欧米の発想では必ずしもうまくいくとは限らない-入れ歯ならプライベート歯科横濱|入れ歯専門サイト

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診療時間 : 月火木金土曜 9:30~18:30 休診日 : 水曜、日曜

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欧米の発想では必ずしもうまくいくとは限らない

「欧米人と日本人では入れ歯の作り方が違うのかもしれない」
 このことに気づかされたのは、ある患者さんの希望通りにカスタムアップしてみた入れ歯が、いわゆる入れ歯の基本を踏まえていない作りであるにもかかわらず、何の不具合もなく満足されているところを見た時でした。

初めは、いくら試してみることができるとはいえ、そこまで患者さんの希望通りに作ってしまったことに不安を感じていましたが、一つの成功例を見ると、これは案外、他のケースでも試してみる価値があるのではないかと考えました。
 それから、長期治療に協力していただける患者さんと、とことんまで話し合って作ってみました。とにかく患者さんの希望を忠実に再現することにこだわって入れ歯作りをしたのです。そして患者さんに徹底した「聞き取り」を行うこの製作方法により、これまで快適に入れ歯を使っていたと言われていた人でさえ「こんなものができるとは知らなかった」「これは快適だ」と絶賛していただける入れ歯を作り上げることができるようになりました。

もちろん個人差はありますが、このことでわかったのは、「多くの日本人は欧米人より器用で、口の中の感覚は敏感で、繊細である」ということです。また、日本人には独特の美的感覚、違和感、食生活への強い思い入れがあり、必ずしも欧米型の入れ歯である必要はないということがわかりました。
 こうして作った入れ歯は薄すぎたり、軽すぎたり、いわゆるデリケートな作りをしているため、欧米人には不向きかもしれませんが、私が診ている患者さんのほとんどは日本人です。日本人に合った作り方に固執した方が、より高い満足度が得られるように感じます。

歯科業界でも、いまだに海外のものは日本のものより優れているという考え方が根強いため、われわれもつい欧米至上主義におちいってしまいがちです。私も知らず知らずのうちにその考え方が染みついていたことに気づかされました。
大学で学んだ入れ歯作りの方法が間違っているかもしれない、とは普通疑わないものです。私がこれまで作ってきた入れ歯の中には、他の歯科医師だったら、「そんなやり方ではうまくいくはずがない」と初めから拒否したり、「それは解決できない、無理です」というものもあるかもしれません。
 今、一般的に行われている入れ歯作りは、欧米型の入れ歯を日本の患者さんに当てはめ、できる範囲の中から選んでもらっているという感じではないでしょうか。本当の意味で患者さんに合った入れ歯は作っていないのではないか、と思います。

試してみる入れ歯作りを進化させると、いわゆる日本人の器用さを最大限に利用し、日本人の神経質さを最大限に考慮するような入れ歯作りも可能となります。基本パーツ以外、決まった型はありません。
昆布やスルメなどやたら硬いものは噛まないので、通常の食事で味覚を損なわず、残っている歯に極力負担をかけず、現状が長持ちする入れ歯がよいと考える人、違和感や異物感ができるだけ少ない、見た目のよい入れ歯が欲しいと考えている人は、「日本人に合った、試してみる入れ歯作り」が適していると思います。また今の入れ歯で満足している人も、本当はもっと自分に適した入れ歯があるかもしれません。

あるいは入れ歯を入れたことがない人でも、初めからこの「日本人に合った、試してみる入れ歯作り」のステップを踏んで作り込んでいけば、最もリスクやストレスがなく自分に合った入れ歯を最短の方法で作ることができると思います。

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日本人の傾向からカスタムアップしていく

「入れ歯治療の新発想」

第1章 「逆転の発想」から考える入れ歯治療

万人に合う入れ歯、その人に合う入れ歯ではない

入れ歯治療は試してみないとわからない

入れ歯の治療はまずかみ合わせを決めることから

噛み合わせは、最初ざっくり決める

第2章 新発想の「試せる入れ歯」

試せる入れ歯ってなんですか?

入れ歯のスタートラインは人によって違う

試すことになぜ時間をかけるのか

先を見据えた入れ歯治療

安心・安全な入れ歯作りの6項目

第3章 日本人に合った理想の入れ歯とは

欧米の発想では必ずしもうまくいくとは限らない

日本人の傾向からカスタムアップしていく

日本人に合った金属床入れ歯「ディアレスト」

金属製入れ歯(ディアレスト)の構造と特徴

こんな入れ歯があるならインプラントにしなかった

噛みやすく、薄く、軽い 新開発の金属製入れ歯「ディアレスト」

金属製入れ歯「ディアレスト」、成功のガイドライン

第4章 入れ歯作りの真髄 私の入れ歯作りに対する取り組み

後悔しないための安心・安全治療の6つのお約束

治療の流れ

初診の診断・相談・治療計画・見積

「試せる入れ歯」の型どり

「試せる入れ歯」の噛み合わせ・歯並び

「試せる入れ歯」完成・調整

相談と歯の治療

金属床入れ歯の型どり・噛み合わせ・歯並び

金属床入れ歯(ディアレスト)完成・調整

アフターケア・メンテナンスへ

第5章 患者さんの本音に答えます

Q.先生、ホントにホントに合うんでしょうか?

Q.「試せる入れ歯」とは、仮の入れ歯ということでしょうか?

Q.針金が見えるのも歯並びも気に入らないのですが?

Q.金属床の入れ歯だと、金属の銀色が見えてしまうのでは?

Q.金属床入れ歯「ディアレスト」って何ですか?

Q.どうして金属でないとダメなの?

Q.最初から金属床の入れ歯はできないの?

Q.自由診療は、保険診療と違って、なぜこんなに費用が高いの?

Q.自由診療だと一体いくらかかるの?

Q.先生は、インプラントはやらないの?

Q.悪い歯を抜かないで入れ歯はできますか?

Q.試せる入れ歯の期間中に

Q.若いのに、前歯を失ってしまいました

Q.先日、奥歯を1本抜いたのですが

Q.歯周病だと、入れ歯になりやすいですか?

Q.入れ歯だけでなく、歯の治療もやってもらえるのですか

Q.今使っている上の入れ歯は調子がいい

Q.総入れ歯なのですが

Q.もし入れ歯にどうしても慣れなかったら

技工士からのメッセージ

最近の入れ歯は美しい!

顔立ちも変わる、美しい入れ歯

ヘアスタイルのように、歯並びを自分でイメージ!

入れ歯を長くきれいに使うコツ

素敵な入れ歯でアンチエイジング