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ビールがおいしい入れ歯

技工士の関戸です。

 

先日、入れ歯のかみ合わせの調整をしている患者さんから、「ビールがうまくなったね。」と言われて、患者さんと笑いながら会話していました。

 

その方は、プラスティック製の上あごの総入れ歯を使用されていたのですが、新たに、金属製のうすくて丈夫な入れ歯に作り替えたところ、プラスティック製の入れ歯では味わえなかったビールのおいしさを、今回、感じられたそうです。

 

長年、入れ歯を作っていまして、上あごの入れ歯を金属製に作り替えた患者さんの多くから、「お茶がおいしくなった」「お味噌汁がおいしくなった」というお言葉はたびたび聞いていましたが、「ビールがおいしくなった」というのは初めて聴きましたので、こちらの方が勉強になった気がしました。

 

味覚というのは、温度感覚の影響を受けるようで、例えば、この夏の季節でしたら、同じ麦茶でも、ぬるい麦茶だとおいしく感じないのに、冷たい麦茶はとてもおいしく感じます。反対に、冬の寒い時期に、あたたかいお茶を飲むと、体まであたたまった気分になり、お茶が一層おいしく感じられるかと思います。

 

上あごをすべておおわれている、総入れ歯の患者さんは、プラスティックでおおわれた上あごでは、食べ物や飲み物の味覚・熱い/冷たいの違いがあまり感じられません。あわてて熱い飲み物を飲むと、のど元ではじめてその熱さに気づいてあわてるということもよくあるようです。

 

今回は、熱伝導率の良い金属製の総入れ歯にしたことで、冷たいビールを今まで以上においしく飲めたと言っていただけたので、作り手としましては、非常にうれしいお言葉でした。

 

食べ物や飲み物をおいしく食べたり、飲んだりできるのは、一番の幸せとも考えられますので、これから先、さらに快適な食生活を送っていただけるので、本当に良かったなと思いました。

 


自由診療専門だからこそ、じっくり相談できる

技工士の関戸です。

 

来院される患者さんの中には、今まで通っていた保険診療の歯科医院では、こんなにも話を聞いてもらえなかったという感想を言われる方がたくさんいらっしゃいます。

 

確かに、保険診療の場合、長い時間話し合うという時間的な余裕が先生方にもないでしょうし、たとえ時間があったとしても、相談するだけで費用をいただけるようなシステムではないので、仕方がないかもしれません。

 

保険診療の場合、国からやることも費用も決められているようなものなので、それ以上のサービスを行うわけにはいかないですし、サービスしても費用をいただけないので、患者さんにとっては不満が生じることもあるかと思います。

 

そういう現状もあり、当医院の院長は、できるだけ良い治療を行いたいので、はじめから自由診療専門で歯科医院を開業されています。

 

約1時間の予約時間をお取りして、数度に渡って相談を繰り返すこともありますし、しばらくよく考えていただいたうえで、患者さんに理解してもらってから治療に入るという方法でやられています。

 

痛みや大きな変化がなければ、しっかり考えていただいたうえで、最善の治療をじっくり受けていただくという考えだと思います。

 

ですから、治療する箇所の多い患者さんの場合には、1年やそれ以上の期間がかかる方も少なくありません。ほぼ確実に安心できる状態になったところで、最終的な人工物(差し歯、ブリッジ、金属製の入れ歯など)をセットされますので、患者さんも同様に安心して治療を受けられていると思います。

 

この、『じっくり相談できる』ということが、自由診療の良質な治療の1つでもあると言えます。

 

入れ歯専門ですので、入れ歯はまず早めに作って使っていただきますが、その後に、治療すべき歯はどうするか?ということを丁寧に説明して、納得したうえで、より良い入れ歯になるように、そしてより良い口腔内になるように、院長は日々取り組まれています。

 

開業から16年になりますが、入れ歯であれ、治療であれ、丁寧に確実にしっかり治療していくことが、結局は、長い目で見て、その後、長期的に安心できる口の中になるんだといことを、これまで来院していただいた患者さんを見ていて、実感しています。


鏡って、実は嘘つきなんです。

技工士の関戸です。

 

うちの医院では、入れ歯でも差し歯(かぶせ物やブリッジ)でも、審美性を大切にしていますので、患者さんからも歯並びの見た目のことでよく注文をいただきます。

 

患者さんは、ご自身の口元をずっと見て来られたうえで、希望の見た目をお話されますので、ほとんど患者さんの言われる内容は正しいものです。

 

ある意味でずっと悩まれていたことですので、とても正確な内容ですし、シビアな注文をされることもございます。

 

ただ1点だけ、審美性の話をされる患者さんによくお話することなのですが、ご自宅などで、鏡の前でじっと見つめている状態で歯並びの良し悪しを判断するのは、ちょっと間違っていることもありますということです。

 

歯並びをよくしたいと思っている患者さんは、おそらく、人前で話したり、人と会った時の口元の印象を良くしたいとお考えだと思うのですが、口元というのは、人前でしゃべっていたり、人と会話して笑っていたりする時と、鏡の前でじっと見ている時では、かなり状態が違っています。

 

鏡の前でじっと自分の歯並びを見ているような状態で、他の人と接している人はほとんどいないと思います。皆さんもっと、微笑んでいらっしゃいますし、笑われていたりして、女性の場合には特に、口角が鏡の前の時よりもかなり上がっていることが多いです。

 

なので、鏡の前の状態で、上の前歯がはっきり見えているとしますと、実際に笑ったときには、上の歯が全部見えて、その上のハグキまで見えるくらいになってしまい、ちょっとあまり審美的じゃなくなることがあります。

 

診療室で緊張されていたりして、口角が上がっていない状態で歯並びを判断するのではなく、鏡をはずした状態で普通にお話ししながら、どれくらい口角が上がるのかなどを観察しながら、最善の歯並びをすすめるようにしています。

 

そして、歯並びは一度で決めるのではなく、使いながら修正して、最終的に気に入った入れ歯や差し歯になるのが一番いいと思いますので、うちの医院では、最終物に行くまでにそれなりに充分な時間をかけています。自由診療であるからこそ、あわてず丁寧に慎重に作っていく形をとっています。


入れ歯と歯の治療を両立して行う

技工士の関戸です。

 

4~5本以上の比較的大きな入れ歯を使われる患者さんの多くは、残っているご自身の歯にいろいろと問題のある場合があります。

 

つまり、治療したほうがいい、あるいは、すぐにでも治療を始めたほうがいいような歯がいくつか残っていることがよくあります。

 

普通の歯科医院では、それらの治療すべき歯を治療してから、そのあと入れ歯を製作するということが一般的だと思いますが、うちの医院では、大きめの入れ歯の患者さんの場合、まず入れ歯を作らせていただきます。

 

そして、入れ歯に慣れてから、その入れ歯とともに治療すべき歯の治療を両立させながらすすめていきます。

 

大き目な入れ歯の患者さんは、残っている歯が少ないわけですから、食べ物がちゃんと食べられないはずです。そこをまず改善して、ちゃんと食事ができるようになってから、治療すべき歯を治療していくという考え方をとっています。

 

そうして、良くない歯の治療が終わったあとに、もう一度、入れ歯を新しく作り直ししています。(作り直しの費用は最初の入れ歯の料金に含まれています)

 

入れ歯専門であるだけでなく、同時に治療もしっかり行えるので、患者さんにとってはより安心できる体制だと思います。

 

また、他の歯科医院と異なる大きな特徴のひとつとして、入れ歯専門でやっているからこそ、『入れ歯のことを考えた歯の治療ができる』ということです。

 

これはどういうことかと申しますと、普通の歯医者さんは、入れ歯よりも歯の治療が専門なので、治療を最大限に優先するため、そのあとに入れる入れ歯にとってはあまりよくない処置をされていることもかなり多いということです。

 

そうして、治療はしっかりされているけれど、そのあとの入れ歯がうまくいかないので、患者さんからしますと、ちょっと満足できないということになりかねません。

 

比較的大きな入れ歯を使われる患者さんの場合には、残っている数少ない歯の治療を最優先するのではなく、そのあとの大きな入れ歯のことも充分考えたうえで、最善の治療を行わないと、トータルでうまくいかない結果になってしまいます。

 

歯の治療だけではなく、入れ歯のことも考え、また逆に、入れ歯専門だからと言って入れ歯だけではなく、歯の治療との両立を考えて、最終的に良い結果につなげるというのが、一番だと実感しています。


大きな部分入れ歯、小さな部分入れ歯

技工士の関戸です。

 

部分入れ歯の患者さんはたくさんいらっしゃいまして、1本の部分入れ歯の患者さんから13本の大きな部分入れ歯の患者までいます。

 

同じ部分入れ歯とはいえ、この差は大変大きなもので、入れ歯を作るうえでの考え方も変わってきます。

 

しっかりかめて、違和感のない快適な部分入れ歯というのは、当然、共通していますが、一番の違いは何かと言いますと、残っている天然の歯の数や状況の違いです。

 

1本の部分入れ歯の患者さんは、ほとんどご自身の天然の歯が残っていますので、天然の歯を中心にした考え方で入れ歯を作り調整していきます。簡単に言いますと、天然の歯の補助のような役割としての入れ歯になってきます。

 

反対に、8~13本の部分入れ歯になりますと、ほとんど歯が残っていないので、天然の歯を中心にした考え方で入れ歯を調整するのではなく、入れ歯を中心にした考え方で作って調整していかないと、うまくいきません。

 

つまり、大きな部分入れ歯と小さな部分入れ歯では、天然の歯が主役か、入れ歯が主役かの違いがあります。

 

これらのことをあまり考えないで入れ歯を調整されていると、特に大きな入れ歯の場合に、調整し続けてもうまくいかないと思います。

 

大きな部分入れ歯はうまく調整しないと、残っている天然の歯に大きな影響も与えてしまいますし、食べ物をかむのも難しくなってきます。

 

また天然の歯に頼り過ぎる大きな部分入れ歯も、要注意です。

いつしか頼っている歯が弱くなっているということもございます。

 

大きな部分入れ歯の患者さんは、これ以上、大きな入れ歯になっていかないように、しっかりした入れ歯を作って定期的にメンテナンスを行ってください。

 

そして、小さな部分入れ歯の患者さんは、あまり心配しないでいいかと言いますと、これも、前後の歯に頼りすぎる入れ歯を作りますと、いつか前後の歯がダメになって1本から2本へ、また3本へと増えていってしまうということがあります。

 

安全な入れ歯を作って、定期的なメンテナンスには必ず通ってください。