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総入れ歯を、自分らしい歯にしたい

技工士の関戸です。

 

総入れ歯を入れている患者さんから、「自分の今の入れ歯は、作り物の歯のように見えるので、もう少し自然な感じにして新しく作ってほしい」、と言われることが多々あります。

 

人前でしゃべることが多い患者さんや、接客をされている患者さんは特に細かい注文をいただいたりもします。

 

入れ歯に使われる人工の歯を、われわれは人工歯と呼んでいます。(天然の歯は、天然歯と呼びます)

 

この人工歯は何百何千と種類がありまして、日本のメーカーだけでなく、海外メーカーもたくさんあります。各メーカーでオリジナルの人工歯を作っていて、それぞれに特徴があります。

 

保険診療で使われる人工歯はだいたい日本の有名なメーカーのものが多いと思います。
自由診療で使う人工歯は海外から取り寄せるものもありますが、海外製品は外国人の歯をもとに作られていますので、日本人に合うかどうかは定かではありません。
何でも海外製品がいいというわけではなく、その患者さんに合った形と色の人工歯を選択することが一番大切だと思います。

 

入れ歯の歯だからといって、不細工なことはありません。
むしろ、理想的できれいな人工歯は今ではいっぱいあります。

 

はじめて入れ歯にされた患者さんの多くが、「これならばもっと早く入れ歯にしたほうがよかった」と言われるのも、きれいな人工歯が並んで良い感じになるからだと思います。

 

どの人工歯にするかは、患者さん自身が最終的に決めることですが、はじめはよくわからない患者さんも多いので、私のほうで、顔だちや口元のイメージから選ばせていただいています。残っている歯がある場合には、当然、参考にしますし、それまで使っていた入れ歯を見させていただいて、それよりも良い感じの人工歯を探して、おすすめして使うようにしています。

 

うちの医院は1度入れ歯を作ったら終わりというわけではないので、出来上がった入れ歯を使っていく中で、「もっとこんな感じの歯で、こんな風に並べたい!」という希望をお聞きして、アレンジを加えていくようにしています。

 

もちろん1回目に作る入れ歯で充分満足していただける人がほとんどなのですが、実際に入れ歯を使って行く中で、患者さんそれぞれに入れ歯に対する希望も、好みも変わっていくことはよくありまして、そういう患者さんの中から湧いてきた要望をできるだけ汲み取って、よりよい入れ歯になることを、私も作り手として望んでいます。

 

どのような形であれ、最終的に患者さんにとって満足できる入れ歯になることが目的ですので、それまでいろいろお話ししながら、先生と患者さんとともに、試行錯誤を繰り返していくというような取り組みをしています。

入れ歯かも?!歯が抜けそうなときにしたいこと

こんにちは!
助手の神藤です^^

 

かぶせ物がグラグラしている。
ブリッジが外れているかも。
歯が折れていると言われた。
さまざまな理由で入れ歯やインプラントと診断されてしまうことってあると思います。
突然のことで不安になりますよね?
そんなとき、先に試してほしいことがありますのでご紹介します!

 

1.セカンドオピニオン
まずは、診断が正しいのかどうかを確認するために
セカンドオピニオンとして他の歯医者さんに行ってみてください。
診断はドクターの信念によって変わってきます。
もしかしたら、他の歯医者さんでは残せるかもしれません。

 

2.入れ歯のようなものを入れてみる
どこの歯医者さんでも「歯にできません」と診断されても、外したり抜いたりしないでください。
まずは、そのままの状態で入れ歯の異物感を体験できるようなプレートを入れてみてください。
入れ歯を入れたことがないと
・どれくらいの異物感になるのか
・しゃべることはできるのか
・食べ物は食べられるのか
いろいろ不安になると思います。
だからこそ「入れ歯になるとこれくらいの異物感」だと知ってほしいです。
体験してみて、入れ歯はどうしても入れたくなければインプラントという選択もあると思います。

 

3.なぜ歯にできないのか聞く
入れ歯の体験プレートを入れている間、先生に「なぜ歯にできないのか」聞いてください。
歯が折れていたり、歯周病で抜けそうだったり、さまざまな理由があると思います。
特に痛みがない場合、理解できるまで何度でも質問してください。
将来的に抜けてしまってもいいから、どうしても歯にしたい!
と思っているようであれば「1年でも良いので自由診療で歯にできないですか?」と聞いてみてください。
もしかしたら、できるかもしれません。
万が一できなかったとしても納得できれば、入れ歯を受け入れられると思います。
歯にできなくても、入れ歯を安定させるために役に立つかもしれません!

 

いかがでしたか?
「もう歯にできない」と聞くと憂鬱になると思いますが、

 

1.歯医者さんによって診断が違う!
2.入れ歯の異物感を体験できるプレートがある!
3.歯にできなくても治療できるかも!

 

ということことを知ってください。

入れ歯がどんなものか、この先どうなるのか、どんな治療があるのか
知ることで不安から解放されましょう!
そのまま放置していると他の歯にも影響が出てしまうことがあるので、
なるべく早めに体験することをオススメします。

ブリッジがぐらぐらしています。どうしたらいいですか?

前歯でも奥歯でも、以前治療したブリッジがぐらぐらしているので、どうしたらいいのかというご質問はよくあります。

 

普通の医院では、そのブリッジをはずしてから、部分入れ歯にしたり、ブリッジを作り直すという方法をとるかと思います。ぐらぐらしている度合いによると思いますが、大きく動いている場合には、部分入れ歯になることが多いと思います。

 

そして、奥歯ならば口を開けても見えないので、少しの期間、ブリッジの部分の歯がなくても過ごせるでしょうが、前歯のブリッジとなりますと、そういうわけにはいかないので、ブリッジをはずす時に、仮の歯が必ず必要ですし、急に外れたとしても応急処置的に部分入れ歯が必要になってくると思います。

 

歯医者さんだけの医院では、その日に部分入れ歯や仮歯を入れるようなことは難しいと言えます。技工士がいる歯科医院であれば、なんとか数時間あれば十分作れるのではないかと思います。

 

また、部分入れ歯にすると決まっても、本当に患者さんが入れ歯に慣れて使っていけるかどうかの保証はありません。まずは、入れ歯が使えるかどうかを確認するのが一番安心安全な治療方法です。

 

保険診療ではできないですが、自由診療であれば、入れ歯に似たプレートをまずぐらぐらのブリッジの内側に入れてみて、それで生活が過ごせるかどうかを試してみます。
大丈夫であれば、1本ずつでもいいので、ぐらぐらのブリッジを仮歯に変更していくのです。そうして部分入れ歯に慣れてきたら、より審美的にもきれいで、異物感も少ないワンランク上の入れ歯にされると、さらに快適に過ごせると思います。

 

あるいは、部分入れ歯を使っていて、どうしても嫌だというのであれば、それから再びブリッジにしていくことも条件的に問題なければ可能だと思います。

 

とにかく入れ歯が嫌だという人でないかぎりは、まず部分入れ歯を体験されたほうがいいと思います。今では快適な入れ歯も作れますので、それほど入れ歯に対して悲観的になることはないと言えます。

 

ダメになったブリッジから、さらに前後の歯を削って大きなブリッジにされたり、インプラントにされた場合には、将来的にかなりリスクは高いと思っていただいたほうがいいと思います。
その次に悪い状態になったときには、かなり口の中が悪い状態になりますので、ブリッジもインプラントもできなくて、入れ歯にしたとしても、非常に使いにくいものになるかもしれません。

 

若い年齢からたまたま入れ歯になった人のほうが、年をとられても、非常に理想的な状態で入れ歯を使われている人は大勢いらっしゃいまして、ハグキも、かみ合わせも安定している年齢で入れ歯生活になられたので、お口の中が安定しています。

 

入れ歯は、丁寧に作ってうまく使っていけば非常に便利な道具ですので、ぜひ入れ歯にチャレンジしていただきたいと思っています。その際、できれば最初から入れ歯を専門に扱う歯科医院で入れ歯を作られたほうが得策だと思います。合わない入れ歯は、残っている他の歯にも悪影響を与えます。きちんとした入れ歯を入れて、毎日の快適な生活を送ってください。

自然な歯並びの入れ歯

「今まで使っていた入れ歯の、歯の大きさはいいと思うのですが、きれいに並びすぎていて、なんだかいかにも作った歯のように見えるので、もう少し自然な口元に見えるような歯並びにできませんか?」
と言われる患者さんがたまにいらっしゃいます。

 

保険診療で作る入れ歯や歯科技工所に依頼して技工士まかせで作った入れ歯の場合、患者さんの口元を実際に見ることはないので、どうしても規格どおりのきれいな歯並びになってしまいます。

 

それはそれで、きれいに整然と並んでいるのですが、どうも患者さんの口元になじんでいない感じがすることが多いです。

 

口もそうですが、くちびるも、ほほも、左右対称の人はほとんどいらっしゃいません。
なので、歯並びも、くちびるや口元、顔のイメージに合わせて、少し左右で変化をあたえたほうがしっくりなじみます。

 

1人1人の患者さんに合わせて、アレンジを加えて並べていくと、顔立ちや口元にあった自然なイメージの歯並びに近づいていきます。

 

決してもともと生えていた歯の位置にならんだほうが自然に見えるわけではありません。そういう方もいますが、もともとの位置というのは、かなり複雑な歯並びになっている場合が多いので、もう少しより素敵に見えるようにしながら、でも人工的な感じにならないくらいに調整するのが大切なところです。

 

そして入れ歯の歯並びは、面白いのですが、患者さんが使われて行くなかで、どんどん顔になじんでいきます。まさに、新しい入れ歯に、口もくちびるも舌も適応していっているという感じです。人間の適応力は本当に不思議なくらい、すごいものです。

前歯を変えると印象が大きく変わる

入れ歯でも差し歯でも、上の前歯を新しく作り替えるときに、それまでのイメージよりも、明るくきれいな歯に変えると、顔の印象がかなり変わります。

 

患者さんの多くは、もともとの歯よりも少しだけ白くてきれいな歯を求める傾向がございます。大きく変わることはちょっと抵抗があって嫌だけれど、少しきれいになることはぜひそうしたいという希望が多いです。

 

なので、私が入れ歯の歯を並べたり、差し歯の仮歯を作るときにも、そのような点に気をつけて、患者さん1人1人の顔立ちのイメージに合わせたものを作るようにしています。

 

1度作って入れたあとに、患者さんから、もっとこうしたいとか、こんな感じにできるか、と言われたことに、適宜お答えしています。

 

うちの医院では直接患者さんの口元をじっくり見ながら作り上げていけるのでありがたいのですが、直接見ないで作っている技工士さんは大変だろうなといつも思います。

 

どう考えても、百聞は一見に如かずと言われるように、見て作ったほうが早くて正確で、なんとも言えない味が出せると思います。
患者さんのお話している言葉の微妙なニュアンスもつかめます。

 

歯科医院の診療室でドクターに対して、うまくしゃべることができる人も少ないですので、できるだけ気軽な感じでおしゃべりできたらいいと思っていますし、数回お会いすることで、患者さんの意図している本心をつかめるように耳をそばだてています。

 

それでも100%聞くことはできていないと思いますので、入れ歯も差し歯も何がなんでも一回でうまく行かせようとは考えず、ただただ患者さんの希望を理解するようにしながら、みんなが納得できる歯になるまで試行錯誤しております。

 

そうして最終的に、ここに来てよかったと言っていただけることが一番うれしいので、その目標に向かって日々努力するのみです。