ歯は嫌なので、前後の歯をつないで作るブリッジを希望される患者さんが多かったのですが、当医院が入れ歯専門でもあるでしょうが、入れ歯を第一に選ばれる患者さんが多いです。

おそらく前後の健康な歯を削ると、またその歯が悪くなって抜けてしまったりしないか?など不安に思われているのでしょう。

確かに健康な歯に手を加えるのは、良いことだとは思えません。
それならば、自分の歯のように歯いかないけれど、多少不便でも入れ歯でやっていくというお考えの方だと思われます。


当医院の1本や2本の入れ歯は、おそらく他では作っていないオリジナルの入れ歯で、先日もほとんど入れている感じがしないということで、直接患者さんからお褒めの言葉をいただきました。

作り手の技工士としましては、非常にうれしいことで、末永く使っていただけたらありがたいと思っています。


1本や2本の入れ歯でも、非常に難しい症例はございます。
患者さんのかみ癖やかむ力の強さによっては、どうしても入れ歯ではかなわない場合もございました。

その場合には、ご相談のうえブリッジに変更し、できるだけ歯を削る量は少なくして、将来的にもし何か問題が発生しても、もう一度作り替えができるような状態でブリッジを作るように、当院の院長はよく考えて治療されます。


その時だけ良かったらいい治療ではなく、10年20年先も安心できる治療こそ、自由診療の治療だという持論をお持ちです。

プライベート歯科横濱のホームページはこちら。
横浜市中区山下町の歯科医院 tel 045-663-3724

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2016年1月16日

根の治療は自由診療で ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

左下の6番という、一番大切な奥歯が先日殴られたように痛かったので、院長に治療をしてもらうことになりました。


詰め物をはずしてみると、中が真っ黒な虫歯になっていました。これは、10年前にこの歯を治療した保険の歯医者さんの治療が悪かったからです。


しかも根が4本あったのですが、そのうち1本の根だけ治療されているだけで、残りの3本はほとんど治療されていないがため、殴られるような痛みが発生したと考えられます。


根の治療は、ドクターにとって大変なだけで、儲からない仕事ですので、神経を抜いて患者さんの痛みがとれたならば、その後はしっかり治療しないでフタをしてしまうことも多いのです。


確かに保険診療の料金で丁寧な治療をするというのは、現実的に本当に無理なようです。
1回数百円の売り上げにしかならない治療を何度も丁寧にやれというのは、普通はできません。
つまり国が決めた保険診療では、完ぺきに近い根の治療は難しいと考えていいと思います。


入れ歯の調整の費用なども信じられないくらい低料金であるか、あるいは、請求できない場合があります。それで治療や調整をしろというのは不可能です。国が決めている歯科の保険診療というのは、そういうものです。そのため、低料金で丁寧な良い治療はやはり現実的に無理なのです。


じゃあ、患者さんはどうすればいいのか、となりますが、少なくとも丁寧にやってもらえる歯医者さんで自由診療で質の高い良い治療と、良い物をセットしてもらうことです。


保険診療を中心でやっている歯医者さんしか近所にないと言われるかもしれないですが、そこはご自分で探していただいて、良い歯医者を見つけるしかないと思います。
良くない治療で5年~10年後に歯を失うことを思えば、自分の歯が一番いいですから、費用も時間もエネルギーもかけて、しっかり治療されるのがいいと思います。


もともとずっと昔は、歯科は自由診療でした。矯正歯科もずっと自由診療ですよね。
安くて良い物や治療というのは、世の中にそんなに簡単にはないですし、歯の場合は、風邪などの軽い病気のように自然治癒力で1週間休んだら勝手に病気が治るということはないので、人工的に必ず治療を受けて、何か人工物を追加しなくてはなりません。


今の状態からさらに悪くなっていかないように、早め早めに手を打って治療していくほうが、結局は、お金も時間もエネルギーもストレスも少しで済みます。

私の奥歯のように、良くない保険診療で歯を1本もう少しで失いかけるような患者さんは、日本でたくさんいると思います。
普通の患者さんは、歯医者さんで治療したら治っていると思っているかもしれませんが、それは間違っていることも多いです。
当院に来られる患者さんの多くが、そのような状態で再治療するか、治療できる段階になくて歯を抜かざるを得ないこともよくあります。

前のドクターがもっとしっかり治療していれば、こんなことにはならなかったという状態が、日々ございます。

当医院のドクターはよく言います。
『歯科治療は、そんなに難しいレベルの治療でもなんでもない。
歯の中の治療については、ちゃんと時間と労力をかけて丁寧に治療を行い、何度も確認してやれば、その後ほとんど悪くなることはないのだ』と。
一度治療した歯の中が再び悪くなっているのは、ほぼドクターが原因であると思うとも言われます。

考えてみればその通りです。歯のまわりが悪くなるのは、歯磨きをやっていないか、上手にできていないことが原因と考えられますが、治療してフタをした歯の中身の、しかも根の中が悪くなるなんて、患者さんが根の中まで悪くすることなんてできませんから、フタをする前のドクターの治療が原因だと気づきます。


ただ素人にはそんなことはわからないので、数年~5、10年経過した歯のことで、この歯が悪くなったのはドクターのせいだなんて言う人はいません。私も技工士になる前でしたら、治療して数年経過した歯が悪くなっても、自分の歯磨きが悪かったかな?と思うくらいだと思います。


これまで治療した私のほとんどの歯も同じような状態だと予測されますので、今後が怖いですし、皆様も良くないかもしれないと思う歯は、それ以上悪くなる前に、治療できない状態になる前に、適切な歯医者で一度はずしてもらって再治療をしてもらったほうがいいかと思われます。


数年前にも、前歯1本を当院の院長に8か月かけて根の治療を行っていただき、ほぼ抜かなくてはいけなかった歯を救ってもらいましたが、今回も大切な奥歯が守られて、本当にありがたいと思っています。


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2016年1月12日

入れ歯では繊維ものは食べにくい ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

入れ歯を使っている患者さんから、ほうれん草などの繊維ものがかみにくいという言葉はよく聞かれます。


確かに繊維質を切るのは、なかなか入れ歯では難しい面がありますが、きちんと調整された入れ歯では、天然の自分の歯のようにはいかなくても、かみ切ることは可能だと思います。


それでもやはりなかなかかみ切れない場合には、ブレード歯と言って、かみ切るための小さな金属を上下の歯に埋め込んで、その金属の歯でかめるようにする、という方法があります。


自由診療の入れ歯にはなりますが、食べ物をしっかりかめるようにするには、手っ取り早い方法かもしれません。


当然、このブレードの金属歯を埋め込む前に、入れ歯の高さ調整や、痛みがないかどうかなどの問題は解決しておかなくてはなりません。


かめない入れ歯で無理やりかみ切るというのは、切れない包丁で無理やり切るのとそれほど変わらないかもしれませんので、より少ない力でかめるようにすることは、歯ぐきやあごにとっても、むしろ良いことだとも言えます。

プライベート歯科横濱のホームページはこちら。
横浜市中区山下町の歯科医院 tel 045-663-3724

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2016年1月 9日

できあがった入れ歯を修正・変更できるのも、技工士のいる歯医者の特権 ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

普通は、一度作った入れ歯は、多少の調整は行ってもらえますが、歯並びの大きな変更などはなかなかやってもらえないと思います。

しかしながらドクターにまかせて作った入れ歯や、あるいは基本的に希望をあまり聞いてくれないような医院で作った入れ歯が、どうしても納得のいかないような場合もあるかと思います。

そういう時に技工士のいる歯医者でしたら、かなり自由度をもって修正・変更することができます。
当医院でもそういうことは、たまにございます。

はじめて入れ歯を作る患者さんの場合、ご自分の歯並びをどうしたらいいか、よくわからない方もたくさんいらっしゃいます。実際に作ってみないと、いいかどうかなんとも言えないというのが、本音だと思います。

そして、実際に作ってからしばらく入れ歯を使われたあとに、「もう少しここを動かしてほしい」とか、「この歯を外に出してほしい」というご注文を言われます。

簡単に修正できるときは、1~2時間で修正します。
大きな変更になりましたら、当医院では新しい入れ歯を作り直すこともやっていますので、その時にくわしく注文をお聞きして作るようにしています。

患者さんにとっては、実際に使ってみてからでないと判断できないということが多いので、このやり方は非常に好評です。


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2016年1月 7日

新年明けましておめでとうございます ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

本日より平成28年プライベート歯科横濱が開院します。

今年も多くの患者さんに来院していただき、きちっとした治療を終えて、満足していただけるように頑張りたいと思います。

入れ歯も差し歯も、気合を入れて、入念にお作りしていきたいと考えます。

どうぞよろしくお願いいたします。


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2015年12月29日

仕事納め ~ 『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

本日でプライベート歯科横濱 本年最後の診療となりました。

今年もたくさんの患者さんの入れ歯や差し歯を作りましたが、来年も多くの患者さんに、可能なかぎり良い入れ歯や差し歯をセットできることを願います。

1人でも多くの方から喜ばれる入れ歯・差し歯を提供すること。このことに専念して来年も精進していきたいと思います。

患者さん皆さんが良い正月を迎えられますように。


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2015年12月25日

入れ歯で前歯を少し前に出して、きれいに若く見せる ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

入れ歯を作るとき、前歯に関しましては、患者さんのお好みに合わせてアレンジしています。
機能面で問題のない範囲で、患者さんの自由な注文で歯を並べます。


その際に、一番多いご注文は、歯が奥に引っ込んでいると、暗いイメージになるので、もう少し歯がしっかり見えるようにしてもらえませんか?というものです。


私自身、歯は見えないより、見えるほうがいいと思いますし、特に上の前歯がほどよく、いい感じに見えるように作りたいと考えています。


上の前歯は、微笑んだときに、だいたい歯全体の3分の2くらいが見えるのが一番いいと言われていて、確かにそれくらいのボリュームで見えるのが、少し笑われたときに非常にきれいに見えます。


笑ったときに、歯が全部見えてしまうのはちょっと見えすぎで、好みにも寄りますが、多くの患者さんは、ほどよく見える位置で作られます。


反対に、下の歯が上の歯よりも大きく見えるのは、男性の患者さんに多いのですが、そのまま、男性的なイメージの歯になります。


ですので、当医院では女性の患者さんで上の歯よりも下の歯が大きく見える場合には、なんとか工夫をしながら、上の歯が大きく長く見えるように、歯を並べています。


すると、ほとんどの患者さんは、見た目のイメージが良くなるので、こちらの方がいいと言ってくださいます。食べたり、話したりするうえで少し慣れる必要も出てきますが、女性の患者さんは皆さん、見た目が良くなった歯並びについては、変えてくださいとはあまり言われません。


上の前歯を以前よりも少し前に出して、角度をつけたり、あるいは少し乱して、ランダムに並べたりすると、若くて前向きなイメージになることが多いので、そのような歯並びを希望される方が当医院でも多いです。


逆に、あまり歯を目立たせたくないということで、上品に奥ゆかしく見せることを希望される患者さんもいらっしゃいます。そういう方の場合には、少し小さめの歯を選んで、少し内側に歯を並べて、さりげなく並べるようにしています。

同じ大きさの歯を内側に並べるのはなかなか難しい仕事になりますし、患者さんも口の中が狭くなった感じをもたれるので、歯を小さめなサイズにして並べますと、見た目にも口の中も違和感のない歯になります。


口元のイメージ、笑ったときの歯並びの感じの良さは、個人個人で好みが違いますが、多くの患者さんが入れ歯に望まれる1つのポイントなんだと、日々の仕事から感じております。


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差し歯でも鼻の下の小じわにハリをもたせる ~ 『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

前回、入れ歯で鼻の下の小じわにハリをもたせるという内容を書かせていただきましたが、前歯6本以上のブリッジという差し歯のつながったものでも、鼻の下の小じわを張らせて、しわにならないようにできる場合もございます。

ただ、差し歯の場合には、歯ぐきの部分がないですから、歯自体を少し前に出して大きめに張らせる必要がありますが、もともとの歯よりはずいぶんと張らせることは可能です。


実際には仮の歯で何度も試してみながら、お気に召した張り具合になった段階で、その仮の歯の型どりをして、それをもとに最終的な差し歯のブリッジを製作します。


すると、ほぼ似たような形の差し歯になり、鼻の下の張り具合もそのままいい感じに仕上がります。


注意する点は、歯を少し前に出したことにより、唇や頬をかんだり、話しにくくなったりすることですが、そのようなさまざまな問題は、仮の歯で長い期間試してみることで、解消されます。ご心配には及びません。


可能な範囲内でやれるだけのことを正確に行えば、より良い差し歯にきっと近づいていきます。


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入れ歯で鼻の下の小じわにハリをもたせる ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

女性の患者さんの多くが入れ歯を作られるとき、鼻の下から上唇までの部分に、しわが寄ってきて老けたように見えるので、張らせてほしいと言われます。


ブリッジなどの差し歯の場合には、歯ぐきの部分をふくらませるのは無理ですが、入れ歯は歯ぐきの部分がありますので、お好みに合わせて、ふくらませます。


1回だけでうまく行くこともありますが、鼻の下から上唇の部分は肉でできていますので、そう簡単にはいきません。何度か試してみて、使っていただいて、調整させていただいています。


美容整形ではないので、完ぺきに満足しただけるまでできるとは決して言えないですが、以前よりもハリが出ていい感じというのは、よく言われます。


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2015年12月24日

入れ歯でかみ合わせを上げる ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

かみ合わせが非常に強い患者さんが多く、入れ歯を製作しても、すぐに歯の部分がすり減ってしまうようなことがよくあります。

そのような患者さんの場合、もともとのご自身の天然の歯も、長年使われてきて、しかも強い力でかみしめたり、就寝時に歯ぎしりをされていたりして、歯が短くなってしまっているような方もいらっしゃいます。

このような症状の患者さんの場合に、院長の指示により、入れ歯で少しかみ合わせを上げるということを行うと、結構快適に過ごされていることが多いです。

あまり必要以上にかみ合わせの高さを上げると、かみづらくなりますし、高いことに対して違和感を言われる人もいますので、はじめはやや高さを上げて慣れていっていただくという程度です。

最初はかみ合わせを高くすることに不安のあった患者さんも、1週間ほど使われますと、多くの方が慣れて使いやすいと言われます。

もしかしたらすり減る前のご自身の歯の高さに近づいたので、あごが少し楽になったのか、あるいは、すり減った低い位置で食いしばりながら過ごしていた状態が、高くすることで少し力が抜けたような状態になるのか、本当のことはわからないのですが、不都合を言われる患者さんは少ないです。

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2015年12月21日

自分好みの差し歯にする③ ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

前歯の形や色に対する希望は、みなさんそれぞれあるかと思います。
テレビや雑誌で芸能人の歯を見たりして、こんな形の歯になったらいいのにな、という思いの人も多いかと思います。

本当に自分好みの歯になるかどうかは、ドクターや技工士の技術の問題もありますので、必ずできるというものではないでしょうが、それでも何度も努力してやり直しをしながら、希望の歯を目指して試行錯誤を繰り返せば、かなりいい感じの歯になるんじゃないかと、私は思っています。

少なくとも単に型をとって、一回で作ってもらう歯よりも、患者さんの希望に合った歯になるだろうということは予想されます。

一般的には、女性は小さめで可愛らしい歯を求めている方が多いです。あるいはシャープなイメージの歯を希望される人もいます。

歯と歯の間にすき間が空いているような歯は、あまり望まれません。
色はやはり、少し白っぽい歯がきれいに見えるので、1トーン明るく白い色を選ばれます。

差し歯専門の普通の歯科技工士は、差し歯を大きめに作ってしまうクセがあります。
その原因は、差し歯の材料である陶材を焼いて、きれいな歯の色を出すのですが、厚みがあればあるほど、色は出しやすく、厚みが薄ければ薄いほど、色を再現するのが難しくなります。

なので、厚みをとるために、歯の大きさが大きくなってしまうのです。
きれいな色を出すためには、少し形を犠牲にしなければいけないということなのです。

小さくて薄くてきれいな歯というのは、そんなに簡単には作れないのです。

それでも当医院では、小さ目で白い歯を希望される患者さんは多いので、技工士に頼んで、なんとか小さくても白くてきれいな歯を依頼しています。

女性の口元は、大きな歯よりも、やはり少し小さめの歯のほうがピッタリしていると、私は思っています。

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2015年12月11日

入れ歯美人④ ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

前回、自分好みの差し歯にするということで書いたあと、入れ歯に関しましても、同じようなことが言えると思いまして、追記させていただきます。


ドクターがかみ合わせをとった後に、その患者さんに合った人工の歯を一緒に探してから、1本1本歯を並べていきます。その際に、ドクターが差し歯の時と同様に、中心の位置にしるしをつけるのですが、これもドクターによって多少癖もあり、またその位置を読む技工士にも読み取る癖がありますので、なかなかぴったりと中心に決まらないということがあります。


技工士のいない歯科医院で作られた入れ歯の場合に、そういうことが起こりやすいのではないかと思っています。歯を並べた後に確認する作業もあるのですが、本当に左右の歯並びのバランスを細かく見て、確認できているかと言いますと、疑問に思うことが多いです。


ここはやはり作り手の技工士が直接目で見て確認するのが、一番合理的だと思います。
作り手はできるだけいいものを作りたいと思うものですので、その方が手っ取り早いです。


また、入れ歯の場合には、歯ぐきというやわらかい粘膜の上に入れ歯を置いていまして、差し歯のようにセメントで固めてピタッと止まっていないので、かみ方によっては、厳密には多少歯は動くことになります。


ただ明らかに真ん中の位置がずれているとか、前歯の左右の歯の位置が違っていて、片方がさがっていて片方が上がっているようなものは、やはり見た目にいいものではありません。


そしてまた、真ん中がぴったりと決まって、それから横の歯を順番に並べていくのですが、ここでも並べた歯を実際に口の中に入れてみると、意外にうまく並んでいないことがあります。


患者さんの唇の形や張り具合、顔全体のイメージに合っているかどうかなど、いろいろな情報を確認して、患者さん自身も鏡で何度も確認してもらいながら、全員で良い歯並びの入れ歯にしていく作業を繰り返すしかありません。


そういう作業を行いますと、患者さんもまあまあ満足した入れ歯になることがほとんどで、その入れ歯を使って生活させる中でまたさらに、より良い歯並びに変えたいということでしたら、修正などをケースバイケースで行っています。


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2015年12月 8日

自分好みの差し歯にする② ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

前歯の仮歯を作るとき、まず基本の基本として、「正中」といいますが、前歯2本の歯の真ん中の位置を決めます。顔だちや鼻筋を見ながらその人に合った中心の位置を決めます。

通常、技工士は、ドクターが型などにしるしをつけたものをもらって、そして歯を作っていくのですが、当医院は私が直接見られますので、ドクターの意見を聞きながら、患者さんの顔全体の情報を記憶して作業に入ります。

この「正中」の位置の取り方は、実はドクターや技工士それぞれの人によって微妙に異なるために、正確な前歯の歯並びができていない可能性が高いと思っています。
来院された患者さんの中に、以前作った前歯の位置がかなりズレている人がいるのは、そのあたりが原因ではないかと言えるからです。

次に、前歯の出具合が問題になります。どれくらい出っ歯にするか、あるいは引っ込めるか、当医院では、患者さんのお好みです。患者さんの希望を聞いて、第1回目の仮歯を私がおおよそ良いだろうと思う位置で作らせていただいております。そこからしばらくの期間ご自宅に戻られて生活される中で、患者さんやご家族の意見なども聞かせてもらって、より良い仮歯に変更していきます。当然見た目だけでなく、過ごしやすさや歯みがきのしやすさなど機能的な面での改善もやっていきます。

前歯1本や2本の場合には上下左右の歯との関係がありますので、自由度は少なくなりますが、前歯数本から6本全部の仮歯の場合には、極端な話、それまでのイメージとはちょっと違った感じの歯にすることも可能となります。いろいろご注文していただければ、可能なかぎり対応させていただきます。


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2015年12月 7日

自分好みの差し歯にする① ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

前歯の差し歯を作るとき、最終の完成品を作る前に、仮の差し歯を当医院では作ります。

1回で満足してもらえる場合もありますが、2回以上~数回、仮の歯を作り直します。
料金は当医院の場合、最初の費用にすべて含まれています。長期でなければ、追加費用なしでやっております。

これは患者さんに満足してもらわないと意味がないという院長の方針でもあります。

そして、作り手の技工士としましては、患者さんからの注文をお聞きして、どのような形がお好みなのか、話をしながらつかんでいきます。女性の患者様の傾向としましては、歯も小さめで少し丸くかわいい形にしてほしいという希望をよく言われます。

差し歯専門の技工士でしたら、思い切り小さくてかわいい歯は作りにくいので、おそらくひと回りか、二回り大きめのサイズの歯を作ると思いますが、私はできるだけ患者さんの要望に応えたいので、思い切り小さい仮の歯をつくることがあります。

最終的な完成品は差し歯専門の技工士に依頼するので、依頼された技工士は困ったなと思っているでしょうが、患者さんの要望が第一ですので、当医院ではそのようにしています。

そのような日常の仕事の中で感じるのは、患者さん本人を目の前にしないで、いい感じの差し歯を作るのは、並大抵のことではないなということです。
私は、仮の歯を作っていますが、いつでも院長に呼ばれて、患者さんの希望の歯に修正・変更できます。
しかし、歯科医院にいない技工士は、唇も顔の印象も何もつかめないのに、型だけ与えられてそれなりの歯を作らなくてはいけないわけですから、かなり無理があると言えます。

例えばスカイツリーを描く場合に、スカイツリーを見ながら描くのと、見ないで描くのとではやはり正確さや見た目の良さに差ができると思います。

患者さんの好みに合わせて絶妙にいい感じの歯を作るのも、実際に入れてみて何度も確認してもらって、OKが出てから完成させるのが当然いい方法だと言えます。

歯の場合には、絵を描くようにはいかなくて、他にいろいろ条件はありますが、その中でも見た目も機能性も良く、患者さんに満足してもらえる歯にするには、それなりの時間とエネルギーが必要であり、また患者さんのお話をよく聞いて、互いに良いコミュニケーションをとりながら、完成品までもっていくのが大切だと思っています。


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2015年12月 4日

調整なしで入れ歯が入った時 ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

技工士の理想は、入れ歯専門の技工士であれ、差し歯専門の技工士であれ、やはり自分が作った技工物が患者さんの口の中にセットされるときに、『ほとんど調整しなくてセットできたよ』とドクターに言われることです。そういう技工物を常に作っていきたいと思っています。

そうすれば、ドクターの診療台での調整する時間や労力も少なくできますし、長い時間口を開けている患者さん自身の負担も軽減されます。そして作った自分自身の技術の確認もできます。
良い技工物は、一石二鳥ではなく、三鳥にも四鳥にもなります。

これは、ひとえにドクターの型どりとかみ合わせの正確さがあって成り立つことでありまして、技工士はあくまで忠実に作る以外にないのですが、ドクターとの長年の経験の中で、最終的な技工物の確認の際に、これくらいならばスムーズにセットされるだろうという感覚はだんだんと作られていきます。

はじめてのドクターの型やかみ合わせでは、おそらく調整なしでセットされる技工物というのは、なかなかないのではないでしょうか。
1本のかぶせ物や詰め物の場合はあると思いますが、長くつながったブリッジのような連続したかぶせ物や入れ歯では、そのまま調整なくセットされるということは、ほとんどないと思います。

入れ歯の場合には、入れ歯自体は口の中に調整なく入ることはあるでしょうが、かみ合わせの調整は必ず必要になってくるかと思います。当医院の脇田院長と10年近くやらせていただいている中でも、何も調整しないで入れ歯が入ることは、小さな入れ歯の場合で1年に1回あるかどうかという感じです。
毎度毎度、調整なしの入れ歯を目指して作ってはいるのですが、歯ぐきというやわらかい粘膜のうえにセットされる入れ歯は、口の中で非常に複雑な動きをするので、そう簡単にはいかないです。

いつの日か、こちらの計算どおりの入れ歯が作れて、ドクターも患者さんもたった1分で入れ歯を入れるだけですむような技工ができるようになれたらいいなと、夢のようなことを考えている今日この頃です。

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2015年11月16日

入れ歯美人③ ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

もう取れそうなくらいグラグラの歯であっても、大切な自分の歯なので、自然に抜けるまで待ちたいとおっしゃる患者さんは多いです。

たしかに大切な自分の歯ですし、歯を抜くこと自体が気持ちの面で嫌だ思うのも当然のことです。

当医院の院長は、無理やり歯を抜くようなことは一切ないですし、むしろ患者さんが納得される方法で、グラグラの歯のままでも入れ歯を使えるような方法をいつも考えています。

抜きたい時に抜けばいいという方針は、患者さんも安心されるようで、皆さん入れ歯になってもそれほど不安感なく過ごされています。
いざとなったら、数時間で処置してもらえるという気持ちでいられると、ギリギリまで自分の歯で過ごせることになりますから、気分的に楽だと言えます。

数時間で抜けた歯を型どりしたうえで追加するのは、実は簡単なことではなく、限られた時間でバッチリな位置に歯を並べないといけないので、集中力と予想が必要になります。

奥歯の場合には、見ためよりもしっかりとかみ合わせることが一番なので、そのことに集中すればいいだけなのですが、笑ったときに歯が見える位置にある前歯の追加は、非常に気を使います。

グラグラしていた歯というのは、もともと正しい位置に並んでいないことが多いので、その位置に、以前よりも見た目よくしかも他の歯との位置関係をうまく利用して並べるのは、それなりの経験と予想がいります。

特に左右の歯も乱れた歯の場合には、通常よりも2~3倍も大変です。
また、歯の入るスペースが大きすぎても小さすぎてもひと苦労です。

なんとかうまくまとまるように試行錯誤しながら、何度も並べ直してやっといい感じの歯並びになったときには本当にうれしいものです。

患者さんから言われた注文に対して、正確に結果を出し、なおかつその注文以上の成果を出したいと常々思っていますが、自然の口元というのはなかなか思ったようにさせてくれないこともあり、いつまでも勉強していかなくてはいけないと実感しています。


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2015年11月14日

入れ歯美人② ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

「以前は手で口元を隠しながら笑ってたけど、最近は手で隠すこともなく自然に笑えるようになった」と時々患者さんから言われることがあります。

いつしか自然にそのように変わってきたというのは、作り手の技工士としましては、言葉にできないうれしさがあります。
患者さんにとって見た目にいい入れ歯ができた結果だと思いますので、技工士冥利に尽きます。

入れ歯は、食べ物をかむということも当然大切ですが、社会生活を営むうえで、見た目も同じように大切です。

女性は特に、数度の出産で骨粗しょう症傾向になっていたり、家事・育児におわれて歯の治療どころではない生活を送って来られた方も多くいらっしゃいますので、歯が悪くなることも多く、歯が抜けていることも多いように思います。
個人差はあるのでしょうが、当医院でも女性患者さんが多いのは確かです。

そして、女性患者さんの多くが、見た目の良さを求められます。男性よりも明らかに、見た目に関してのご注文が多いです。
毎日毎日鏡の前でお化粧されていますので、頬のふくらみや小じわ、歯並びに対する注文も正確で繊細でレベルが高いと思います。
技工士としましては、どこまで満足していただけるかという勝負になります。

これから新しい入れ歯を使って、何の心配もなく大笑いしていただけるように、細心の注意を払って、お話をお聞きしております。


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2015年11月13日

入れ歯美人① ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

テレビを見ていると、おそらく入れ歯であろうという方の、入れ歯の歯並びがどうしても気になって見てしまうのですが、ほとんどの方々が、きれいに並べられた入れ歯をされています。

ご本人の好みというよりも、お世話になっている歯医者さんにまかせて作った入れ歯だからだと思いますが、左右対称的な整然と並べられた入れ歯になっています。

これは特に問題があるというわけではなく、普通はそのように作るものなのですが、どんな人の顔も左右対称ではないので、入れ歯だけが左右対称に作られていると、少し違和感を感じてしまうこともあります。

なので、もう少し歯並びを乱して並べたほうが、顔に合った自然な印象を持つことができるのではないかと思うことはよくあります。

女性の場合は、上の歯がいい感じに見えた方が、やはり素敵ですし、笑顔がチャーミングに見えます。男性の場合には少しいかついといいますか、力強いイメージの歯並びにしたり、上の歯よりも下の歯もしっかり見せると、たくましい感じの印象を与えることができます。

入れ歯を入れるご本人の希望が第一番なので、好みをお聞きしてから、それに基づいて歯を並べていくのが最善だと思いますが、なかなか1回だけで完璧な歯並びに並べるのは難しいもので、数回並べなおすことにより、患者さんもドクターも技工士の私も、合格だと思えるような歯並びの入れ歯に変わっていきます。

緊張しますが、非常にやりがいのある仕事で、男性ならばこの入れ歯で男前になっていただきたいと思っていますし、女性ならば愛らしくきれいな口元になっていただきたいと思いながら、できるだけベストを尽くしております。

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2015年11月 5日

3倍以上の患者さんの来院 ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

保険診療の歯科医院の場合、ドクター1人に対して、1日平均で15名~30名の患者さんの来院があると言われます。

朝から晩までで15名~30名ですと、8時間として、1人の患者さんの治療にかけられる時間はざっと15分~30分になります。

このような短い時間で丁寧な治療を行うのは、本当に可能なのかどうか、私は疑問に思いますが、保険診療では毎日それくらいのペースでやられているということです。

私は技工士ですが、今の3倍以上の患者さんの仕事が来た場合には、まちがいなく質を落とさないとこなせないだろうと思います。一定の質を保ったまま、量を倍以上にするのは、なかなか気持ちや技術だけは難しいのではないかと言えます。

当院の院長は1人1時間は治療時間をとります。
まず世間話や本日行う治療の説明、実際の治療、今後の治療や次回の治療の説明などで、ゆったりとしながら丁寧にひとつひとつ説明と確認をしながら行っています。

ですから1日に15人も来院されることはなく、多くても10名ほどになります。
1時間の間に、スタッフ全員で集中して、1人の患者さんの治療を行う体制にしていますので、充実した質の高い治療を行っていると思っています。

予約はほとんど時間通りに始まります。早く治療が終わった時には、患者さんと院長とで世間話やその他のいろいろなお話をしてらっしゃいます。
入れ歯の患者さんは、院長よりも年上の方々が多いので、それまで過ごして来られた人生経験のお話しなど、私たちも聞かせていただいて非常に興味深いことが多々ございます。
ありがたいご教訓だと思っています。


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2015年10月31日

仮歯って、どんなもの? ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

歯医者さんでよく、「今日は仮歯なのですが、最終的にはきちんとしたものが入りますから。」という説明を受けたことがあると思います。

仮歯というのは、最終的な人工の歯の前段階のもので、それなりに歯の形に見せた仮の歯ということになります。あくまで仮ですから、色や形はおおまかなものになります。

特に保険診療の場合には、手の込んだ仮歯というものを患者さんに提供するのは、現実的に難しいので、歯というよりは、単なる白いキャップのような仮歯であったり、色も形も歯とは思えないような前歯になってしまっている仮歯がございます。

技工士のいない歯科医院でドクターが診療台で作った場合に、このようなケースが多いと思いますが、前歯に関しましては、患者さんの社会生活も大切ですので、もう少しましな仮歯にしてあげられないものかと思うことは多々あります。

しかしながら、これはある意味で仕方がないことです。まず保険診療の短い診療時間内に、精度のいい仮歯を作ることが、時間の面でもコストの面でも難しいからです。

そして、歯科技工士のように理想的な歯の形づくりをする技術がドクターにはありません。「歯の専門家なのだから、歯の1本くらい理想的な形に作れるだろう」と思っている人も多いかもしれませんが、残念ながらそのような訓練はやっていないので、なんとなく歯の形だなというくらいにしか作れないと思います。中には技工が好きで技工士以上に素晴らしい歯を作るドクターもいらっしゃるでしょうが、そのようなドクターは非常にまれであり、ほとんどのドクターは、いわゆるきれいな理想的な形の歯というものは作れないと思っていただいていいかと思います。

その点、歯科技工士がいる歯科医院では、「仮歯」と言われるものであっても、普通の人が見て変な歯になることは少ないので、社会生活も心配ないですし、何より形がいいというのは、歯や歯ぐきにとっても良いと言えます。きれいな仮歯は掃除もしやすいので、歯の周りと歯ぐきを清潔にたもつことができます。

当医院でも、最終的な人工の歯にできるだけ近い、理想的な歯を仮歯として提供しています。ですから患者さんから仮歯について特にクレームを言われるようなことはないですし、「この仮歯のままでもいいくらいです」と言われる患者さんもいます。

見た目に関して、もう少し形を変えてほしいというご注文をいただくことは多いので、可能なだけ言われるとおりに修正するようにしています。

患者さんと何度も相談しながら理想的な仮歯になったときに、最後の型どりをして、最終的な人工の歯を作る作業に移りますが、この時にも仮歯の形が整っていると、製作の参考になるので、そういった意味でも仮歯は、非常に大切です。

院長もよく言われます。最終的な人工の歯の良し悪しは、仮歯の段階で決まるので、
仮歯が自由診療の一番の価値だと。


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2015年10月29日

グラグラの歯のままで入れ歯をつくる理由 ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

一般的な歯医者さんでしたら、グラグラの歯がある場合には、その歯を抜いて、歯ぐきが落ち着いてから入れ歯をつくるのが普通です。

ところが当医院では、今にも抜けそうな歯であっても、そのままの状態でまずは入れ歯を入れてもらいます。なぜそうするかと言いますと、抜いてから入れ歯を作って入れてみたら、入れ歯が合わない患者さんだった場合に、困ったことになるからです。

「こんな入れ歯を入れるくらいだったら、歯を抜くのではなかった」と言われたら大変です。なので、先に入れ歯を入れて試しに使ってもらってから、後日歯を抜いて、抜いた部分に人工の歯を約1時間くらいで、技工士の私が追加して修正します。

このやり方は非常に的を得た良い方法だと思っています。
第一に、患者さんが安心して治療を受けられます。
入れ歯がはじめての患者さんの場合には、特に喜ばれます。ひとつひとつ確認しながら治療できるのが何よりいいと思います。

歯を抜くことも、入れ歯を入れることも、患者さんにとってはイヤなことでしょうから、当医院の院長は、患者さんにとってできるだけ負担にならず、安心してできる方法をよくよく考えて、そういうやり方をとっています。


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2015年10月26日

天然の美しさよりも、人工的な美しさ ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

1本のさし歯を作るときも、数本の入れ歯を作るときも、
われわれ歯科の専門家は、もともとあった歯の色や形を再現するように作るのが基本となっていますが、患者さんの多くは、もともとの歯よりももう少し人工的に美しい歯を求める傾向があると、日々の仕事から感じています。

実は、残っている天然の歯に似た歯を作るほうが非常に難しい仕事で、技術の高い技工士でないと無理な作業なのになってくるのですが、新しい歯を入れる患者さんのお気持ちはというと、「せっかく新しい歯を入れるのだから、もうちょっときれいなほうがいい」とか、「元の歯よりも一段階、色の白い歯がいい」と言われる方が多いです。

テレビに出ている芸能人の中にはあきらかに作り物と思えるような歯に変えている人もい
らっしゃるくらいなので、一般の方々もどちらかというと、自然や天然よりももう少しきれいな歯にしたいというお考えがあるのだろうと想像しています。

確かに、数十年使ってきた歯は、歯がはえはじめる赤ちゃんの歯のような白い歯ではなく、黄ばんでいたり、ひびが入っていたり、かけてしまっていたりします。決して白く美しい歯ではないと言えます。

腕の立つ専門家は、そこで力を見せたいと思いますし、歯科医師も天然の歯に近づけるのが理想だという考えで「これがいいのです」と説得させるかもしれません。
ですが、当の本人である患者さんが満足した歯にならなければやはり意味がないと思いますので、そこは一歩引いて、患者さんの希望に沿ったかたちで歯を作ったほうが、本来正しいのではないかと思います。

当医院では、前歯の見た目や審美性に関しては、『患者さんの希望を第一にする』という方針で院長から言われていますので、できるだけ患者さんの好みに合わせた歯にするようにしております。

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2015年10月22日

これ以上ない、小さな1本の入れ歯 ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

1本の入れ歯11本の入れ歯2

歯科技工士の関戸です。
当医院で提供している、おそらくこれ以上小さな入れ歯はないだろうと思われる1本の入れ歯です。院長から、私が作ったので「セキトデンチャー」でいいんじゃないのと言われ、とりあえずそう呼んでいます。

引っ掛けるバネのような金属も何もないので、えのきやほうれん草などの繊維質の食べ物が入れ歯に引っかかることもなく、ちょっとした食べカスもつまりません。

入れ歯の舌(ベロ)の側も、すっきりしているので、異物感がほとんど感じられないと思います。

私自身がこの入れ歯を元にした入れ歯を使っていまして、何の問題もないですし、当院の患者さんも異物感が少ないので、非常に喜んで使われております。

ブリッジにしないといけないと言われている患者さんの中で、前後の健康な歯を削りたくないとお考えの患者さんは、ぜひ一度試してみてください。

今のところ、1本だけではなく、2本までこの入れ歯を使われて患者さんもいらっしゃいます。


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横浜市中区山下町の歯科医院 tel 045-663-3724

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口元のハリ、頬のふくらみを回復する ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

歯科技工士の関戸です。
女性の患者さんから、「口元に小じわが出るように感じるので、もう少しハリをもたせることはできますか?」というご質問や、「老けて見えるので、もっと頬を張らせることは可能ですか?」というご注文をたびたびお受けします。

そのような場合には、できる限り入れ歯にボリュームをもたせる形で、必要な部分に材料を盛ってふくらみをもたせ、お希望のハリやふくらみを再現するように努力しております。

多少異物感が増しても、口元の審美性を重視する女性の患者さんは多く、皆さま口元に非常に気を使われていますので、何度か材料を盛り足したり、逆に削り落としたりしながら、調整させていただいています。

ただ、美容整形ではないので、あくまで入れ歯でできる範囲内の作業になりますが、歯の問題だけでなく、顔全体のイメージがより良くなるのであれば、できるだけ患者さんの気持ちにこたえようと、いつも院長から言われていますので、作り終えた入れ歯であってもなるだけ改善するように取り組んでいます。

男の私ではわかりにくいご注文の場合には、女性スタッフもまじえて、患者さん、院長先生の全員で話し合いながらより良い修正を行うようにしています。

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2015年10月20日

金属製の入れ歯は、やはり安定しています ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

歯科技工士の関戸です。

半年に一度、メンテナンスのためご来院される患者さんの中で、金属製のディアレストを使用されている患者さんは、やはりかみ合わせも入れ歯も非常に安定しておられます。

入れ歯を金属で製作すると、金属は硬いため、食べ物を食べたときにしっかりとかむことができます。そして、残っている歯にもぴったりとフィットしていますので、ずれるような心配が少ないため、長期的に安定した状態で入れ歯を使用することができているように思います。

プラスティックの入れ歯の場合には、どうしてもすり減ったり、変色したり、長期間になると変形してしまうこともございますが、金属というのは材料として非常に安定した材料ですので、一度金属で入れ歯を製作した際には、その後、長期的に使っていけるものと考えていいと思います。

金属製だと金属が見えるんじゃないかという患者さんもいらっしゃいますが、まず口の中は真っ暗なので、金属が光って見えるようなことはないですし、少し口を開けて見えるような部分には金属は使用しませんので、安心してください。

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2015年10月19日

患者さんを目の前にしながら歯科技工ができるしあわせ ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

患者さんが、前歯の形について、ニュアンスで話されたときに、
その患者さんの話していることを正しく理解して、思った通りに修正するのは、とても難しく繊細な作業になります。

どこまで満足していただけるか、丁寧に時間をかけて一度と言わず、何度も修正します。
そうして患者さんの希望の歯の形になり、満足していただけた際には、本当に歯科技工士として、『患者さんを目の前にして、仕事ができる』ことに感謝いたします。

「百聞は一見に如かず」とも言いますように、直接目で見て、耳で話をよく聞いたうえで、より希望に沿った、歯の形や歯並びに近づける歯科技工ができることに、日々ありがたいと思っています。

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2015年10月17日

歯並びや歯の形にこだわりのある女性患者さんに応えます ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

歯科技工士の関戸です。
当医院に来院される患者さんは、女性患者さんが比較的多いため、歯の見ためや形、歯並びに対する希望の強い方がいらっしゃいます。

入れ歯でも差し歯でも、歯並びだけで口元のイメージが大きく変わりますから、気にされるのは、当然のことです。何も女性患者さんに限ったわけではありません。男性の患者さんも好みをはっきり言ってくださいます。

ただやはり非常に繊細なご注文を言われる患者さんは、女性の患者さんが多いとは言えます。そして言われる内容も質が高いといいますか、試行錯誤しながら何度も仮歯として作り込んでいかなくてはならないときもございます。

大変なこともありますが、そのプロセスを経たあと、患者さんに喜んでもらえたら本当にうれしいです。最終段階には、その道の専門の歯科技工士も読んで、色や形の最終チェックを行うことも可能です。

当医院にわざわざ来院していただいたのですから、可能なかぎりご注文をお聞きするようにしています。

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2015年10月 6日

入れ歯作りの楽しみ ~『プライベート歯科横濱 技工士ブログ』

歯科技工士の関戸伸幸と申します。
プライベート歯科横濱にて早くも10年が経過しますが、ここ最近は本当に入れ歯を作るのが楽しくなってきております。
もちろん、患者さんのための大切な仕事ですから、単に楽しんでいるわけではありません。

入れ歯は、結果がハッキリと出ますので、患者さんから満足した言葉をいただくためには、念には念を入れて、確実に丁寧にさぼることなく取り組まなくてはいけません。

でもプライベート歯科横濱では、単に入れ歯を作るだけではなく、患者さんと接して、話を聞いて、患者さんの顔を見ながら作れますので、非常に楽しいのです。

その患者さんに合わせた入れ歯を、どのように工夫して、より良く作れるかを考えながら、今後も日々頑張ってまいります。

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プライベート歯科横濱
院長 脇田一慶

院長 脇田一慶

医院サイト:
http://www.ireba-yokohama.com/

入れ歯治療は、歯科治療の多様な診療技術が盛り込まれた、いわば歯科治療の真髄ともいうべき分野です。私は、研究者として入れ歯や歯科治療について知り尽くしていると自負し、将来を見据えた価値のある入れ歯治療に取り組み、現在も日々研鑽し学び続け、常に最善の治療をご提供できるように努力しています。

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