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2017年6月29日

30年もつ入れ歯

技工士の関戸です。

先日、歯科の材料屋さんとお話しすることがありまして、その方から「30年もつ入れ歯」を提供している歯医者さんがいますとお聞きしました。

その時は、「それはすごいですね。30年もつような入れ歯を作れますとは、とても私は言えないです。」と言って、腕のいい歯医者さんに対して感心していました。


でも、しばらくたってよく考えてみると、入れ歯を30年も使っているというのは、いろいろな面で問題はないかと、疑問が出てきました。


世の中には、さまざまな商品がありますが、30年も使える、一生もつというような商品は、ほとんどないのではないかと思います。数年ぶりに使うものがあって、気が付いたら30年経っていたというのはあるかもしれないですが、毎日、四六時中使っていて、30年そのままだというのは、ちょっと考えにくいと思うのです。

自らの体も、30年経過すれば、30年前と同じ状態ではないはずですし、入れ歯は口の中で毎日使うもので、熱い物や冷たい物、酸性、アルカリ性、塩分などいろいろなものが口の中に入ってきますので、思っているよりも過酷な状態です。

それが30年もつというのは、たまたまもったか、なんとかかんとかご本人が使いこなしてきたというのが、本当のところではないかと思いました。人の適応能力はすごいですから。

入れ歯自体について申しますと、30年経過すると、かみ合わせの歯の部分は、プラスティック製でも陶製でも確実にすり減っていますし、土台のプラスティック部分はかなり材質的に劣化していると想像されます。何度もリフォームされて、総入れ替えに近いような修正を行いながら維持していくことは可能ですが、10年以上経過すれば、新たに製作されることも考えられていいかと思います。

何も変わらず使いこなせていれば、特に新調する必要もないですが、入れ歯はあくまで道具ですので、定期的な検査をされたほうがいいと思います。特にかみ合わせに関しては、すり減って切削能力が落ちていることが多いですので、包丁の刃をたまに研ぎなおすように、入れ歯のかみ合わせの歯も調整してもらうのがいいと思います。

かみにくい歯でかんでいると、無意識に力が入っていますし、何度も何度もかまないとかみ切れない状態が続き、消化に悪くもなります。あごの高さも低くなってきますので、数年から10年以上になると、入れ歯の歯だけでも新調して入れ替えたほうがいいかもしれません。

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プライベート歯科横濱
院長 脇田一慶

院長 脇田一慶

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入れ歯治療は、歯科治療の多様な診療技術が盛り込まれた、いわば歯科治療の真髄ともいうべき分野です。私は、研究者として入れ歯や歯科治療について知り尽くしていると自負し、将来を見据えた価値のある入れ歯治療に取り組み、現在も日々研鑽し学び続け、常に最善の治療をご提供できるように努力しています。

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