2015/11/26
こんにちは!
スタッフの神藤です^^
本日は、かなり寒いですね;
まだ11月だというのに、早くもダウンコートを出してしまいました..
百貨店さんにお勤めなさっている患者さんが
お仕事でフランスに行ってきたそうで、お土産を頂きました。
食欲が勝り写真を取り忘れてしまいましたが、
ピエールエルメのチョコレートとサーロインステーキ!
サーロインステーキ
(ありがとうございます!
サーロインステーキは夕食に頂きます^^)
当院の患者さんは、海外へお仕事やご旅行で行かれる方がとても多いです。
海外へ行かれる場合、
・入れ歯が折れるんじゃないか
・歯が痛くなるんじゃないか
など、いろいろ不安になり来院してくださいます。
入れ歯の患者さんは、特に折れることの不安は大きいようで
金属床入れ歯(ディアレスト)になさる場合がとても多いです。
当院の入れ歯は、快適さや見た目を求めていらっしゃる患者さんが多いので
どうしても華奢な作りになっています。
(幅も少なく、厚みも薄く、極限まで攻めています!)
プラスチックの入れ歯だと、食べる強度は問題なくても、
運が悪いとちょっとの高さでも落とすと欠けたりしてしまう場合があります。
(お口の中に入っていれば、割れることは経年劣化以外ほとんどありません。)
快適さと強度は相反しているので「患者さんがどちらを求めるか」で
設計を変えていますが、大体の患者さんは快適さを求めることが多いです。
ただ、金属床にしてくだされば快適さも強度も両立できるので、
海外へ出張やご旅行したり、地方ですぐにいらっしゃる事ができなかったりする
患者さんには金属床をオススメさせて頂いております。
プラスチックの入れ歯で満足してくださっている患者さんも多いですが、
数年後、金属の入れ歯へステップアップすると
「もっと早く金属の入れ歯にすれば良かったー」ってお声が多いです。
(実は、金属床にするとプラスチックの1/3の薄さになる場合が多いです!
少なくても1/2くらいにはなると思います。)
ご旅行の際 不安になりましたら、ご予定を立てさせて頂きますので
是非、お声をかけてくださればと思います。
話を聞くだけ、サンプルを見るだけでも構いません。
※金属床入れ歯のお作りは、大体1ヵ月ほどお時間を頂けますと有難いです。
もちろん、海外へ行かれない患者さんも
毎日の洗浄で欠けたり割れたり心配することなく、お過ごしいただけますので
金属床へしてくださると日常の快適度が上がると思います^^
2015/11/17
先日、トイレ後、手を洗わない人が案外いますというニュースをやってました。その統計では、女性で3%だったかな?男性は5%以上でしたが、まあそのくらいの程度ですが、トイレの後に手を洗わない人が一定数いるようです。
その時のキャスター、コメンテーターの反応は「汚い」「信じられない」というような反応でしたが、やや潔癖症にして、細菌、ウイルスなどの微生物を日々相手にしている私としては、だったら皆さんはトイレ前に手を洗ってるでしょうか?と聞いてみたかったです。
ちょっと考えてみたらわかるのですが、他人の動作に信用が置けなくて、基本的に外界は「汚い」とするならば、トイレ前に手を洗わないと、その汚い手で自分の体を触ることになります。実は私は毎回ではないですが、トイレ前に手を洗うことが多いです。多分行動で「なんだこの人変な人。」という視線を感じることはありますが、これは気分の問題だと分かってはいるものの、そうしないと気が済まないのです。
実は潔癖症の人でも本当の菌の動態を知れば、外出できなくなるでしょう。私もあえて名づけるなら、「ゲン担ぎの潔癖症」なので、頭ではそれがどれほども意味を持たないということもわかっていてやっています。ですので、他人を汚いとも思ってません。
正直、細菌学的に言えば、小のトイレで手を洗わないのはそんなに問題ないです。尿は無菌ですし、たいていの人は局部よりも手の雑菌の方が多いですから。
つまり雑菌のついた手で、きれいな局部を触り、用を済ませて出ていくわけですから、なんら問題ないことが分かるでしょう。要は所作としてきれいでなく、非衛生的に感じるだけなのです。
世の中の人は自分ルールできれいだったらOKというだけですので、あまり他人に汚い汚いというのはどうかと思います。まあちょっと考えていただくとみんな汚い訳ですから。
2015/11/16
もう取れそうなくらいグラグラの歯であっても、大切な自分の歯なので、自然に抜けるまで待ちたいとおっしゃる患者さんは多いです。
たしかに大切な自分の歯ですし、歯を抜くこと自体が気持ちの面で嫌だ思うのも当然のことです。
当医院の院長は、無理やり歯を抜くようなことは一切ないですし、むしろ患者さんが納得される方法で、グラグラの歯のままでも入れ歯を使えるような方法をいつも考えています。
抜きたい時に抜けばいいという方針は、患者さんも安心されるようで、皆さん入れ歯になってもそれほど不安感なく過ごされています。
いざとなったら、数時間で処置してもらえるという気持ちでいられると、ギリギリまで自分の歯で過ごせることになりますから、気分的に楽だと言えます。
数時間で抜けた歯を型どりしたうえで追加するのは、実は簡単なことではなく、限られた時間でバッチリな位置に歯を並べないといけないので、集中力と予想が必要になります。
奥歯の場合には、見ためよりもしっかりとかみ合わせることが一番なので、そのことに集中すればいいだけなのですが、笑ったときに歯が見える位置にある前歯の追加は、非常に気を使います。
グラグラしていた歯というのは、もともと正しい位置に並んでいないことが多いので、その位置に、以前よりも見た目よくしかも他の歯との位置関係をうまく利用して並べるのは、それなりの経験と予想がいります。
特に左右の歯も乱れた歯の場合には、通常よりも2~3倍も大変です。
また、歯の入るスペースが大きすぎても小さすぎてもひと苦労です。
なんとかうまくまとまるように試行錯誤しながら、何度も並べ直してやっといい感じの歯並びになったときには本当にうれしいものです。
患者さんから言われた注文に対して、正確に結果を出し、なおかつその注文以上の成果を出したいと常々思っていますが、自然の口元というのはなかなか思ったようにさせてくれないこともあり、いつまでも勉強していかなくてはいけないと実感しています。
2015/11/14
「以前は手で口元を隠しながら笑ってたけど、最近は手で隠すこともなく自然に笑えるようになった」と時々患者さんから言われることがあります。
いつしか自然にそのように変わってきたというのは、作り手の技工士としましては、言葉にできないうれしさがあります。
患者さんにとって見た目にいい入れ歯ができた結果だと思いますので、技工士冥利に尽きます。
入れ歯は、食べ物をかむということも当然大切ですが、社会生活を営むうえで、見た目も同じように大切です。
女性は特に、数度の出産で骨粗しょう症傾向になっていたり、家事・育児におわれて歯の治療どころではない生活を送って来られた方も多くいらっしゃいますので、歯が悪くなることも多く、歯が抜けていることも多いように思います。
個人差はあるのでしょうが、当医院でも女性患者さんが多いのは確かです。
そして、女性患者さんの多くが、見た目の良さを求められます。男性よりも明らかに、見た目に関してのご注文が多いです。
毎日毎日鏡の前でお化粧されていますので、頬のふくらみや小じわ、歯並びに対する注文も正確で繊細でレベルが高いと思います。
技工士としましては、どこまで満足していただけるかという勝負になります。
これから新しい入れ歯を使って、何の心配もなく大笑いしていただけるように、細心の注意を払って、お話をお聞きしております。
2015/11/13
テレビを見ていると、おそらく入れ歯であろうという方の、入れ歯の歯並びがどうしても気になって見てしまうのですが、ほとんどの方々が、きれいに並べられた入れ歯をされています。
ご本人の好みというよりも、お世話になっている歯医者さんにまかせて作った入れ歯だからだと思いますが、左右対称的な整然と並べられた入れ歯になっています。
これは特に問題があるというわけではなく、普通はそのように作るものなのですが、どんな人の顔も左右対称ではないので、入れ歯だけが左右対称に作られていると、少し違和感を感じてしまうこともあります。
なので、もう少し歯並びを乱して並べたほうが、顔に合った自然な印象を持つことができるのではないかと思うことはよくあります。
女性の場合は、上の歯がいい感じに見えた方が、やはり素敵ですし、笑顔がチャーミングに見えます。男性の場合には少しいかついといいますか、力強いイメージの歯並びにしたり、上の歯よりも下の歯もしっかり見せると、たくましい感じの印象を与えることができます。
入れ歯を入れるご本人の希望が第一番なので、好みをお聞きしてから、それに基づいて歯を並べていくのが最善だと思いますが、なかなか1回だけで完璧な歯並びに並べるのは難しいもので、数回並べなおすことにより、患者さんもドクターも技工士の私も、合格だと思えるような歯並びの入れ歯に変わっていきます。
緊張しますが、非常にやりがいのある仕事で、男性ならばこの入れ歯で男前になっていただきたいと思っていますし、女性ならば愛らしくきれいな口元になっていただきたいと思いながら、できるだけベストを尽くしております。