入れ歯の金属部分はさびないのか
金属製の入れ歯であったり、保険で作る入れ歯の引っかけの金属部分などの金属のところが、さびてこないのかというご質問をされる患者さんがいます。
答えとしましては、普通の使い方をしているうえでは、さびるようなことはありません。
そのような金属は厚生労働省の認可もおりないでしょうし、とても日常の歯科治療で使えるものではないです。
入れ歯に限らず、銀歯や詰め物であっても口の中で使っていてさびてくるようなことはまずないと言えます。
何十年も作り替えていないブリッジや銀歯をされている患者さんも多いかと思いますが、それがさびてきたという話は聞いたことがないので、まず気にされないでいいかと思います。
さびはしないですが、入れ歯の金属部分の処理が悪くて、歯ぐきや頬に傷をつけてしまったり、きれいに研磨されていないために、何だか金属の味がするという患者さんがたまにいます。金属の味がするというのは難しい表現なのですが、そのような場合には入れ歯全体をくまなく検査します。
どのような材料であっても、ほんのごくわずかに溶けだしていると考えていいので、金属の表面がザラザラしているような状態では、余計に溶けだしている可能性もございます。
すぐに研磨し直して、滑沢な表面にする必要があります。プラスチックでも同じ理屈でザラザラした表面では、材料がすり減りやすいですし、劣化しやすくなりますから、入れ歯の表面はどこも滑沢な表面であるべきなのです。
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