2017/01/05
新年あけましておめでとうございます。
どうぞ今年もよろしくお願いいたします
この10年、入れ歯だけではなく、詰め物・かぶせ物、仮歯などいろいろ作って参りましたが、
歯科技工の世界でよく言われる言葉で、「入れ歯を学んでから、差し歯やブリッジを作るようにしたほうがいい。」というのは、非常に納得できる言葉だと言えます。
私も入れ歯だけを作っていたらおそらくわからなかったことが実際の歯科治療では山ほどあります。
簡単に言いますと、次に作る入れ歯のことも考えて、差し歯やブリッジを細心の注意をはらって作らないと、入れ歯がうまく機能しないということが起こります。
そういう意味で、一般の歯医者さんは、決められたメニューの中でしか作れないと思うのですが、
自由診療で、技工士のいる医院の場合には、患者さんに合わせたオリジナルメニューの入れ歯や差し歯が作れます。
当医院でもいろいろな患者さんがいらっしゃいまして、最終的なかぶせ物を、セラミックやジルコニアという素材ではなく、仮歯のやわらかいレジンのままがいいという人がいます。
普通はそのような柔らかい素材ですと、すぐにすり減りますし、かぶせている歯に接する部分もすき間が空いて合わなくなり壊れてしまうような結果にもなります。
ですが、患者さんのお願いではありますので、工夫して、歯にかぶせる部分は金属にして、かみ合わせる歯の表面の部分はレジンで仕上げるような歯を作りました。
すると、歯の表面がすり減ってきたらそこだけ修正するだけでいいので、以後、安定しやすくなります。
このような形で、患者さんそれぞれの思いにこたえながら、今年も技工を行っていきたいと思います。
患者さん皆さんが今年1年快適なお口の中の生活が送れますように、願っております。
2016/12/27
当院に継続して通ってくださっている患者さんに、まず御礼を申し上げたいと思います。
今年は10周年でもあり、長年、通院してくださっている方々には、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
入れ歯のことで何かございましたら、どんなことでも遠慮なく、申しつけください。
創意工夫しながら、改善を図ってまいります。
今年1年、たくさんの入れ歯を作りましたが、来年もいろいろな入れ歯が作れますように、気合を入れて頑張っていきたいと思います。
入れ歯で悩まれている人はまだまだ大勢いらっしゃると思いますので、もっと良い入れ歯になるように努力していきますので、ぜひいらっしゃってください。
本年は本当にありがとうございました。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
2016/12/25
女性の患者さんの多くが入れ歯を作られるとき、鼻の下から上唇までの部分に、しわが寄ってきて老けたように見えるので、張らせてほしいと言われます。
ブリッジなどの差し歯の場合には、歯ぐきの部分をふくらませるのは無理ですが、入れ歯は歯ぐきの部分がありますので、お好みに合わせて、ふくらませます。
1回だけでうまく行くこともありますが、鼻の下から上唇の部分は肉でできていますので、そう簡単にはいきません。何度か試してみて、使っていただいて、調整させていただいています。
美容整形ではないので、完ぺきに満足しただけるまでできるとは決して言えないですが、以前よりもハリが出ていい感じというのは、よく言われます。
2016/12/19
今まで入れ歯をまったく入れていなかったり、一度、作ったけれど、その時は嫌だったので、ずっとつけていない人は結構いらっしゃると思います。
残っている歯でなんとかして、食べ物を食べられているとは思いますが、中には、ほとんど歯がない状態で、どういう風にして食べ物をかんでいるのか、不思議に思うような症例の患者さんもいます。
器用に食べられているとしか言いようがございませんが、しっかりと食べ物をかみつぶさないで、ほとんど飲み込んでいるような患者さんも多いので、胃への負担を考えますと、やはり何らかの形で、歯を作られたほうがいいかと思います。
入れ歯に対するイメージはあまり良くないのが現状ですので、仕方ないことだと思いますが、
今では、見た目にも良く、異物感も少ない入れ歯が作れますので、可能な範囲で入れ歯を使ってみられたらいいかと思います。
予想していたよりも入れ歯は悪くない!快適だ!という感想もよく言っていただけます。
保険診療で一度作った入れ歯の異物感が嫌だという意見は多いのですが、自由診療で作る入れ歯は、それよりももっと快適な設計で作ることができるようになっていますので、ぜひとも前向きに取り組んでいただきたいと思っています。
はじめて、あるいは、久しぶりに入れ歯を入れられた患者さんの感想はさまざまです。
「これだったら、早く作ればよかった。」とか、「結構何でもかめますね。」と言われるとうれしいですね。反対に、「異物感が慣れない。」「かんだ時に、落ちてくる。」というような感想もあります。
異物感に関しましては、その患者さんの口の中のポイントを押さえながら、薄く削るか、細く削るかしていきます。プラスティックはどうしても厚みが必要なので、これ以上削れないという範囲はありますが、金属に変えれば、そのような悩みもほとんどなくなりますので、異物感の強い患者さんには最終的に金属製の入れ歯をおすすめしています。
また「食べ物をかむと落ちてくる。」と言われる患者さんの場合、型もしっかりとって、きちんと作ったのに、なぜ落ちてくるのか?と疑問に思う人もいると思います。
これは、それまで入れ歯を入れてなかった時に、残っている歯に合わせるようなかみ方でかんでいたので、新しく入れ歯を入れてもうまくかめないからなのです。
つまり、前のかみ方のクセが残っていて、まだまだ入れ歯を使いこなせていないということです。
入れ歯でうまくかむには、ある程度のトレーニングが必要です。
特にそれまで前歯でかみ続けてきた人は、奥歯でかむ習慣がないので、うまく奥歯でかめません。でもしばらく2週間以上もすると、だんだんと奥でかむという感覚を思い出されて、入れ歯でもしっかり奥でかめるようになってきます。
あわてず時間をかけて、入れ歯に慣れていく生活を送ってください。
入れ歯を入れてしゃべることも、初めは難しいかもしれないのですが、それも2週間ほど使われると、うまく慣れてくるようになってきます。
いきなりすべてが解決するということは、なかなか難しいですので、少し気長に取り組んでいただくことが大切かと思います。
2016/12/03
こんにちは!
助手の神藤です^^
自分に合った入れ歯を見つけるのって本当に難しいですよね。
痛みや不快感、見た目で満足してない方って多いと思います。
「こんなものかなー?」って思っているのであれば、
作り替えを検討してみると良くなるかもしれませんよ♪
1.自分に合う歯医者さんを見つけよう!
まずは「自分に合った歯医者さん」を見つけることが大切です。
自分に合った歯医者さんって難しいと思ってしまいますよね?
でも、自分に合った歯医者さんを見つけるのって実は簡単なんです!
自分に合った歯医者さんは友達選びと一緒♪
「自分がどういう人と付き合いやすいか」で判断してください。
話をじっくり聞いてほしければ、話を聞いてくれる優しい雰囲気の歯医者さんへ。
優柔不断だなっと感じているなら、先導してくれるしっかり者の歯医者さんを選びましょう♪
2.作る前に写真を持っていこう!
なんで写真?って思うかもしれないですが、とっても大切なこと。
美容室に行くとき、この髪型にしてくださいって写真や切り抜きを持って行ったことないですか?
入れ歯も実は同じなんです!
イメージを口で伝えるのって難しいですし、受け方が違うと全く別のものが出来上がってしまう可能性もあります。
また写真などがないと模型的に並べてしまうのが一般的です。
自分のイメージしている口元や歯があれば写真を持っていく方がイメージ通りになれますよ♪
3.入れ歯専門の技工士さんがいるか確かめよう!
歯医者さんの相性や自分のイメージを伝えることも大切ですが
結局、作るのは「入れ歯専門の技工士さん」です。
歯医者さん一人では入れ歯を作ることができません。
歯医者さんに矯正やインプラントなど専門の治療があるように
技工士さんにもかぶせ物や入れ歯など専門分野があります。
入れ歯を専門にしている技工士さんがいる歯医者さんがオススメですよ♪
いかがでしたか?
自分の知らないことが多いから悩んでしまいがちですが、とってもシンプルです。
特に保険の歯医者さんでは患者さんも多く流れるように治療をしがちですが、
歯も入れ歯も自分の身体の一部です。
一生 快適に過ごすためにちょっと贅沢ですが、自由診療で自分に合う入れ歯を
ゆっくり見つけていくのも自分へのご褒美としてオススメです♪
満足度の高い、自分好みの入れ歯が出来ますよ。