入れ歯がカタカタしてかたついている人
入れ歯がカタカタ動くのは、大きく2つの原因があります。1つは、入れ歯が歯ぐきにぴったり合っていないこと。そしてもう1つは、上下のかみ合わせが悪いことです。
1つ目の歯ぐきに合っていない場合には、カタカタ音がする前に、まずどこかの歯ぐきが痛いのではないかと思います。歯ぐきに合っていないのですから、力を加えれば痛みが生じるはずです。ですから、この場合には入れ歯の内側の調整をする必要があります。おそらく多くのドクターは裏打ちをされることだと思います。その際には、まず強く当たっている部分を取り除いてから、全体的に裏打ちをしてほしいと思います。他よりも強く当たっている部分を基準に裏打ちすると、必ず入れ歯は全体的に高く分厚くなってしまいます。これは不快ですから、少し低くなってもいいくらいに、当たっている部分は削ってほしいのです。そして全体的に裏打ちしてほしいです。
また、歯が残っていて、入れ歯を歯にしっかりと引っかけている場合には、必要なところだけを裏打ちしてもらってください。つまり足りない部分だけを追加してもらうのです。もともとぴったり合っている部分に追加すると、確実に入れ歯は高くなり、かみ合わせまで狂ってきます。最悪、これも作り直しになります。
裏打ちをする時に、ほとんどの歯医者さんがやらないことかもしれないですが、上下のかみ合わせがしっかりかんでいるかどうかも確認したほうがいいです。かみ合わせが安定していたら、裏打ちはやりやすいですが、かみ合わせが不安定な場合には、かみ合わせも歯ぐきも両方とも合わせなくてはいけません。
上下のかみ合わせについては、これはごく普通にかみ合わせを丁寧に何度も調整する以外に方法がありません。高さの調整だけでなく、もぐもぐと実際に食べる時のような動きの調整もやってもらってください。
カタカタしても痛くない場合には、少しの調整で済むかと思いますので、痛くなり始める前にできるだけ早く歯医者に行って調整をしてもらってください。
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