歯が2本残った入れ歯2
<2本が並んで奥歯に残っている症例>
この場合は、片側に2本並んで奥歯に歯がありますので、歯がある側はかみ合わせもよくしっかりすると思います。しかし反対側の歯のない部分から前歯にかけて、長い範囲が歯ぐきだけの入れ歯の部分になりますので、力強くかむのは少し難しいでしょうし、食べ物や飲み物も入れ歯の下に流れたり浮いたりする可能性もございます。
その場合、ドクターに上下のかみ合わせをきちんと調整してもらい、歯ぐきにもぴったり合った入れ歯を作製することが大切になってきます。
また残った2本の歯にあまり大きな負担をかけすぎた場合には、2本とも弱ったり抜かないといけなくなる危険性もありますから、必要以上に残った歯に負担をかけないで、歯ぐきでしっかりとかめる入れ歯に仕上げていく必要があるかと思います。時間と労力をかけて丁寧に入れ歯を調整しないと、このような片側だけ歯がある入れ歯は、バランスがくずれやすいので簡単には成功しない症例であると言えます。
<2本が並んで前歯に残っている症例>
前歯に2本残っている場合には、あまりこの2本を強くかませると弱りやすいので、患者さんのご希望でないかぎりは、奥歯でしっかりかめる入れ歯を作り、残った前歯には強くかませないように作ることが多いです。基本的には、入れ歯の部分で物を食べるように心がけていただきたいと思います。
また夜寝る時にも入れ歯を入れたまま寝られたほうがいいケースでもあります。前歯2本だけ残っていて、寝ている時に反対の歯と強く当たると歯が揺らされたりして弱りますので、入れ歯を入れて前に強く当たらないようにするのがお勧めです。
現在は入れ歯の人工の歯も残った歯に合うきれいな歯がございますので、見た目にはそれほど心配はないと思いますが、左右の奥歯が入れ歯ですので、かむたびに多少はこの残った2本を中心にして回転するというか何らかの負担がかかってきます。夜寝る前には、残った歯を丁寧に歯磨きして、悪くならないようにしていただきたいと思います。
具体的な入れ歯の説明
入れ歯の組み合わせ
入れ歯の組み合わせ
さまざまな入れ歯の悩み
知って得する入れ歯の悩み
歯科医院の選び方