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2019年7月11日

部分入れ歯と総入れ歯の違いと、大切な共通点

技工士の関戸です。

入れ歯には、部分入れ歯と総入れ歯があります。
総入れ歯は、すべて歯がなくなった人の入れ歯であり、ハグキだけで支える入れ歯になります。
部分入れ歯は、歯が1本でも残っていれば、部分入れ歯と言われます。

歯は上下とも片側に平均14本の歯がありますので、1本~13本までが部分入れ歯で、14本すべてになれば、総入れ歯になるとお考えください。

ただ、歯の根っこだけ残っているような場合に、その根っこをおおって入れ歯にした場合には、歯の根っこがあるけれども、総入れ歯ということになる場合があります。

このタイプの入れ歯は、総入れ歯であるけれども、しっかりした歯の根っこが残っていますので、比較的入れ歯を止めやすいとも言えます。

グラグラした歯を1~2本残しておくよりも、むしろ木の切り株のような形に歯をカットして、入れ歯を止めるための土台として利用すると、よりかみやすく、力が入る入れ歯になると考えられます。

基本的には、総入れ歯はハグキで支えて、部分入れ歯というのは、残っている歯で支える入れ歯になるのですが、ここで問題なのは、前回のブログでも書きましたように、あまりに強く歯に負担させるような入れ歯は、残っている歯をダメにしていきますので、できるだけ少ない力で支えて、そしてできれば、残っている歯全体でささえるような考え方の入れ歯のほうが得策だということです。

ある部分だけ強く、一部分の歯に強い力をかけますと、いずれダメになってくる可能性が高くなります。そういう入れ歯の場合、特にハグキでしっかりかませていないことも多いので、ハグキまでがやせてきて、どんどんハグキの山がなくなっていくことがあります。

私どもの入れ歯の場合には、ハグキでしっかりかませますので、いつまでも適度な刺激と圧力がハグキにかかることで、ハグキが健康なままでいられます。
体は、おもに骨と肉でできていますが、刺激や圧力がなくなると、寝たきり老人ではないですが、どんどんやせ細っていきます。

口の中も同じようなもので、かむことでハグキも、そしてハグキの下の骨にも刺激が加わることで、年齢をかさねてもハグキの山がなくならない状態になります。

30代の頃に総入れ歯になってしまった人が、逆に70歳を超えているのに、30代のようなハグキを保っている患者さんはたまにいらっしゃいます。
体は、使い続けていくことで、良い状態が維持されていく。
口の中も同じく、ぴったりした入れ歯で生活し続けていくことで保たれる。素晴らしい証拠を見せていただけたりします。

歯周病にかかったまま、良くない歯をずっと残していくことは、ハグキとその下の骨をどんどん減らしていくことにもつながるのですが、そのことをよく理解して自覚されている患者さんは残念ながら非常に少ないです。

健康なハグキとその下のあごの骨を保つためにも、早めの歯周病のケア、あるいは、嫌かもしれないですが、歯を抜くことも検討していただけたほうが、のちのち良い状態で入れ歯を使い続けることができるので、皆さんに考えていただきたい点ではあります。

そして、部分入れ歯であれ、総入れ歯であれ、しっかりとハグキでかめる入れ歯を作ることが大切です。このようなタイプの入れ歯を、部分入れ歯でお作りしている歯科医院は非常に少ないかもしれないですが、健康なハグキとハグキの下にある骨を維持していくためにも、ぜひご理解していただけたらうれしいです。

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2019年7月 9日

新しい令和の時代に、新しい入れ歯を使ってみてください。

技工士の関戸です。

当医院で提供している入れ歯は、他の一般的な入れ歯とは基本的な考え方が違っています。
普通の入れ歯というのは、残っている歯に大きな負担をかけて、残っている歯でしっかりと支えてかめるようにするタイプの入れ歯であり、これを歯牙負担の入れ歯といいます。

当医院の入れ歯は、少しは歯にも負担をかけますが、基本的に、入れ歯なので、歯ぐきに負担させてかめるようにするタイプの入れ歯で、これを粘膜負担の入れ歯といいます。

粘膜負担(歯ぐきで負担する)入れ歯は、上手に作らないと当然、歯ぐきが痛くなったりします。かみ合わせも、歯ぐきの部分の調整も絶妙にしないと使いやすくないということになります。

しかし、その分、歯に大きな負担をかけていないので、残っている歯が長持ちします。13年間このタイプの入れ歯を提供しておりますが、入れ歯のせいで歯が弱るということはありません。歯ではなく、歯ぐきでしっかり食べられる入れ歯にしているからです。

ではなぜ一般的な入れ歯は、歯に負担させるような入れ歯にするのかといいますと、そのほうがかみ合わせの細かい調整や歯ぐき部分の調整をあまりしなくていいからです。

そして歯にしっかり固定しているので、少しのことでは動かないですから、患者さんも食べやすいと感じます。

ところが、そこには大きな落とし穴があると言ってもいいと思います。歯は横に揺らされると非常に弱いですので、長年そのような入れ歯を使い続けると、かむたびに引っかけている歯がだんだん揺らされて弱っていくことは、誰でも想像できるかと思います。

手間暇かけて、丁寧に入れ歯を調整し、バランスの良い入れ歯を提供するほうが、どう考えても患者さんにメリットがありますし、患者さんの歯も長持ちするのですが、このような考え方の入れ歯を取り入れる歯科医師の先生は、残念ながら非常に少ないのです。

やったことがないこと、今の自分にできないことにチャレンジしたり、これから新たに入れ歯の技術を得ようと考える歯科医師の先生は、ホントにいません。入れ歯は特に、隅っこに追いやられていまして、興味を持って取り組む先生がいないです。

入れ歯人口は3000万人くらいいらっしゃるのに、もう少し真剣に取り組んでいただけたら、救われる患者さんがかなり増えると思うのですが。。。

ぜひとも古いタイプの現在広まっている入れ歯ではなく、新しい考え方の入れ歯を、患者さんには取り入れていただきたいと思っています。

もうこれ以上、歯を失うことがないように、歯を守るためにも、歯にやさしく、歯ぐきでしっかりかめる入れ歯を求めていただけたらと考えます。よろしくお願いします。

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2019年7月 8日

歯がなくなった所を放置すると、どうなるのか。

技工士の関戸です。

来院される患者さんの中で、ずっと歯が抜けたところをそのまま放置してきました。と言われる方がいらっしゃいます。

抜けているところの本数や場所によって異なりますが、やはり長年歯を入れて来なかったこともあり、前後の歯が動いていたり、伸びてしまっているような状態も多々ございます。

放置していたことがすべての原因ではありませんが、本来そこに歯があって、そこでかむ力を支えていたわけですから、抜けたあとは、前後の歯やかんでいた反対側の歯にかかる力は当然変化してしまいますので、時間をかけて徐々に動いたりするのも、仕方のないことだと思います。

それでも体や他の歯に大きな影響が出ないようでしたら、問題は少ないと言えますが、もともと歯があった時には、バランスよくかめていたでしょうし、全体的にすべての歯で支えられていて、健康を維持していたと考えられますから、何らかの補綴物(人工的に作った歯)を入れられていたら、変化は少なかったと予想できます。

歯医者さんに行くこと自体にストレスを感じる患者さんもいらっしゃるので、無理にとは言えないですし、特に歯が抜けても痛みがあるわけでなかったから、歯医者さんに行かなかったのだというお気持ちも理解できます。

ただ、これが例えば、指1本とか、人に見える顔の一部分とかでしたら、比べること自体がおかしいと思われるかもしれませんが、必ず病院へ行かれると思うのです。

歯1本の価値を、われわれは100万円くらいだと考えていますので、絶対に失っていただきたくないですし、歯の根っこだけでも残るのであれば残ってほしいですし、たとえ歯を失ったとしても、もうそれ以上失わないようにしていただきたいので、連鎖的に歯が抜けるようなことがないように、適切な治療を行ってほしいと思っています。

そのために、患者さんと密になって、患者さんの希望に応えるかたちで、最善の治療を行っていく、私の場合は、最善の補綴物(人工的に作る歯や入れ歯)を提供するということに尽きます。

人生100年時代と、テレビなどでしきりに言われておりますが、その100年の生活を支えるうえで、『食べる』ということはある意味で一番大切なことと言えます。

その『食べる』ということ、そして口腔内を快適に保つということは、先生含めた、われわれ歯科関係者の責任であると思いますので、患者さんの皆さまもぜひ前向きに取り組んでいただけたら、非常にありがたいです。

補綴物(ホテツブツ)という人工的に作る歯や入れ歯は、ご自身の天然の歯とまったく同じではないですが、あまり変わらない、違和感がない、あるいは、なんとか使えるものにしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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2019年7月 6日

入れ歯もブリッジも体験できるのが、自由診療の良いところです。

技工士の関戸です。

歯が1本~2本抜けている部分をどうしたらいいかと悩んでいる患者さんは大勢いらっしゃいます。すべて歯医者さんにまかせるしかないと思える人もいますが、本当に大丈夫だろうかと不安に思う人もきっとたくさんいらっしゃるはずです。

おそらく歯医者さんからは、①ブリッジにする ②入れ歯にする ③インプラントにするの3つの選択肢を説明されると思いますが、素人の患者さんがご自身で本当に最善の選択ができるとは、なかなか言えないのではないかと予想します。

ならば、考え方を少し柔らかくして、体験できるものは体験してみてから判断すればいいというのはどうでしょうか。

保険診療では、残念ながらこのような治療方法は無理ですが、自由診療の場合は、文字通り「自由に診療」できますので、変更も可能となります。

例えば、まず型だけとってから入れ歯を作って、入れ歯を体験し、その次に、やはり入れ歯は使いにくいからブリッジに変更してみよう。前後の歯は削らなくてはいけないけれど、それも一般的な保険診療みたいに大きく削るのではなく、できるだけ削らない形でブリッジにしてみよう。しかも最終物の形に近い仮歯で長期間体験して、使い勝手がよければ、ブリッジにしょう。

そしてまたさらに、前の入れ歯でもそんなに問題なかったから、また入れ歯に戻してください。ということも、自由診療ならば可能になります。

つまり、【 入れ歯 → ブリッジ → 入れ歯 】もできるのです。

ここまでやりますと、ほとんどの患者さんはどちらにするかはっきりと選べますので、納得できますし、リスクもトラブルも非常に少なくなります。

中には、入れ歯よりもブリッジよりも、今度はインプラントをやってみたいという人が非常に少ないですがいまして、これもできなくもないです。

ただし、ハイリスクなインプラントは、当医院の院長はまず最初におすすめすることはなく、数年以上のお付き合いのある患者さんについてのみ、どうしてもという患者さんだけ行う場合があります。

歯科治療は、治療したあともしっかりと管理していくという責任がありますので、そういう意味で数年診てきた患者さんしかやらないという院長の方針からだと思います。

入れ歯であれ、ブリッジであれ、インプラントであれ、治療したあともケアしていくことが、とても大切ですので、ケアしていきやすい物を選択するというのも、選択する上での大きな条件になるでしょう。

当医院では、最終物に近い形の仮の歯の段階で、1か月以上過ごしていただき、さまざまな面を確認したうえで、最終物をセットするというやり方を行っています。

なので、ほとんどスムーズに終えられますし、患者さんもそこまでやるので信頼していただけているようで、再び、他の歯が悪くなった時には来ていただいておりますし、ありがたいことに、親族・知人・友人の方をご紹介してくださることもございます。

治療中ももちろんですが、一度、治療したところに責任をもって、その後も取り組んでいくという姿勢が、13年間自由診療のみでやってきた中で患者さんにもご理解していただいているところじゃないかと勝手ながら想像します。

患者さんには本当に、感謝の言葉以外にございません。私は、今後もこれまで同様、精進していくのみであります。

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2019年7月 2日

歯医者さんから抜かないといけないと言われた歯が、実は抜かなくてもいいことはよくあります。

近くの歯医者さんで、歯の根っこにひびが入っているということや、抜かなくてもいけないと言われた患者さんが、セカンドオピニオンとして、保険診療ではない自由診療のみの当医院に来られた際に、実は抜かなくていい歯であったことは多々あります。

患者さんはてっきり歯医者さんに言われていたので、覚悟してこちらに来られていて、抜いた後の入れ歯をできるだけ良質なものをと希望されてきていましたので、ビックリされることがあります。

それはそうだと思います。
抜くのが当たり前だと思っていたのに、抜かなくてもいいんですから。

保険診療というのは、自由診療のように、その患者さんに合わせて細かく丁寧な診断や治療ができないのは、私も存じ上げていましたが、あまりにもざっくりとした大雑把な判断しかしていないのではないかと、ふと疑問に思うことがよくあります。

ガイドラインのようなものがあるとは思うのですが、本当に目の前の患者さんのために、一番適した診断と正確な治療を行っているのか、はなはだ疑問に思うことがあります。

歯を抜くことだけではなく、歯周病や歯の根っこの根管治療、そして私が専門的にやっている入れ歯に関しても、どうしてそんなにざっくりとした判断で、しかも短期的な治療や非常に大味な補綴物(セット物)なのか?疑問だらけです。

もっと時間も労力もかけて、丁寧にやったほうがいいに決まっているのですが、やはり国から費用がもらえないというコストの問題が一番なんでしょうか。

しかしこのまま、このような歯科を続けていけば、安心安全で質の高い歯科にはなっていかないでしょうから、患者さんは自分自身の身を守るためにも、できるだけ良い歯医者さんと出会って、快適なお口にしていただきたいと思います。

国も医科だけにコストをかけるのではなく、生活の質を上げて健康でいるためには、歯科も大変重要ですから、歯科への異次元のコスト増をぜひお願いしたいと考えます。

なかなか難しい面もあるでしょうが、口の中が健康であることは、一番の楽しみとも言える食事の喜びにつながり、生活の質が上がりますし、ひいては、多くの国民の体全体の健康につながるものですから、少しづつでも改善してもらいたいものであります。

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2019年6月27日

歯も、入れ歯も、自由診療でしっかり治してください。

技工士の関戸です。

長年、自由診療の入れ歯を作ってきた中で、患者さんの歯型もたくさん見てきましたが、やはり保険診療で治された歯や入れ歯、そして、自由診療で治していても基本的に保険診療が中心の歯医者さんで治された歯や入れ歯は、残念ながら質の高いものがセットされていないと感じることが、非常に多いです。

歯や入れ歯は、それこそ何十年も使っていく場合もありますから、ぜひしっかりと丁寧に治療されて、きちんと自由診療で高品質に作られた物を入れていただきたいと考えます。

良い歯や入れ歯は、残っている歯にも良い影響を与えますし、口の中全体としても非常にバランスのよいものとして機能します。

反対に、良いとは言えない歯や入れ歯は、時間が経過するとともに、その歯や入れ歯だけではなく、他の歯や歯ぐきにも良くない影響を与えてしまいます。

もう少し早く来ていただけたら、もっと快適に過ごせるような状態にできたのに!と思うことも少くないのです。

一度治療して、それほど問題もないのに、再治療することに皆さん抵抗はあるかと思います。かなり悪くなってからでないと治療をする気にならないというのが多くの方の意見だと思われます。しかし、これまで治療されてきた保険診療の状態が良い方の場合には、大きな問題にならないでしょうが、受けてきた治療があまり良くない状態の患者さんの場合には、将来的に、かなりひどい状態をむかえることになる可能性もございます。

そうならないように、うちの院長も控えめながらお伝えしてはいますが、歯科を詳しく知らない一般の患者さんにとりましては、なかなかご理解いただけないことも多々ありまして、残念に思う時もあります。

あるいは、口の中は、ある一箇所だけ治療したらうまく行くというわけではなく、歯は口の中で上下左右すべてつながっていますので、ある意味で1本治療しただけでもすべてに影響があるとも言えます。

良くない歯や入れ歯がどこかにあれば、その影響力は非常に大きいのです。
こちらである部分だけ治療しただけでは、解決できないようなことも多々あります。

だからと言ってすべてを治療するようなこともまた難しいので、時間をかけて話し合い、納得していただいたうえで、じっくり丁寧にすすめていくということが一番大切かと思います。

痛みがなければ、くれぐれも急いで治療をするようなことは、歯の治療においては避けていただきたいですし、大切な自分の歯や歯ぐきで、一生快適に過ごしていくうえで、費用はかかっても、正確で安心安全な治療を受けていただきたいと願っています。


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2019年6月25日

プラスティックの詰め物やかぶせ物が増えている。

技工士の関戸です。

先日、数えで100歳になるお祖母ちゃん(妻の祖母)にお誕生日のお祝いに伺った際に、歯のことでいろいろ家族の方と話す機会がありました。

私は歯医者さんではないのですが、入れ歯や人工の歯を作っているんだから、わかっているでしょうという感じで、いろいろ聞かれました。

その中で、現在近くの歯医者さんに通っていて、保険診療で白いプラスティックですべてやり直してもらっているという話をしておられました。

先生のことを信頼されているようなので、余計なことは言わない方がいいと思いつつも、物作りをしている技工士として、最終的なセット物がプラスティックであるというのは、やはりそれなりにリスクはあると思いますと伝えました。

プラスティックの材料も良くなって、それほど問題がないと言われていますが、やはりそもそもプラスティックは樹脂ですので、経年劣化しやすい素材ですし、技工士として一番気になるのは、プラスティックと歯の境目が本当にピッタリ合ったまま長期間、維持できるものなのかどうかという不安です。

例えば、金属は、人類の歴史上でも数千年使われてきた歴史がありますし、素材として10年どころかそれ以上安定した材料だということができると思います。
プラスティックはどんなに固いものであれ、樹脂ですので、特に熱や力を加え続けられると、変形しやすいはずなのです。

数年でやりかえていくという方針ならばいいと思いますが、そのたびにまた通院したり、歯を削ったりする可能性もあります。

自由診療のみで治療を行う医院に勤めて、自由診療の技工をしている者としましては、もっとご自身の歯を大切にするために、費用はかかりますが、丁寧でしっかりした治療とセット物を入れていただきたいと考えます。

歯は、数十年、毎日必ず使っていくものですので、自分の体の大切な一部だと思っていただいて、時間も費用もかかりますが、のちのろ後悔することがないように、適切な処置をして、適切な入れ歯や詰め物、かぶせ物をセットして使用していただきたいと思っています。

2次的、3次的な問題が起こらないように、今の状態を維持していけるように、ぜひ良い治療・良い補綴物(ほてつぶつ)を入れてください。

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2019年6月24日

入れ歯安定剤はできるだけ使わないでください。

技工士の関戸です。

患者さんの中には、入れ歯になったら、入れ歯安定剤をつけるものだと思っていらっしゃる人もいて、作ったばかりの入れ歯なのに安定剤を着けられている患者さんもたまにいます。

うちの医院では、丁寧に2回型どりをして、精密な入れ歯に仕上げますので、作り立ての入れ歯の場合、まず落ちるようなことはないですから、入れ歯安定剤が必要ないという理由をご説明すると、理解していただけます。

コマーシャルの影響というのはすごいものだと思いますが、入れ歯は入れ歯安定剤で止めるものではないですので、くれぐれも入れ歯安定剤に頼ったかたちで入れ歯をご使用にならないでください。

きちんと型どりした入れ歯は、問題なくピッタリと歯ぐきに合っています。
ピッタリ合っているのに、間に入れ歯安定剤を入れてしまうと、入れ歯が浮いたり、少し動いたりします。すると、かみ合わせまで変化してしまいます。
1つのことで、いくつもの問題が起こりますので、むやみに入れ歯安定剤は使わないでください。

どうしても外出して人前で話す機会があり、もし入れ歯が外れたり動いたりしたら嫌だからという場合にだけ、ほんの少し安定剤を使われてもいいかと思います。

しかしながら、長期的に何度も使われるのは、歯ぐきにとっても、入れ歯にとっても良いとは言えませんので、もし問題があれば歯科医院にて適切な処置を受けてください。

入れ歯専門の技工士としましては、歯の型や歯ぐきの形はそれほど変化しませんので、ぜひ入れ歯の内面は何も変化させないでいただきたいのです。

大きく変化するのは、上下のかみ合わせになります。
新しい道具である入れ歯を、上下あるいは、片方入れたならば、やはりかんだ感じが変わってきます。それまでとは違う感触のかみ合わせでしょうし、それまでと違った道具です。その道具に慣れるまで、一番変化していくのは、やはりかみ合わせの面となります。
ぜひ歯医者さんにお願いしてみてください。

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2019年6月15日

普通の入れ歯はやはり危険だなと思いました。

入れ歯専門技工士の関戸です。

78歳になる遠く離れた実家の父親が、3本のブリッジの歯がダメになったということで、それならばうちの医院に来たらいいんじゃないかと言いましたが、遠方なので、とりあえず保険の一般的な入れ歯を作ってもらったらしいのです。

すると、一か月もしないうちに、もともと歯が丈夫で、その3本分のブリッジ以外は自分の健康な歯であった父が、なんだか引っかけている2本の歯が動いてきたと言いました。

私はとにかく入れ歯をはずしておくように伝え、しばらく食べにくいけど、その入れ歯は使わない方がいいと言いました。そして新しく作り直した入れ歯に変えて、問題なく、リスクなく過ごせているのですが、やはりなんと言っても、一般的な、特に保険診療で作る入れ歯が、ガチガチの健康な歯に力をかけて入れ歯を止めるタイプの入れ歯なので、こんな風に残っている健康な歯がダメになっていくんだなと実感できました。

使い続けていたら、きっとその2本の歯がいずれ抜かなくてはならなくなったはずです。
その時に、患者さんは、入れ歯が原因でそうなったのではなく、自分の歯が年齢的な問題もあり弱くなったのだと、勘違いする人も多いです。

皆さんも入れ歯を止めている歯がグラグラ動いてきていないか、ぜひチェックしてください。一般的な設計の入れ歯では、止めている歯が弱くなることが多々あります。

そして、入れ歯がどんどん大きくなっていき、最後には総入れ歯になってしまう人も見受けられます。もう少し早く、残っている歯に負担のかかりにくい作りの入れ歯にしていれば、快適なままで入れ歯を使えたはずなのに!と思われる患者さんの症例はたびたびあります。

大切な残っている歯を守るためにも、ほとんどの歯科医院で提供されている歯に大きな負担をかける入れ歯を選ばないで、歯には少しの負担で歯ぐきでしっかり食べる入れ歯を選んでください。そういう入れ歯を提供できる医院様は非常に少ないと言えますが、ぜひ見つけていただきたいと、入れ歯専門の技工士として、切に願います。

追伸 
なぜ歯に負担をかける入れ歯だと、歯が弱ってくるのかと言いますと、歯のなくなった歯ぐきの部分は、フカフカしています。歯ぐきは1~2mmくらい厚みがあり、かむたびに入れ歯が沈み込みます。すると、ガチガチに歯に引っ掛けている場合、かむたびに歯が揺らされるのです。何百回、何千回も揺らされると、そりゃ歯も弱ってきます。

歯を強く抱かないで、そっと腰に手を添える程度の強さにしておくと、歯ぐきでかんだ時にも、それほどダメージを与えませんし、歯がその力から逃げられるのです。
そのようなイメージの入れ歯を入れられている患者さんは、当医院13年が過ぎましたが、残っている歯がダメになることは、ほとんどありません。ぜひ大切なご自身の歯をお守りください。

ただし、歯磨きや歯周病のケアを継続していかないと、長期的に歯を守れないですから、ケアは基本的に受けてください。

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2019年5月23日

かむ力は、相当強いので、入れ歯はプラスティックよりも金属がおすすめ

技工士の関戸です。

食べ物をかむ力というのは、かなりなもので、例えば、ステーキの肉を、手でグニャグニャになるまで、細かくするには相当な時間と労力が必要だと、想像できるかと思います。

しかし、口の中でムシャムシャと数回かめば、結構細かくかみくだけますし、よく言われるように理想的に30回くらいかめば、ドロドロにもなるんじゃないかと思います。
手先だけでそこまでにするのは非常に難しいでしょう。

このように、かむ力、歯の力は、思っている以上に強いものです。

ところが、歯を失ってしまって、歯ぐきだけの状態になり、入れ歯を使わないといけない場合に、このかむ力は減少してしまいます。

そこをなんとかして、できるだけ元の歯のようにかめるように作るのが、われわれ技工士の力量ですが、かむ力というのは、想定よりも強いもので、長年使っていくには、やはり強度のある材料が適正だと感じています。

強い力に耐えて長年使用する素材としましては、やはりプラスティックではなく、基礎の部分が金属でできているのが理想的です。

当医院も13年目なりますが、10年以上前に入れ歯を作られた患者さんに関して、金属製の入れ歯を入れている患者さんは、今でもピッタリと歯や歯ぐきに合った入れ歯のままで、しかも上下のかみ合わせの変化もごくわずかしかありません。歯がすり減った分だけですね。

反対にプラスティックの入れ歯は、長い年月で修理や修正を加えないといけない場合も多く、作り替えざるをえない方もいらっしゃいます。
入れ歯は人工物でありますので、一生使用できるものではないですが、10年経過して、ほぼ変わらない状態であるのと、変化が多少大きい場合とでは、やはり安定している方がいいと言わざるを得ません。

これは、素材として、どうしてもプラスティックはかむ時にややひずむ力が大きいのではないかと思います。基礎の部分に金属がある入れ歯の場合には、一度バランスの良いかみ合わせに落ち着いた場合には、ほぼほぼ変化しないのですが、プラスティックは手でもたわませることができるくらい、曲げたり収縮したりして変化しやすい材料ですので、繰り返し食べ物を強い力で食べていく中で、経年劣化が出てきてしまうからだと考えます。

必ずしもすべての人に金属製の入れ歯が合っているとは言えないですが、毎日3食以上食べたり飲んだりしていくうえで、長期的に安定している状態をできるだけ維持していただきたいと、作り手の技工士としては思いますので、ぜひ最終的な入れ歯が金属にされることをおすすめします。

残って歯のかぶせ物や差し歯をプラスティックの仮歯のままで終了する人はいないと思いますので、同じく口の中で使っていく入れ歯も、丈夫な金属で仕上げていくのが、バランスが一番いいと考えます。数本以上の大きな入れ歯をお使いの場合には、なおさら、強くて安定した入れ歯を利用されることを願います。他の歯を守っていくうえでも大切なことかと思います。

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プライベート歯科横濱
院長 脇田一慶

院長 脇田一慶

医院サイト:
http://www.ireba-yokohama.com/

入れ歯治療は、歯科治療の多様な診療技術が盛り込まれた、いわば歯科治療の真髄ともいうべき分野です。私は、研究者として入れ歯や歯科治療について知り尽くしていると自負し、将来を見据えた価値のある入れ歯治療に取り組み、現在も日々研鑽し学び続け、常に最善の治療をご提供できるように努力しています。

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