2025/09/11
入れ歯専門技工士の関戸です。
歯医者に行くのがあまり好きではない人はたくさんいらっしゃると思います。あるいは、何度か歯医者に行ったときに、嫌な思い、怖い思いをされて、それから歯医者に行かなくなったという方も少なくないと思います。
その中でだんだん歯が悪くなってきたけど、歯医者が嫌だから悪い歯をそのままにしていて、歯がボロボロになってきたり、抜けてしまったりすることもあるかと思います。そうしていよいよ歯医者に行って入れ歯かインプラントか、あるいはブリッジをすすめられて、そのタイミングで当院にご連絡をいただけるという患者さんが多くいらっしゃいます。
保険診療で入れ歯を作るよりも自由診療で良い入れ歯を作りたいという想いを伝えられることが多く、できるだけこれ以上悪くならないように、残っている歯も守っていけるような入れ歯を、当院では心がけてお作りしています。
はじめて入れ歯を作ることに不安や抵抗感はあるものの、実際に歯がないので、お作りした後も前向きに入れ歯に取り組んでいただける方が多いです。インプラントやブリッジと悩まれている方の中には、入れ歯の異物感や固定されていないので、外れてしまわないかという不安感で、作った後も思案されている方もいますが、しばらく使われて慣れて来られたら、入れ歯も悪くないという感じで継続して使用される患者さんがほとんどです。
なんと言いましても、入れ歯は安全な治療で、リスクが非常に少ない方法です。嫌になれば、インプラントやブリッジに変更できますし、お使いの入れ歯の不都合な部分を解決するために新しく入れ歯を作り直すことは、費用はかかりますが、極端な話、何度でもできます。やり直しができるのです。
ダメになった歯の部分に、はじめて何らかの治療をする際には、入れ歯というのはとても理にかなっているのです。さらに、入れ歯の場合には、他の歯が悪くなった時も、また歯を追加するか、あるいは作り直せば、そのままお使いできます。家で例えて言えば、リフォーム可能な治療方法なのです。
また、悪い歯を長年放置していて、数多くの歯が悪くなっている場合には、その歯をすべて一度にブリッジやインプラントで治療するのはかなり大変なことですが、入れ歯なら、型さえとれば、短時間で入れ歯を作って、噛むようにできますし、入れ歯を使いながら、治療をすすめていくことができます。つまり、普通に食生活しながら、治療ができるので、安心して治療が受けられます。
前歯が数多く抜けてしまっている人でも、入れ歯なら比較的すぐに、きれいな歯並びにしてお作りすることができます。そしてその入れ歯を使いながら、残せる前歯は残して、入れ歯とうまくマッチさせて使っていただくのです。
はじめての入れ歯は、確かに不安なことが多いかと思いますが、入れ歯を専門的に扱っている歯医者であれば、見た目や快適性も良い入れ歯を作って、使っていけると思いますので、少し思い切って通院されてもいいかと思います。
部分入れ歯にも総入れ歯にも共通する注意点
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